久しぶりのランク・イン

晶文社さんが毎週、本の週間売上ランキングをツイッターで公表しているのですが、

その6/612集計分で、拙著『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』は8位になりました。

1パラレルキャリア/2民主主義を直感するために/3人類のやっかいな遺産/4さらば、政治よ/5普・数の悪魔/6自死/7普・考える練習をしよう/

で、 8浅草はなぜ日本一の繁華街なのか/です。

拙著は、4位→5位→6位→7位と来て、4/1824集計分で4位に上がりましたが、その後はずっと圏外でした。それが久しぶりにランク・インしたのですから、嬉しいことです

原因としては、雑誌『サライ』7月号(通巻614号)の「著者に会いたい」のコーナーに載せていただいたこと。

それから、久米繊維工業会長の久米信行さんが、この時期に褒めて下さったことでしょう。

【明大生必読「浅草はなぜ日本一の繁華街なのか」】

尊敬する経営者、浅草ちんや六代目 住吉 史彦さんの本を読んで思わず引込まれました。浅草の老舗店主が浅草の老舗店主9人に聴く素晴らしい対談本なのです。しかも舞台は浅草のバー9軒という贅沢さ。バーにも店主のお店にも行きたくなること必至です。リスクに怯えて「すぐやる」ことができない若者が多い中、震災や空襲を乗り越えた下町名店の根性と心意気は、きっと参考になるはずです。そして今を乗り切り未来を夢見る勇気が湧いてくるはずです。ぜひ、お手に取ってご一読ください。そして浅草の名店にも足を運んでみてください。本を読みましたとご主人を訪ねて!(引用終わり)

久米さんは、国産綿だけで造るTシャツメーカー久米繊維工業の会長さんで、明治大学商学部の「起業論」の講師でもあられます。

「ピンで生きなさい」「すぐやる技術」といった著書もあって、東商墨田支部副会長・墨田区観光協会理事といった役職もなさっています。

ネット活用の達人なので、きっと久米さんのおかげで多くの人に知られたのだろうと思います。

めちゃめちゃ嬉しかったです。

ありがとうございました。

追伸、

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.313連続更新を達成しました。

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順延

都知事選の影響で、今年の隅田川花火大会が中止になる!!!

という噂が流れましたが、デマでした。

730日が荒天の場合に、例年なら翌日に順延しているところ、今年はその日が知事選なので「順延をせずに中止」とするのだそうです。

台東区・墨田区などで作る実行委員会が、そう決めて発表しました。

発表によりますと、

31日が舛添要一前都知事の辞職に伴う知事選の投開票日に当たり、花火大会と重なると、95万人近くを見込む観客の安全確保が困難となるほか、地域住民の投票行動に影響が出かねないと判断した。」

隅田川花火大会は、花火業界のコンクールも兼ねていて、花火師達は1年かけて準備した新作をここで披露するのですが、それがお蔵入りになったら気の毒ですね。

まったく、迷惑な知事さんでした。

追伸、

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.312連続更新を達成しました。

 

 

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私の浅草②

編集者をしている知人が、

『私の浅草』の新版を出しました!

と言ってきましたので、読んでいます。

『私の浅草』についての説明は、弊ブログの6/24号をお読みいただくとして、今日は『私の浅草』に出てくる戦前の浅草の洋食屋の様子について、です。

「春のお彼岸」によれば、

沢村家の墓参りの後の「精進おとし」は決まって洋食で、子供の「おていちゃん」は、それがとっても楽しみだったと言います。

お寺は中野でしたが、「宮戸座」の座つき作家だった父が、「浅草以外のたべもの屋には入らない」ため、浅草へ戻って来てから、「比良恵軒」という店に行くのが恒例だったとか。今は無い店です。

沢村家では「てんやもの」の洋食を取ることがたまにあって、父や兄はそれを食べていたのに、女はその数に入れてもらっていなかったので、洋食を食べるのは、こういう場合だけ。

おていちゃんは、トンカツを食べては、

「世界中どこに行っても、こんなにおいしい洋食はないに決まっている」

「早くまた次のお彼岸がくればいいのに・・・」

と思っていたそうです。

「洋食」が日本でフランスの料理であることから抜け出して、既に下町の庶民の食べ物に成っていたことが分かります。

巻末エッセイは千社札が有名な橘右之吉さん。

是非ご購読を。

平凡社ライブラリー841

ISBN9784582768411

 

追伸、

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016225日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.311連続更新を達成しました。

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私の浅草

編集者をしている知人が、

『私の浅草』の新版を出しました!

と言ってきました。

『私の浅草』は、女優だった故・沢村貞子が1977年(昭和52年)に発表した自伝的エッセイです。第25回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞していて、NHK連続テレビ小説『おていちゃん』の原作としても知られています。

よく、まあ、今年そういう古い本の新版を出したものだなあ、と思いましたが、今回の視点としては、

「信じるものが希薄で生活の寄辺なさが漂う現代にあって、羨ましいくらいに確かな価値観をもって生きる市井の人々の暮らし」を読んで欲しい、ということのようでした。

さて、この本で一番印象的なのは、貞子の弟で俳優の加東大介が亡くなった時の追悼文「役者バカ」でしょう。

加東は戦前浅草に未だ在った歌舞伎小屋「宮戸座」に子役として入り、「前進座」を経て、戦後は現代劇の俳優として活躍しました。

その加東の戦時中の体験を描いた部分を読むと、演劇というものについて考えさせられるのです。

昭和18年(1943年)加東は招集されてニューギニアに向かいます。しかしそこは主力部隊から見放され、救援物資も届かない最果ての地。兵は敵襲とマラリアでバタバタと死んでゆく戦場でした。

その地で加東は、なんと「演芸隊」を結成し、熱帯のジャングルで兵たちを慰安するため、ほぼ休演日無しで公演を行ったと言います。

兵たちは、この公演を涙を流して鑑賞し、時には死の渕で苦しむ者を起き上がらせたこともあったとか。

上官が内地に転任する時、加東を帯同しようと誘ったのに、加東は、あんなに喜んでくれる見物(兵たちのこと)を置いて帰れないと、ニューギニアに留まり、終戦まで公演を続けました。

戦時には、一見不要と思われる演劇が、このように人の心の支えになるということが大変良く分かります。

後に、この体験記は『南の島に雪が降る』という題で本に成り映画にも成りました。

それ以外にも、この本には戦前の下町の様子を見事に描いた短文が多数収められています。

巻末エッセイは千社札が有名な橘右之吉さん。

是非ご購読を。

平凡社ライブラリー841

ISBN9784582768411

 

追伸、

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

お求めはこちらから。

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ハイパーローカルなシティカルチャーガイド

ツイッターで発見したのですが、「TOweb」の編集長・飯田ネオさんという方が拙著『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』を紹介して下さいました。

「ちんやさんの旦那が浅草の老舗店の皆さんに話を聞いたインタビュー集『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』読了。店主それぞれが店の歴史を背負ってて、でも粛々と商売して鼻にかけない感じ。すごく面白かった。浅草はやっぱこうでないと」

嬉しいですね。

この方、面識はないのですが、浅草生まれだとか。

で、気になって、「TOweb」を調べてみましたら、

「東京23区のうち、毎号1つの区を特集スタイルで創刊したハイパーローカルなシティカルチャーガイド『TOmagazine』。そのWeb版として、20157月に立ち上げられたのが、この「TOWeb」です。 」

なるほど。

TOweb」では23区という枠組みを超え、東京都全域を対象にジャンルを横断したハイパーローカルな情報をお届けします。」

「日夜多くの情報が飛び交い、その表情を常に変えている東京。そんな場所で巻き起こっている様々な事象に対して密着し過去の歴史や人物をひもとき、街を再編集することで、私たちのまだ出会ったことのない新しい東京の姿を見つけ出していきます。」

ほお、ほお、誠に結構です。

ご繁盛を祈念します。

追伸、

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

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価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

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7月10日は

710日は、浅草寺の「ほおずき市」の日です。

「四万六千日」と申しまして、この日参拝なさいますと、46.000日参拝したのと同じだけの御利益があると申します。

この日には「サンイン選」なる催事があるそうですが、そんなの無視して、どうぞ、浅草へお出かけ下さい。

だって選択肢が少なすぎませんか?

ジミン党と、

野合統一候補

の2択でしょ?

2/3を超えるのもイヤだし、野合もイヤだという人には入れる先が無いですよね。

それに、だいたい「サンイン選」って意味無さ過ぎです。

32の定数1の選挙区が「勝敗を決する」そうですけど、定数1じゃあ、「シューイン選」と同じです。

定数3なら、私は意味があると思うんですよ。

例えば、茨城、栃木、群馬を合体させて定数3の選挙区を造りますと、たぶん、

ジミン2

ミンシン1

になります。ミンシンさんはシャカイ党と言っていた頃から、その位の実力ですからね。定数1では全部ジミンさんが獲りますし、定数2でもダブル・ジミンになるような気がします。

「シューイン選」は政権選択だから、定数1で結構と思いますが、三議院は、その名の通り定数3にしておいて、この国に「1/3勢力」を温存していくのが、おそらく一番、この国の実態に合っていると思うんですけど、おかしいですかね?

710日は、浅草寺の「ほおずき市」の日です。どうぞ、浅草へお出かけ下さい。

追伸、

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

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978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

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著者に会いたい

雑誌『サライ』7月号(通巻614号)の「著者に会いたい」のコーナーに、拙著『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』が載りました。

ライターの鳥海美奈子さん、ありがとうございました。

発売直後の原稿ですので、ここに全文転載するわけには行きませんが、一部をここに載せまして、最後まで読みたい方は『サライ』をお買い上げいただければ、と存じます。では、どうぞ。

<以下転載(私が話した体裁になっています)>

「老舗店の店主たちが対談で明かす浅草の戦後70年史」

私は、浅草で130 年続くすきやき屋『ちんや』の店主です。戦後70年を節目に、昭和の浅草をくぐり抜けてきた重鎮たちに話を聞き、浅草史をまとめてみたい。そう考えて、9人の老舗店の主人との対談集を上梓しました。

浅草は江戸の「天保の改革」以降に全盛期を迎えましたが、関東大震災と東京大空襲で二度の焼け野原を経験します。その後、町並や寺院を再建したものの、すんなり復興を遂げることはできませんでした。1970年代には時流に合わないと、町が廃れかかったこともあった。なかでも和装業や六区の興行は深刻で、私が幼い頃の浅草にはうらぶれた雰囲気が漂っていたのです。しかし近年は外国人観光客やスカイツリーの恩恵により、賑わいを取り戻しています。

そういう困難な時代をも乗り越え、暖簾を守り続けてきた店にはどんな魅力があるのか。渥美清やビートたけしを育んだ「浅草フランス座」の経営者・松倉久幸さんは、「浅草には、どん底の人間を立ち上がらせる生命力がある」と話します。洋食『ヨシカミ』の熊澤永行さんは「華やかな浅草を知っているから、町をなんとかしなければだらしがない」と語ります。昨今、「だらしがない」という言葉を使う人は少ないのではないでしょうか。

さらには、江戸趣味玩具の『助六』、和装履物の『辻屋本店』、江戸前鮨の『弁天山美家古寿司』、どじょうのみを扱う『駒形どぜう』など、経営が苦しい時も余計なことはせず、筋の通った商売をやり続けてきたのも特徴です。

よく銀座や日本橋との違いは何かと聞かれます。この街の長所は・・・

<この続きを読みたい方は『サライ』7月号をご購入願います>

 

追伸、

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

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刊行記念会②

弊ブログの6/8号に書きました通り、拙著『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』の刊行記念会をさせていただきました。

当然ながら〆の挨拶をしなければなりません。以下のように申し上げました。

<以下挨拶文>

えー、おかげさまで、宴も高輪プリンスホテルでございます。えー、ここは笑っていただくところでした。このネタは本来「浅草今半」の高岡修一さんの持ちネタなんですが、今日はですね、高岡さん、社内行事があるとか言って来てくれなかったんですよ。それでパクらせていただいたんですけどね、「たかなわ」と「たけなわ」の音が似ていることを利用した、やや高尚なジョークでした。御清聴ありがとうございました。

さて、本日の会を終えるに当たりまして、関係していただいた全ての皆様に御礼申し上げます。

対談相手の皆さんは、もちろんです。こんなに貴重なお話しが聞けましたことは、一生の宝だと思っております。対談場所を御提供いただいたバーの皆さん、特に今夜出張バーをしていただいた「オレンジルーム」さん、「フォス」さん、ありがとうございました。それから、この内容が本に成るに当たり、お力をいただいた皆さんに御礼申し上げます。足立さん、それから編集ライターの藤井さんには本当にお世話になりました。ありがとうございました。スタイリングの竹岡さん、それから今日残念ながら地方でお仕事が入って、お越しになれなかったカメラの山口さん、素敵な写真をありがとうございました。それから晶文社の営業の皆さん、書店の皆さん、おかげ様でポツポツ売れているようです、ありがとうございました。

そして、今回の本の制作に直接関わっていない皆さんにも御礼申し上げます。私が、この本の件で店を留守にしております間、店を守ってくれました社員と、妻のり子に、普段ちっともそういうことを言っておりませんので、この機会に、ありがとうと言いたいと思います。大変に感謝しております。

ちなみにですが、今日は私は、この一次会が終わったら自宅に直帰します。はい、そういうこともあるんですよ、たまには。

皆さんはダメですよ。浅草のバーに行かなきゃだめです。「オレンジルーム」さんのブースで浅草バーマップを受け取りましたか?!オレンジ遠藤さんが作ったマップですけど、とっても便利です。是非マップを片手に二次会、三次会と展開していただきたいと思います。

それから最後になりましたが、私を「ちんや」の子として産んでくれました両親、今日ここに来ております父と、昨年他界しました母に御礼を言いたいと思います。

今夜は親の店や会社を継いだという方々がたくさん見えていると思いますが、親の跡ってイヤなことも多いですよね。在り難いことがイヤなことを上回って、ようやく収支プラスの人生ですが、私の場合、お蔭さまでどうやらプラスかなあ、とこの機会にご報告申しておきたいと思います。

最後の最後に、母のことです。母の最後が近づいて来たということが、今回の本の重要な執筆動機、書こうと思うキッカケでした。浅草の戦後のことを聞いておきたい、ということは母の晩年の様子を見ながら、思ったことです。結局母は去年の夏に逝きましたので、間にあいませんでしたが、来月の1周忌にはお墓に報告ができそうです。

こんな本が出来たよ、パーティーやったら大勢の人が来てくれたよ、報告ができそうで、これは大変幸せなことだと思っております。

さて、アイツ、最初から最後まで全部自分で仕切って、このまま自分で手締めまでやりそうな勢いだなあ、と思っておいでだと思いますが、流石にそれはまずかろうと私も思うわけでございます。

で、最後の手締めの音頭は松倉さんにお願いしたいと思います。戦後の浅草興行街の全てを見て来られた方でございます。「浅草演芸ホール」二代目会長・松倉久幸様のご発声で、本日の会を閉めたいと思います。会長、どうぞ、壇上へよろしくお願い申し上げます。

御手を拝借。いよお・・・

 

追伸、

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

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刊行記念会

住吉史彦の対談本『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』刊行記念「すき焼きを食い、カクテルを飲み、著者・関係者と語る会」

を浅草ビューホテル4階「飛翔の間」にて開催させていただきました。

この会はタイトルの通り、私の本の刊行を記念して、「ちんや」のすき焼きをホテルの会場に持ち込んで食い、また対談場所である浅草のバー「ORANGE – ROOM」さん・「FOS」さんのカクテルも持ち込んで飲み、そして関係者と語る、という会です。

さらに、日本酒は昨年9月の茨城県常総市大水害で被災し、その後再建を果たした「野村醸造」さんのお酒『紬美人』をお飲みいただくことにいたしました。

本の記念会をやるとは申せ、お偉い方やお忙しい方に発起人とか世話人とか、実行委員会とかをお願いするのは、私の柄ではありません。で、今回は断然「主催:株式会社ちんや」。

そんな形で皆さまをお誘いしましたところ、なんと、150人もの方々がお越し下さり、まったくもって恐縮なことでした。

冒頭主催者として挨拶に立った私は、感極まってしまいました・・・

これだけ大勢の皆さま、それも素晴らしい皆さま、お偉い皆さまのご尊顔を、高い所からですが、拝し奉りまして、私がただ今、つくづく思いますることは、

皆さん、実は、結構、ヒマだったんだねえ(笑い)

えー、そんな次第で、グダグダナイトの始まり始まりでございます。肉と酒だけは旨いと思いますから、どうぞ、お楽しみ下さい・・・

追伸、

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

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いつでも今がいちばん

履物の「辻屋本店」さんの会で、久しぶりに、ゆう子姐さんの三味線を聴きました。

ひと通り「さわぎ」まで出番が終わった後、ご機嫌に一人だけ舞台に残って小唄を2曲やって下さり、お客様も大喜びでした。

浅草芸者の、ゆう子姐さんのことは、あまりにも有名ですが、念のため紹介しておきますと、

大正12年、東京本所のお生まれ。

13歳で浅草の芸者置屋「新菊の家」に奉公にあがり、

3年間の仕込みののち、16歳で芸者に。昭和18年に20歳で独立、

昭和27年には「新菊の家」の看板を譲り受けて置屋の主となって、現在に至る。

昭和27年から「現在に至る」って、大変な長さです。

『いきいきと、90歳の浅草芸者 いつでも今がいちばん。』という御本も「世界文化社」から出ています。

この日も、私がお見送りしますと、帰り際に、

いいお客さんばっかりで楽しかったわ。

と言って帰られました。

はい、楽しいのが何よりと思います、私も。

追伸、

拙著が発売になりました。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

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