カラオケ・パチンコマップ

 今日は、東京商工会議所台東支部の「したまち台東もてなし向上委員会」に出席しました。この委員会の活動は3年目ですが、1年目は「おもてなしハンドブック」を作成・発行し、2年目は「したまち台東をもっと学び・知るセミナー」や「街なかウオッチングセミナー」を実施しました。

いずれも、会議所加入企業の従業員を対象にした事業でしたので、一般の方の目に触れることはないわけですが、地道な良い活動をしてきたと思っています。この委員会で作成した、「おもてなしハンドブック」を「ちんや」では、毎週の朝礼で朗読しています。

  この委員会で楽しいのは、普段あまり接触のない、上野や谷中の方、鳥越の方とご一緒でき、議論のあい間に、それぞれの街のウンチクばなしを聞けることです。皆さん、自分の街を愛していらして、街の歴史を勉強しておいでだなーと感心します。

  委員の中には、谷中在住の外国出身作家として、有名な桐谷エリザベスさんもおいでなのですが、いま外国人観光客が喜ぶのは、むしろ、カラオケ・パチンコ・赤ちょうちん・銭湯だとか。そういうのが載っている地図が欲しいのに、無いから困る、とおっしゃいます。

  これを聞いた、日本出身の委員一同、「うーーん、そういうマップは無いですねえ。」

そりゃ、そうですよ。日本人向けにも、そういう地図はないですからねえ!

 外人の皆さん、すき焼きにもご高配を賜りたく、お願い申し上げます。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

*東京商工会議所台東支部については、こちらのサイトをご覧下さい。

 

 

Filed under: 困った質問,浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 5:39 PM  Comments (0)

隅田川きもの園遊会

今日「隅田川きもの園遊会」実行委員の、S氏が見えました。この「園遊会」は4月3日に隅田公園で開催される予定なのですが、その一環で抽選会が計画されていて、その景品として、「浅草うまいもの会」の共通ご利用券をお買い上げいただきました。

私は、去年から「浅草うまいもの会」の広報宣伝委員長をしているのですが、共通ご利用券の発券手続きは、その仕事のうちなのです。

 この「園遊会」は、東京の和装関係団体が主催するイベントで、今年で16回目を迎えます。着物をお召しになって参加した方は、野点のお茶がいただけたり、抽選会に参加できたりと楽しい内容です。昨年は2千人を超える参加者で賑わったそうです。

 「浅草うまいもの会」は、例年この「隅田川きもの園遊会」を後援していて、「共通ご利用券」をご購入いただくだけでなく、それにプラスして、無償贈呈分の券も加えて、お渡ししています。つまり無償贈呈分は「協賛」ということです。浅草の地で、伝統工芸にたずさわる方々を後援できて、私もちょこっと、良い気分になりました。

 桜の開花予報によれば、4/3は満開の直後の見頃の時期のようですし、「東京スカイツリー」もだいぶ高くなってきましたので、大勢の人出が期待できるでしょう。抽選で「ご利用券」を引き当てた方が、「ちんや」へ来て下されば嬉しいですね。

 ただ、一つだけ問題がありました。お天気です。屋外で、着物を着てのイベントですから、雨が降ったら台無しになります。

 不肖・住吉史彦は、疫病神の末裔なので、降るかもしれません。「住吉がかかわったから雨になったじゃないか!」と言われるとマズいよなあ。副委員長の「駒形どぜう」君に代わってもらえば良かったかなあ。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目、住吉史彦でした。

 *「隅田川きもの園遊会」については、こちらです。 

*「浅草うまいもの会」については、こちらです。 

Filed under: 今日のお客様,浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 5:48 PM  Comments (0)

クロマグロの寿司は食文化?

クロマグロの国際取引全面禁止案が大差で否決されたそうです。私は、マグロをジュゴンやパンダと同列に扱う考えは、「そもそも無理があるよなー」と思っていたので、否決そのものに違和感はありません。

 でも逆に「ちょっと違和感あるぞ」と思うのは、「マグロを食べることは日本の食文化だから、外からつべこべ言わせてはいかん!」という主張です。日本人は世界のマグロの8割を食べているそうですが、そのスゴく回数の多い、食の現場が全部「食文化」と言えるような風情なのか、と聞きたい気がします。何をもって「文化」と言うのか、ということは様々な御議論がありましょうが、私個人の感覚では、心を込めて提供されて⇒食されていないものを「文化」と言うのは違和感があります。

 浅草にも24時間やっている、チェーン展開の、寿司屋さんがあって、真夜中の2時でも3時でも寿司が食えます。そこで始発電車までの時間調整をしているような、酔っぱらいが寿司を食っているのを見かけますが、それは果たして「文化」でしょうか?意識朦朧とした酔っぱらい相手に、心なんぞ込めて寿司をにぎれましょうか?

 もちろん、それができる職人さんもいるでしょう。しかし仮ににぎる側が心を込めたとしても、食す側が心を込めて食わねば、やはり文化とは言いがたい、そう言いたい気持ちです。そうまでして、日本人は便利に寿司を食う必要があるのでしょうか?そして、それを「文化」と言い張って平気なのでしょうか?疑問です。

 ここまで読んで、おいおい住吉、今日はなんでまた、「食文化」の論陣なんて張ってるんだ?ウンザリしたぞ!という方もおいででしょうが、説明させて下さい。それはというのも、このブログ自体の副題に「スキヤキ文化を広めんと奮闘しています!」と入れてしまったからなのです。

 いろんな方から「すき焼きは、日本の食文化だよねえ」などと言っていただきますが、寿司同様に、心の入っていない仕事を「ちんや」がしてしまったら、すき焼きも「食文化」を自称してはいられない、と思います。

 自戒の気持ちを入れて、あえて、「スキヤキ文化」と入れました。そうでない仕事を見つけた節は、どうぞご叱責下さい。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目、住吉史彦でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 11:47 AM  Comments (0)

名刺の打合せ

今日は、打合せで株式会社ミッションのM社長が見えました。実は今、私・住吉史彦個人の名刺を新しくする計画を進めているのですが、その打合せです。

 たかが、個人の名刺の件で、計画だの打合せだの言って「?」と思われた方もおいでと思いますが、今私が考えているのは、メッセージ性を前面に出した、名刺を作ろう、ということです。つまり、どういうことをやりたい人間なのか、名刺の上に表現していこう、ということです。

 メッセージ性・ストーリー性のない商品は売れない時代だと言われています。名刺にも住所・電話・氏名だけでなく、「使命」も書こうと思っています。

 ただ、表現方法はひと捻りします。私は大真面目なことを、正面きって宣言するのが、恥ずかしくて仕方ない性格なので、ストレートに書くのでなく、パロデイー仕立てにして、笑えるものにしよう、と考えています。

 今日で2回目のうちあわせなのですが、Mさんもノッてくれていて、かなりおかしいものができそうです。今からニタニタしています。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

Filed under: 今日のお客様 — F.Sumiyoshi 3:54 PM  Comments (0)

ツリー見物

今日昼、向嶋(墨田区)で料亭の女将をしている、A子女史が見えました。福岡から知人が上京したので、建設中の東京スカイツリーを見せて、その後浅草で食事、という順路だったとか。

 「ツリー」の高さが、3/29には、東京タワーを越えるとかで、最近、「ツリー」見物で浅草へ見える人が増えているようです。

浅草近辺には、いたる所に「ツリー」のビューポイント・絶景スポットがあるのです。

 今は建設途中なので、皆さんは浅草近辺から上を眺めていますが、開業したら当然皆さん「ツリー」の上へ登られるのだと思います。

 と、いうことは、このまま開業しない方が、浅草の街にとっては良いってことか・・・

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

*東京スカイツリーの現在の高さは、こちらのサイトで確認できます。

お彼岸と食育

今日は、お彼岸の3連休の中日で、店の営業がとても忙しい日でした。実は、お彼岸は浅草の飲食店にとっては、一大イベント・一大商機なのです。

 そのわけは、浅草の北部や西部に、お寺が多く、そこに墓参りに来られるご家族連れが多いからです。墓参りは家族の重要な行事ですから、小さいお子さん・お孫さんも引率していかないといけません。そして、小さいお子さんがお墓にお参りしたら、ご褒美として、やはり、何か美味しい物を食べさせないといけません。それで、浅草の街が賑わう、という寸法です。有難い話しです。

 もう一つ、お彼岸が有難いのは、墓参りの後の食事=親子孫3世代での食事が、そのまま「食育」の場にもなっている、ということです。「いいかい?、良い肉というのは、こういう味がするんだよ」あるいは「シラタキはどうやって作るか、知ってるかい?」という具合に、おじいちゃん・おばあちゃんが、日本の伝統料理の良さを、「食育」している場面が見られるのは、お彼岸です。

 ご家族揃っての会食に勝る「食育」の機会はありません。最近では、有名シェフが子供たちに料理を教えたりしているそうで、それはそれで結構ではありますが、まず、家庭の中で、食べ物のことをもっと語っていただきたいと思います。「同じ味を、家族が皆『美味しい!』と感じられたら素晴らしい」そう思っていただけたら、最高です。

 そうした機会に読んでいただこうと、「ちんや」では、すき焼きについて、お子様向けに平易に解説した、小冊子「すき焼き百科」を独自に作って、店頭で差し上げています。(小学校高学年の生徒さん向けに書かれています。)

  ご仏縁に、(こういう時だけ・・・)感謝しています。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

ご栄転

 昨日(3/19)の夜のことですが、東京商工会議所台東支部事務局の、K方局長とK田主任が見えました。K田君が会議所本部へご栄転で、今月いっぱいで、台東支部事務局からいなくなる、ということなのです。

 台東支部青年部の総会は毎年私の店「ちんや」で開催されているので、青年部担当の事務局員・K田君には毎回とてもお世話になりました。K田君は、青年部の会合のたびに、飲ん兵衛の部員たちに夜遅くまでつきあってくれました。ご自宅が遠く(横浜の先)また、在任中に結婚されたにもかかわらず、良くつきあってくれました。

 思い出されるのは、K田君が着任してきた、その年の秋に開催した、「台東区横断・縦断ウルトラクイズ」のことです。この企画は、浅草神社境内や寛永寺境内に多数の参加者を集めて、台東区に関するクイズを出す、という一大イベントで、青年部が主催しました。  

 もちろん、K田君にも着任早々から、この大クイズ大会のために奔走してもらったのですが、なんと、実施当日、台風が急接近してきたのです・・・

 結局、台風が東京を直撃することはなく、しかしやはり荒天の下で、クイズ大会は行われ、青年部員一同ズブ濡れになって、スタッフを務めました。

 K田君には、ご栄転後も、台東支部で過ごした3年間を覚えておいてもらいたいものです。

 あ、そうそう、K田君にもう一つ注文が。東京商工会議所の職員なのに、神奈川県に住んでいるのは、どうなんだろう?東京の、できれば台東区に移ってはいかが?

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

*東京商工会議所台東支部については、こちらのサイトをご覧下さい。

Filed under: 今日のお客様 — F.Sumiyoshi 6:28 PM  Comments (0)

意地悪な案だなあ

 今日午後、通り会(正式には「浅草雷門通り商店街振興組合」)の理事会があったので、出席しました。

 地下鉄の駅の構内に、通りの電飾広告を出して集客しよう、という案が計画されていて、その件が今日の理事会にかかりました。通りの地図と個店の情報(電話番号、定休日、営業時間など)を大きく掲示しよう、という計画です。

 天麩羅屋「A」のW社長が万事手配してくださっていて、すぐにも実行できそうな準備状況なのですが、ひとつ問題がありまして、それは、通り会に入って下さらない店の扱いです。

  未加入店は、会費を払ってくださらないわけなので、会費を払っている店と同等というわけにいきません。理事長とWさんの案では、地図上に店名が載るものの、個店の詳しい情報は載せないようにする、という案でした。

そこで私が、会費未納店は店名を載せず、業態だけを載せる案、つまり「牛丼店」とか、「美容院」とか、「ブランドもの安売り店」などと表記する案を出しましたが、「住吉君らしい、意地悪な案だなあ」「喧嘩売ってると思われちゃうよ」ということで否決されました。

皆さん、大人だなあ。それにつけても、街づくりは難しい・・・

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

*浅草の通り一覧は、こちらのサイトで確認できます。

Filed under: ぼやき部屋,浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 5:06 PM  Comments (0)

福岡総会

 「国際観光日本レストラン協会」の総会が福岡市でありましたので、泊りがけで出席してきました。お彼岸で浅草の店が忙しく、それに遠方なのに、わざわざ出かけていった理由は、この総会で私・住吉史彦を、協会の理事に指名する人事案がでることになっていたからです。

 この協会は、全国の素晴らしい料亭さんやフレンチのレストランなど一流店ばかりの集まりでして、「ちんや」ふぜいは、入会させていただいているだけで、有難いくらいの会ですから、理事になることなどはまったく考えていませんでした。当然、私以外の理事さん方は、素晴らしい方・お偉い方ばかりで、年齢的にも私のような若輩者が理事になどとは考えてもいませんでした。

 「理事に」という話しがあった時、即座に「いやいや、恐れおおいですから」と言えばよかったのですが、そういう話しが自分に来ることを全く想定していなかったので、どう反応したら良いか、思案している内「いいよね?」と決まってしまいました。

 ところで、何で私ふぜいが、協会の「理事に」となったか、ということですが、それはまず、去年の2月に開催された、協会の総会懇親会を「ちんや」で引き受け、お偉方の皆様をなんとかと接待し、また料理もまずくはなかったからだろうと思います。ですから、私の人物への評価というより、「ちんや」従業員一同の、仕事への評価が、まず第一でしょう。感謝しないといけません。

 その他に評価されたポイントがあるとすれば、例の「すきや連」活動でしょうか。すき焼き屋で、ああいう活動をはじめた人間は、かつていませんでしたし、おかげ様で、毎回大盛況のうちに活動を継続できていますので、協会の大先輩の中にも「あれは、たいしたもんだよ」と言って下さる方がいて、もちろん、出世したくて活動しているわけでは、まったくなく、ものずきでやっているのですが、有難いことだと思っています。

 総会後の懇親会では、「新理事を皆さんにご披露する」ということで、壇上に上げられました。私は「ここで一つ、笑っていただこうか」と考え、自己紹介を、こう切り出しました。

 「お江戸浅草花川戸から、やって参りました、わたくしは、市川海老蔵でございます!」

  ごく少人数の方だけに笑っていただきました・・・いいんです、それでも。協会の津田会長(=「なだ万」会長)はウケて下さいましたので。

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 *「国際観光日本レストラン協会」については、こちらのサイトをご覧下さい。

*「すきや連」については、こちらのサイトをご覧下さい。

Filed under: 飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 8:24 PM  Comments (0)

博多の夜

 「国際観光日本レストラン協会」の総会を明日(3/18)に控え、福岡市にやって来ました。

協会の九州支部長で、今回の福岡総会の世話役である田中さんが、ご自分の御店「芙蓉別館」で前夜祭を開催されるので、参加しない手はありません。

  午前中に浅草の店で、保健所の方と打合せをした後、おお急ぎで羽田へ向かい、14時前のフライトで飛びました。幸い、福岡は空港が都心に近いので、この時間でも17時少し前には宴会場に入ることができました。

  九州は海の産物と酒が豊富なことで有名ですから、当然宴会には、こうした品々が並びます。全国の有名料理店の、ご主人さん方が集結するわけですから、板長も気合が入ってます。

 また、今回は抽選で、地元福岡県の方と同卓でしたので、いちいち料理を解説していただきながら食しました。有り難いです。

 この席だけでも御酒をさんざんいただきましたが、一次会で終わるハズもなく、さらに博多の夜を転戦しました・・・

 しかし、遊びにきたわけではありません。明日朝は、柳橋市場を見学するので、早起きします。東京ではお目にかかれない、面白い魚介類にお目にかかれるそうなのですが、はたして、起きることができるのか?

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 *「芙蓉別館」さんのホームページは、こちらです。

Filed under: 飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 1:47 PM  Comments (0)