2016年6月7日
いつでも今がいちばん
履物の「辻屋本店」さんの会で、久しぶりに、ゆう子姐さんの三味線を聴きました。
ひと通り「さわぎ」まで出番が終わった後、ご機嫌に一人だけ舞台に残って小唄を2曲やって下さり、お客様も大喜びでした。
浅草芸者の、ゆう子姐さんのことは、あまりにも有名ですが、念のため紹介しておきますと、
大正12年、東京本所のお生まれ。
13歳で浅草の芸者置屋「新菊の家」に奉公にあがり、
3年間の仕込みののち、16歳で芸者に。昭和18年に20歳で独立、
昭和27年には「新菊の家」の看板を譲り受けて置屋の主となって、現在に至る。
昭和27年から「現在に至る」って、大変な長さです。
『いきいきと、90歳の浅草芸者 いつでも今がいちばん。』という御本も「世界文化社」から出ています。
この日も、私がお見送りしますと、帰り際に、
いいお客さんばっかりで楽しかったわ。
と言って帰られました。
はい、楽しいのが何よりと思います、私も。
追伸、
拙著が発売になりました。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。
東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。
四六判240頁
価格:本体1600円+税
978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売
株式会社晶文社 刊行
お求めはこちらから。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.292連続更新を達成しました。
Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:00 AM
No comments yet.