隅田川きもの園遊会

今日「隅田川きもの園遊会」実行委員の、S氏が見えました。この「園遊会」は4月3日に隅田公園で開催される予定なのですが、その一環で抽選会が計画されていて、その景品として、「浅草うまいもの会」の共通ご利用券をお買い上げいただきました。

私は、去年から「浅草うまいもの会」の広報宣伝委員長をしているのですが、共通ご利用券の発券手続きは、その仕事のうちなのです。

 この「園遊会」は、東京の和装関係団体が主催するイベントで、今年で16回目を迎えます。着物をお召しになって参加した方は、野点のお茶がいただけたり、抽選会に参加できたりと楽しい内容です。昨年は2千人を超える参加者で賑わったそうです。

 「浅草うまいもの会」は、例年この「隅田川きもの園遊会」を後援していて、「共通ご利用券」をご購入いただくだけでなく、それにプラスして、無償贈呈分の券も加えて、お渡ししています。つまり無償贈呈分は「協賛」ということです。浅草の地で、伝統工芸にたずさわる方々を後援できて、私もちょこっと、良い気分になりました。

 桜の開花予報によれば、4/3は満開の直後の見頃の時期のようですし、「東京スカイツリー」もだいぶ高くなってきましたので、大勢の人出が期待できるでしょう。抽選で「ご利用券」を引き当てた方が、「ちんや」へ来て下されば嬉しいですね。

 ただ、一つだけ問題がありました。お天気です。屋外で、着物を着てのイベントですから、雨が降ったら台無しになります。

 不肖・住吉史彦は、疫病神の末裔なので、降るかもしれません。「住吉がかかわったから雨になったじゃないか!」と言われるとマズいよなあ。副委員長の「駒形どぜう」君に代わってもらえば良かったかなあ。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目、住吉史彦でした。

 *「隅田川きもの園遊会」については、こちらです。 

*「浅草うまいもの会」については、こちらです。 

Filed under: 今日のお客様,浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 5:48 PM  Comments (0)

ツリー見物

今日昼、向嶋(墨田区)で料亭の女将をしている、A子女史が見えました。福岡から知人が上京したので、建設中の東京スカイツリーを見せて、その後浅草で食事、という順路だったとか。

 「ツリー」の高さが、3/29には、東京タワーを越えるとかで、最近、「ツリー」見物で浅草へ見える人が増えているようです。

浅草近辺には、いたる所に「ツリー」のビューポイント・絶景スポットがあるのです。

 今は建設途中なので、皆さんは浅草近辺から上を眺めていますが、開業したら当然皆さん「ツリー」の上へ登られるのだと思います。

 と、いうことは、このまま開業しない方が、浅草の街にとっては良いってことか・・・

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

*東京スカイツリーの現在の高さは、こちらのサイトで確認できます。

お彼岸と食育

今日は、お彼岸の3連休の中日で、店の営業がとても忙しい日でした。実は、お彼岸は浅草の飲食店にとっては、一大イベント・一大商機なのです。

 そのわけは、浅草の北部や西部に、お寺が多く、そこに墓参りに来られるご家族連れが多いからです。墓参りは家族の重要な行事ですから、小さいお子さん・お孫さんも引率していかないといけません。そして、小さいお子さんがお墓にお参りしたら、ご褒美として、やはり、何か美味しい物を食べさせないといけません。それで、浅草の街が賑わう、という寸法です。有難い話しです。

 もう一つ、お彼岸が有難いのは、墓参りの後の食事=親子孫3世代での食事が、そのまま「食育」の場にもなっている、ということです。「いいかい?、良い肉というのは、こういう味がするんだよ」あるいは「シラタキはどうやって作るか、知ってるかい?」という具合に、おじいちゃん・おばあちゃんが、日本の伝統料理の良さを、「食育」している場面が見られるのは、お彼岸です。

 ご家族揃っての会食に勝る「食育」の機会はありません。最近では、有名シェフが子供たちに料理を教えたりしているそうで、それはそれで結構ではありますが、まず、家庭の中で、食べ物のことをもっと語っていただきたいと思います。「同じ味を、家族が皆『美味しい!』と感じられたら素晴らしい」そう思っていただけたら、最高です。

 そうした機会に読んでいただこうと、「ちんや」では、すき焼きについて、お子様向けに平易に解説した、小冊子「すき焼き百科」を独自に作って、店頭で差し上げています。(小学校高学年の生徒さん向けに書かれています。)

  ご仏縁に、(こういう時だけ・・・)感謝しています。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

意地悪な案だなあ

 今日午後、通り会(正式には「浅草雷門通り商店街振興組合」)の理事会があったので、出席しました。

 地下鉄の駅の構内に、通りの電飾広告を出して集客しよう、という案が計画されていて、その件が今日の理事会にかかりました。通りの地図と個店の情報(電話番号、定休日、営業時間など)を大きく掲示しよう、という計画です。

 天麩羅屋「A」のW社長が万事手配してくださっていて、すぐにも実行できそうな準備状況なのですが、ひとつ問題がありまして、それは、通り会に入って下さらない店の扱いです。

  未加入店は、会費を払ってくださらないわけなので、会費を払っている店と同等というわけにいきません。理事長とWさんの案では、地図上に店名が載るものの、個店の詳しい情報は載せないようにする、という案でした。

そこで私が、会費未納店は店名を載せず、業態だけを載せる案、つまり「牛丼店」とか、「美容院」とか、「ブランドもの安売り店」などと表記する案を出しましたが、「住吉君らしい、意地悪な案だなあ」「喧嘩売ってると思われちゃうよ」ということで否決されました。

皆さん、大人だなあ。それにつけても、街づくりは難しい・・・

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

*浅草の通り一覧は、こちらのサイトで確認できます。

Filed under: ぼやき部屋,浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 5:06 PM  Comments (0)

司会は真面目にやるように!

衛生管理の話しは、一般の皆さんの話題になることは皆無で、ご興味もあまりなかろう、とは思いますが、今日は衛生管理の話しです。飲食業界人には重要ですので、書いておくことにしました。

衛生自主管理認証の限定バージョンができました。本来、東京都の衛生自主管理の認証を取得するためには、非常にたくさんの項目を毎日チェックし、なおかつその記録をとらないといけません。つまり、記録用紙が膨大になります。それで、かなりな実務上の負担があるため、当局の考えたほど、普及していません。

 そこで、衛生自主管理認証の限定バージョンというか、切り売りバージョンが、台東区で始まりました。「台東区食品衛生自主管理推進店」登録制度という名前です。いくつもある項目の内、店の側が自分で項目を選んで、チェックと記録を実行し、その記録を保健所に提出したら、その項目について(「だけ」ですが・・)、衛生自主管理を保健所当局から認めてもらえるわけです。

この限定バージョンでも、実行している店が公表されます。店先に貼るステッカーをくれるだけでなく、保健所のホームページに載ります。

このように、導入が比較的やさしく、衛生管理に熱心な店であることをアピールすることができるので、「わりと良い制度だよね」と思い、「ちんや」で導入を進めていましたところ、それが浅草料理飲食業組合の、II田組合長の御耳に入り、「それはいいね。組合として、この制度の普及に協力しようじゃないか!」となりました。

 そこで、この制度についての勉強会を、まずは組合役員を対象にして開催することになりました。話しの流れで、私がこの件の担当委員長に任命されたのですが、組合長が保健所長に話しを通してくださったので、トントン拍子で話しが進みました。企画したのが、2月に入ってからなのに、もう、今日(3/12)その勉強会の開催にこぎつけました。30人近い組合幹部が集まり盛況でした。

今後は、まず幹部の御店で導入し、だんだん組合全体へ広がれば、「浅草は衛生的にも頑張っている街」という評判になりましょう。

個人的にも、世の中に貢献できて、気分が良かったわけですが、一つだけザンネンなことがありました。組合長から「今日の勉強会の司会は、真面目にやるように!」と命ぜられ、いつものハイブローな?ジョークを飛ばせなかったことです・・・

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目、住吉史彦でした。

*「台東区食品衛生自主管理推進店」登録制度については、こちらです。

Filed under: 浅草インサイダー情報,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 1:27 PM  Comments (0)

雪の火曜日

本日は、火曜日なので、店を休ませていただいておりましたところ、まさかの大雪。

本日営業なさった飲食店の、経営者の皆様、ご愁傷さまでした。ひひひひ。

「え?住吉は、本当に性格悪いなあ!」

どうして、そういう浅草のインサイダー情報が漏れているんだ?

Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 8:21 PM  Comments (0)

浅草とエンコ

先週のことですが、スタジオdpの、U社長が芦屋から上京して見えました。U社長は、このブログや、「すきや連」のサイトを担当してくれている方です。また、「すきや連」の事務的なこともお手伝いいただけるので、私としては頼りにしています。

 打合せに使った部屋には、楊洲周延の「浅草公園遊覧之図」という開化絵がかけられていました。今は埋め立てられて無くなってしまった浅草の、「ひょうたん池」のほとりに茶店が立ち並び、着物に洋傘をさした美女が遊んでいる画です。背景には、当時「十二階」の通称で知られ、東京一の展望台だった、「凌雲閣」がそびえています。「凌雲閣」は、今ならさしずめ、東京スカイツリーのような存在で、随一の観光名所だったそうです。

 Uさんは、その画に興味を持たれたようで、「浅草公園ってどこですか?」というご質問。はい、では答えですが、明治6年に浅草寺の境内の相当部分と周辺が、「公園」に指定されたのです。現在の本堂・五重塔・伝法院だけではなくて、仲見世も、「花やしき」近辺も、「浅草演芸ホール」近辺も含む広大な敷地でした。

  Uさんは関西の方なので、ご存じないかもしれませんが、その昔、浅草のことを隠語で「エンコ」と言ったでしょう?「公園」をひっくり返して「エンコ」。「浅草へ遊びに行こう」と言うところを「エンコ行こうよ」と言ったわけです。

 周延の画に描かれた当時の様子なら、風情があって、たしかに「公園」という感じがするのですが、その後「凌雲閣」は関東大震災で倒れ、また「ひょうたん池」は埋め立てられてしまい、現在は、「浅草公園町会」という町会の名前に、その名残を留めています。自然と「エンコ行こうよ」とは言わなくなりました。

 と、いう話しをUさんにしたら、「その話し、絶対ブログに書くべきですよ!個人的に会話してるだけじゃ、もったいないですよ!」とおっしゃるので、書いてみました。

  なお、「ちんや」の所蔵している開化絵は、こちらでご覧いただけるのですが、今日書いた、「浅草公園遊覧之図」は新しく、手に入れたので、まだUPしておりません。悪しからず。是非、見に来て下さい。

  「え?意地悪してるんだろう?わざとUPしないんだな。住吉の性格悪いのは知っているぞ!」

⇒濡れ衣です!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目、住吉史彦でした。

 *「スタジオdp」さんのホームページは、こちらです。 

*Uさんが作った、「すきや連」のホームページは、こちらです。

不景気な、お顔合わせ

 業界の宴会の幹事に指名され、その打ち合わせで、会場に予定されている、地元ホテルを訪ねました。浅草の中では大きいホテルです。で、行ってみてビックリ。打ち合わせコーナーが満員の盛況なのです。しかも私以外全員アツアツのカップル。スゴーく、商談しにくいです。

  驚いてマネージャー氏に「いやあ、この不景気の最中に素晴らしいですねえ」と言うと、「いやあ、披露宴だけは順調なんですけどね、法人宴会はダメですよ。それにね、大きい声じゃ言えませんが、この不景気ですから、「御三家」が御予算にあわなくて、ウチで、という方が多いんじゃないかと思ってます。もちろん、確認できませんけど・・・」

  「御三家」とは尾張・紀州・水戸では、もちろんなくて、帝国ホテル・オークラ・オータニの老舗ホテル3軒のこと。この都心の3軒は、この不景気の最中でも値段が高いらしく、景気が良ければ、そういう所で挙式するようなカップルが、今は他へ流れているらしいのです。

 なるへそ! そういう次第か。 でも、そういう見方はザンネンですよね!

  言われてみれば、「ちんや」でもこのところ、「ご両家お顔合わせ」が多いのです。この不景気ですから、超一流料亭さんが御予算にあわなくて、「ちんや」で、という方が多いんじゃないか、そう思うことも可能です。

 「ちんや」では、昼食なら、料理代金@4.300円+ご奉仕料@400円だけで個室をご利用いただけます。(部屋代は無しです。)部屋ごとに、本物の「開化絵」がかけられていて、格式もキープしています。また時間も、1回2時間半おとりします。自分で言うのもなんですが、オトクに個室をご利用いただけますから、ご予算の関係で「ちんやで顔合わせ」ということになったカップルもありましょう、実際。

  でも、ご予算の件は、どうせ確認できないんですから、「好きこのんで、星の数ある料理屋の中から、「ちんや」をお選びいただいた」あるいは「すき焼きをお選びいただいた」、そう思うことにします! それに、すき焼きは、人と人を結びつける食べ物です。一人ずつポツンポツンと配膳される料理より、よっぽど楽しいですよね。

  「ちんや」では、最初の内は、店のスタッフがすき焼きを作りますが、途中から様子を見ていて、ご自分たちで鍋をやっていけるようなら、そうしていただくことにしています。それも一つの思い出になるのでは、と思うからです。是非、ご両家ですき焼きに挑戦していただき、結婚なさった後に、「顔合わせは、すき焼きにして良かったね。あれで両家が一気に仲良くなったよね。」という話しになるよう、期待しています。

 「え? すき焼きの作り方をめぐって、両家にそれぞれコダワリがあって、対立してしまったら、どうしてくれるんだ?」

  うーん、そういう問題があるのなら、どうせ後で発覚しますから、確実に。結婚してしまわない内にわかった方が良いんじゃないのかなあ。

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

*各個室にかけている、「開化絵」の画像はこちらで、ご覧いただけます。