福岡総会
「国際観光日本レストラン協会」の総会が福岡市でありましたので、泊りがけで出席してきました。お彼岸で浅草の店が忙しく、それに遠方なのに、わざわざ出かけていった理由は、この総会で私・住吉史彦を、協会の理事に指名する人事案がでることになっていたからです。
この協会は、全国の素晴らしい料亭さんやフレンチのレストランなど一流店ばかりの集まりでして、「ちんや」ふぜいは、入会させていただいているだけで、有難いくらいの会ですから、理事になることなどはまったく考えていませんでした。当然、私以外の理事さん方は、素晴らしい方・お偉い方ばかりで、年齢的にも私のような若輩者が理事になどとは考えてもいませんでした。
「理事に」という話しがあった時、即座に「いやいや、恐れおおいですから」と言えばよかったのですが、そういう話しが自分に来ることを全く想定していなかったので、どう反応したら良いか、思案している内「いいよね?」と決まってしまいました。
ところで、何で私ふぜいが、協会の「理事に」となったか、ということですが、それはまず、去年の2月に開催された、協会の総会懇親会を「ちんや」で引き受け、お偉方の皆様をなんとかと接待し、また料理もまずくはなかったからだろうと思います。ですから、私の人物への評価というより、「ちんや」従業員一同の、仕事への評価が、まず第一でしょう。感謝しないといけません。
その他に評価されたポイントがあるとすれば、例の「すきや連」活動でしょうか。すき焼き屋で、ああいう活動をはじめた人間は、かつていませんでしたし、おかげ様で、毎回大盛況のうちに活動を継続できていますので、協会の大先輩の中にも「あれは、たいしたもんだよ」と言って下さる方がいて、もちろん、出世したくて活動しているわけでは、まったくなく、ものずきでやっているのですが、有難いことだと思っています。
総会後の懇親会では、「新理事を皆さんにご披露する」ということで、壇上に上げられました。私は「ここで一つ、笑っていただこうか」と考え、自己紹介を、こう切り出しました。
「お江戸浅草花川戸から、やって参りました、わたくしは、市川海老蔵でございます!」
ごく少人数の方だけに笑っていただきました・・・いいんです、それでも。協会の津田会長(=「なだ万」会長)はウケて下さいましたので。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
*「国際観光日本レストラン協会」については、こちらのサイトをご覧下さい。
*「すきや連」については、こちらのサイトをご覧下さい。
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