地域医療の砦

クラウドファンディング「頑張れ、永寿総合病院:地域医療の砦を守ろう」の募集期間は今月いっぱいです。目標金額の倍以上のお金が既に集まったようで良かったと思っています。

元々急患に積極的な病院で、今回のコロナ問題では、そこが裏目に出てしまいましたが、この地域でお世話になった人は多かったので、多くのお金が集まったようです。

コロナ問題ではクラスターを出した施設に対して、差別と言っても良いような批判が浴びせられたことがありましたが、そうならなかったケースとして、永寿病院は記憶されて良いかと思います。

これから応募なさる方は、こちらです。

*すき焼き・しゃぶしゃぶは、鍋でウイルスを加熱殺菌してすぐ食べるので、非常に安全な食べ方です。安心してお召し上がり下さいませ。
こちらで通信販売もしています。
よろしくお願い申し上げます。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.803目の投稿でした。引き続きご愛読を。

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掛け声

このブログの今月18日に書いた健康診断は、浅草公会堂の展示スペースを借りて実施しましたが、同じ時間に多くの設備を運び込んで、舞台設営をする業者さんがいました。翌日開催される

「中村勘九郎 中村七之助 歌舞伎生配信特別公演」の関係者の人達でした。

この公演の会場は浅草公会堂で、演目も「猿若揃江戸賑厄祓浅草祭」など浅草にちなんだものでしたが、無観客歌舞伎でした。観たい人はネットでチケットを買い、オンラインで視聴する形でした。ウチでも視聴してみました。

歌舞伎と言えば、「大向う」からの掛け声が「お約束」で、それが無かったら、どんなに寂しいだろうと心配しましたが、この公演では、そこを補う工夫がされていました。

まず、5人の「大向う」さんが動員されていました。普段劇場で掛け声をかけている方々だとか。その方々が距離をとって声をかけます。

プラス、オンラインのチャット機能を使って、視聴者も文字で声を掛けられるようになっていました。現場に掛け声が上手い方々がいますから、視聴者はそれに続けば良い→掛け声のタイミングを間違うことがないという仕組みです。なるほどね。

もちろん、無観客ですから、来場者が終演後に街で飲食を楽しんで帰るということにはなりません。そこは残念でしたが、演劇がコロナに対応する一つの形を見させていただきました。出演者、関係者の皆様、ありがとうございました。

*すき焼き・しゃぶしゃぶは、鍋でウイルスを加熱殺菌してすぐ食べるので、非常に安全な食べ方です。安心してお召し上がり下さいませ。
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健康診断

コロナ問題で浅草料理飲食業組合の集団健康診断の様子も変わりました。

予約制と検温とソーシャルデイスタンスが導入されたからです。

この検診は、200人近くの加盟店の従業員が参加する、結構、大規模なものです。例年は初日・二日目・午前・午後くらいの緩い時間分けで実施してきましたが、今年からは「密」を避けるため、30分ごとの予約制となりました。

受付を待つ間も間隔を空けて待ってもらいます。

誘導に例年より手間が必要ですので、組合役員が手分けして手伝いに出ました。私も検温係として参加。検温器の使い方だけは上手くなりました。

参加者の皆さんの反応は、ごくスムーズ。各人が日頃自分の店でやっているからでしょうね。

問題なく終了して、まずは良かったです。関係者の皆さん、お疲れ様でした。

*すき焼き・しゃぶしゃぶは、鍋でウイルスを加熱殺菌してすぐ食べるので、非常に安全な食べ方です。安心してお召し上がり下さいませ。
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中核病院

永寿総合病院の再生を支援するクラウドファンディングが始まりました。
永寿病院は台東区の地域医療の中核病院ですが、これまでで日本最大の院内感染が起きてしまい、運営面で大変苦戦しています。
日頃から永寿病院は「急患を断らない病院」と頼りにされていたのですが、その積極性が今回はアダとなり、コロナ患者と気づかず受け入れてしまった患者さんから感染が拡大しました。
感染が始まったのは3月下旬。その頃はまだPCRの結果が出るまで時間がかかり、また無症状の患者に感染力があると知っていなかった為、感染拡大を防げませんでした。
その後感染対策を見直して、5月末に外来診療を再開、6月8日からは新規入院の受入が再開されています。
私はお世話になったことがありますし、この病院は地域にとって無くては困る病院と思いますので、自分が苦しい状況ではありますが、クラウドファンディングに参加します。
くわしくは、こちらです。

*すき焼き・しゃぶしゃぶは、鍋でウイルスを加熱殺菌してすぐ食べるので、非常に安全な食べ方です。安心してお召し上がり下さいませ。
こちらで通信販売もしています。
よろしくお願い申し上げます。

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雷門は雷門にない

雷門は雷門にない
ということをご存じでしたか。
雷門という門が在る地番は東京都台東区浅草一丁目2番3番地なのですが、実は雷門通りをはさんだ南側に、「浅草」とは別に「雷門」という町名の区域がありまして、門はそこにはないですから、雷門という門は「雷門」という町名の区域にはないということになります。
で、雷門は雷門にない。
ところで「ちんや」のある場所の地番は浅草一丁目3番4番地です。雷門から西へ四軒目、50メートルほどの、すぐ近くにありますが、町名は「雷門」ではなく「浅草」です。
でもお客様は「ちんや」のことを「雷門のすぐ近くのすき焼き屋さん」と覚えておいでですから、確認をしたい時に「雷門/すき焼き」と検索してしまいます。で、少し混乱します。
店に電話を架けてきて、今雷門の前にいるんですけど、通りは渡るんですか?渡らないんですか?
と聞いてきます。
はい、通りは渡らないで下さい。渡った先は「雷門」という町名ですけど、「ちんや」が在るのは「浅草」です。
最近ようやくSEOで「雷門/すき焼き」と検索しても弊店が上位に出るようにしてもらいましたから、この混乱は起きづらくなると思いますが、弊ブログの読者の皆さんは正確にご記憶願います。
「ちんや」は雷門のすぐ近いですが、「浅草」という地名の所に在ります。

追伸
すき焼き・しゃぶしゃぶは、鍋でウイルスを加熱殺菌してすぐ食べるので、非常に安全な食べ方です。安心してお召し上がり下さいませ。

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緩み交差

18日の新聞朝刊で浅草は「緩み交差」の地として紹介されていました。
雷門広場の写真には「浅草では、多くの観光客らが行き交っていた(17日午後2時27分、台東区で)」と説明がつけられていました。本文にも
「都内で17日、外出自粛の緩みが見え始め、浅草では、多くの観光客らが行き交っていた」と書かれていました。
「営業中のアイスクリーム店の前には、距離を空けずに列を作る客の姿も見られた」とも。
この記事を私は「印象操作だ」とまでは申しません。
が、写真に写っている人が本当に「観光客」なのかは知りたいですね。
浅草や台東区は職住接近の街ですから住民がいます。住民は、例えばマスクを新仲見世で買います。そのために外出したら、それは「緩み」でしょうか。
観光客の割合を取材して、この記事に入れていただけたら完璧でしたね。
また、浅草が他の地区と比べて、特にソーシャル・デイスタンスの意識が低い地区のなのか、是非取材していただいて、その結果を知りたいと思います。「営業中のアイスクリーム店」だけでなくて、浅草は皆そうなのか?
ちなみに、その新聞の記者さんの念頭にはなかったようですが、この17日は三社祭が開催予定だった日で、その人出見込みはおよそ100万人でしたから、この日は100万人の人出を削減することに成功した日だと言えます。
マイナス100万人ですよ。7月の花火や9月のサンバも加えれば、マイナス200万人くらいになります。これだけ人出を削減した街は他にありますか、ね?
その点を大いに褒める記事も書いていただきたいものだと思いますな。

追伸
三社祭は、既にお知らせしました通り延期が決まっております。開催予定は10月16日~18日。その頃には終息していることを期待します。

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看板

今日はコロナがなければ、三社祭が行われていたはずの日ですが、既にお知らせしました通り延期が決まっております。このところ天気が良いだけに残念です。
開催予定は10月16日~18日。その頃には終息していることを期待します。
さて東京は緊急事態延長だそうなので、引き続き自粛営業ですね。
肉の売店で医療関係者応援割引をやっておりまして、ご利用いただけるので、それが自粛中のモチベーションになっています。
拡散度合いも今のところ丁度良い位になっています。
大手メデイアの方から取材したいと連絡がありましたが、ありがたく辞退させていただきました。大きな話題になって、スーパーのように混むと良くないからです。せっかくのお話なのに申し訳ありませんでした。
一方SNSによる拡散は丁度良い位です。私の知り合いが拡散させてくれた場合もありますが、通りすがりの方が看板を画像に撮ってネットにあげてくれることが多いです。
通りすがりの方が撮っていくのは、今回の看板にインパクトがあったからでしょう。
立て看板は売店の若手スズキ君の手書き。若いのに味があります。
ガラス面に大きく貼り出したポスターはトゥーステップスさん、数メートル先からでも読み易いです。
そういう次第で200人ほどの方に既にご利用いただけました。ありがとうございました。引き続き緊急事態の間は続けて行きます。

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ハイリスク

緊急事態宣言が延長だそうなので、肉の売り場でやっている医療関係者応援割引も続行しております。
この件を知人がSNSに上げてくれて、それを見た該当者の方が結構来て下さっているようです。嬉しく思います。
そんな中、ある従事者の方が買いに来て下さり、
浅草は、テレビで視るより人出がありますね。コロナご自愛下さい。
と心配されました。
昨今浅草がメデイアに頻繁に出てきて「こんなに人がいません!」と報じられていますが、あれは、特に人が少ない瞬間を狙って撮ってますのでね。
浅草の店主達は、銀座や大手町と違って浅草に住んでいますし、祭の神輿が担ぎたいという理由で普通の人が転入→住みつくこともありますので、そういう人達は連休中も浅草を歩いています。で、意外と人がいるのです。
それともう1点ですが、浅草は意外と感染者が出てませんよ。
コロナ初期の武漢が大問題だった頃は、浅草=中国人が多い=ハイリスクというイメージが強烈でしたが、意外と出てません。
上野の永寿病院で院内感染が起きましたが、浅草には及んでいないです。
理由は、分かりません。
仲間が集まると「なんでだろうね?」と言い合いますが、理由は分かりません。
素人考えでは、
・職住一致で通勤電車に乗らないから
・飲食店や食料品店が多く、その関係者は日頃から手洗いや消毒に気をつけているから
・早い時期から~去年の冬から~既に感染して治っていて抗体を持っているから
でしょうか、ね?
詳しい方、研究して下さい。

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奉納絵馬

小学館の文芸雑誌「qui-la-la」(きらら)で河治和香先生の新連載「ニッポンチ!」が好調です。
和香先生が、「駒形どぜう」の三代目を主人公にした小説『どぜう屋助七』(2013年)にウチのご先祖を登場させて下さって以来、新しい連載が始まるのを楽しみにしておりますが、今回は明治の浮世絵師を主人公にした小説です。登場する絵師の作品がウチにあったりしますので、なおさら楽しみなことです。
登場するのは歌川国芳門下の絵師たち。国芳には歌川芳虎、芳艶、芳藤、落合芳幾、さらには月岡芳年、河鍋暁斎といった弟子がいましたが、国芳が幕府に逆らう位の人だったので、弟子達の性格も皆ユニークで。その人物描写もまた、この小説の面白いポイントだと思います。
5月号では、国芳の絵馬が浅草寺に奉納されて、将軍様もご覧になったという件が出てきました。
え、そうだっけ?!と思い確認しましたが、たしかにそうでした。有名なのは谷文晁の「神馬」ですが国芳もありました。浅草寺の公式サイトでは「寺宝」として紹介されています。
江戸時代の奉納絵馬は大変大きくて本堂に架けるもので、美術館などというものがない当時は、絵が多くの人の目にふれる貴重な機会でしたが、その本堂が燃えたのに、何故絵馬は残っているのか。
それは昭和8年(1933年)の改修の時に外されて、元に戻されなかったためでした。それで昭和20年(1945年)の東京大空襲を逃れたのでした。
現在は五重塔院に保管されており、原則非公開で、観る機会は大変限られています。最近では2018年に公開がありました。
次回の公開が待たれますね。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.710本目の投稿でした。引き続きご愛読を。

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浅草老舗のお持ち帰り料理

「浅草老舗のお持ち帰り料理」というサイトが出来ました。
これは言うまでもなく、浅草の料理屋でテイクアウトをやっている店が載っているサイトでして、現在15店舗が載っています。
「ちんや」の場合、元々肉の売店があり、そこで以前からすき焼きの材料を売っていますので、今までテイクアウトを全くしていなかったお店とは、動きが少し違いますが、載せていただけて在り難いことでした。
台東区役所もこうした取り組みを応援してくれていまして、テイクアウトやデリバリーを行っている区内飲食店を、「TAITOおでかけナビ」の特集ページに載せてくれています。「浅草老舗」も勿論載っています。
それを見て、地元の有力な先生が買いに来て下さったこともありました。
品物の引き取りに見えたのは、お嬢様だったのですが、
父が毎晩家で食べるなんて、初めてのことです。
と言っておられました。その方は有力な方なので、コロナがなければ夜ごと会食やパーテイー。家では食べないのです。
料理屋にとって困ることは、ご家族にとって良いことでもあるのですね。
あ、それはともあれ、誠にありがとうございました。

本日もご愛読を賜り、誠にありがとうございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.708本目の投稿でした。