緩み交差
18日の新聞朝刊で浅草は「緩み交差」の地として紹介されていました。
雷門広場の写真には「浅草では、多くの観光客らが行き交っていた(17日午後2時27分、台東区で)」と説明がつけられていました。本文にも
「都内で17日、外出自粛の緩みが見え始め、浅草では、多くの観光客らが行き交っていた」と書かれていました。
「営業中のアイスクリーム店の前には、距離を空けずに列を作る客の姿も見られた」とも。
この記事を私は「印象操作だ」とまでは申しません。
が、写真に写っている人が本当に「観光客」なのかは知りたいですね。
浅草や台東区は職住接近の街ですから住民がいます。住民は、例えばマスクを新仲見世で買います。そのために外出したら、それは「緩み」でしょうか。
観光客の割合を取材して、この記事に入れていただけたら完璧でしたね。
また、浅草が他の地区と比べて、特にソーシャル・デイスタンスの意識が低い地区のなのか、是非取材していただいて、その結果を知りたいと思います。「営業中のアイスクリーム店」だけでなくて、浅草は皆そうなのか?
ちなみに、その新聞の記者さんの念頭にはなかったようですが、この17日は三社祭が開催予定だった日で、その人出見込みはおよそ100万人でしたから、この日は100万人の人出を削減することに成功した日だと言えます。
マイナス100万人ですよ。7月の花火や9月のサンバも加えれば、マイナス200万人くらいになります。これだけ人出を削減した街は他にありますか、ね?
その点を大いに褒める記事も書いていただきたいものだと思いますな。
追伸
三社祭は、既にお知らせしました通り延期が決まっております。開催予定は10月16日~18日。その頃には終息していることを期待します。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.734本目の投稿でした。引き続きご愛読を。
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