下見

この時季よくかかって来るのは、やたらと質問項目の多い電話。
一度食べに来れば分かることばかり。
ネットで調べて、電話で聞いて、それで忘年会の幹事をなさるらしい。

全国の社長さんに申し上げますが、
下見代も会社で負担してあげたらどうなんでしょうか?

追伸①

デパートの催事に出店し、精肉の販売を致します。

『dancyuフェスティバル』 

玉川髙島屋 6階催し会場 

1026日(水)~31日(月)までの6日間

どうぞ、お立ち寄り下さいませ!

http://www.takashimaya.co.jp/base/tamagawa/top/img/info_monthly_1610.pdf

 

追伸②

CSフジテレビONEの

『寺門ジモンの肉専門チャンネル』に出演させていただきます。

芸能界一肉に詳しい男」寺門ジモンさんが送る肉料理に特化した待望の肉専門番組が、これです。出られて光栄です。

放送は、11/04(金) 11:30~12:00 です。

 

追伸③

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.434連続更新を達成しました。

 

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失活型

クイズです。

慶應大学の広告研究会

「ゲス極」川谷さん

この2者の共通項は何でしょう?

はい、簡単でしたね。最近酒の問題で活動停止処分を喰らったことです。

私が学生だった1980年代には、未成年の飲酒は普通の光景でした。新入生が「新歓コンパ」で潰されるのは「御約束」でした。しかしそれも今は昔。

今時は未成年の飲酒は絶対NGで、成人しても飲めない人に飲ますのはNGです。正直、スリルがないですが、従う他ありません。

ところでそもそも、なぜ日本で、飲めない人に酒を強要する行為が後を絶たないのでしょうか。この機会に考えてみましょう。

そもそも、飲める・飲めないを決めるのは、その人の「アセトアルデヒド脱水素酵素」です。

アルコールはいったんアセトアルデヒドに分解されますが、この物質は、とてもとても気持ち悪いので、「アセトアルデヒド脱水素酵素」によってさらに分解して、無毒な酢酸にしないといけません。

ところが、日本人には、この「アセトアルデヒド脱水素酵素」が「失活型」の人がたくさんいるのです。

日本人などの黄色人種の場合、

活性型は50%程度、

不活性型が40%程度で、

失活型が10%程度だそうです。

一方、白人や黒人はほぼ100%が活性型。

これだけ「失活型」が多い国だから、アル・ハラなど最初から存在し得ないのが筋かと思いますが、実態は、さにあらず。面白いことに、「失活型」なのに飲んでいる内に飲めるように成る人が少数ながらいるのです。

酒は訓練すれば飲めるようになる、という伝説の根拠がこれです。飲めなかった人が飲めるようになり、同時に人としても逞しくなるのが面白いので、これを信じた人が今夜もアル・ハラ行為に及んでいます。

では、時代を元に戻して、アル・ハラを容認する社会にした方が良いのでしょうか?

結論を申しますと、そうは行かないようです。

「失活型」は、やはり「失活型」で、そういう人はアセトアルデヒドの毒性に長時間晒されますから、それによって咽頭がんや食道がんに罹る率が高くなる傾向が見られるのだそうです。

うー。

やはりアル・ハラはNGですね。

たとえ訓練で飲めるように成った人が現実にいたとして、その人の酵素をテストした結果「失活型」なら飲ませてはいけないのです。

広研の諸君、来年から新入生には「アルコールパッチテスト」をしよう。

あ、「活性型」と分かっても、飲ませるのは3年生からだぞ。

 

追伸①

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減速

私が以前いた業界なのですが、「貧すれば鈍する」の在り様を観るにつけ、やるせない気分になります。

鈍していると言うのは「爆買い」に飛びついてしまった日本の百貨店業界のことです。

「東洋経済」さんが伝えたところでは、

「爆買いバブルの減速が、いよいよ深刻化している。」そうです。

「三越銀座店の空港型免税店「Japan Duty Free GINZA」は、あまりにも閑散としていた。空港型免税店とは、消費税だけでなく関税や酒税、たばこ税まで免除される免税店。今年1月末に、沖縄県を除く初の店舗として銀座店の8階にオープンした店舗だ。ところが、今や高級ブティックには文字通り人っ子1人おらず、中国人女性に人気の美容家電を販売する特設コーナーでは、商品を手に持った女性販売員が所在なさげに立ち尽くしている。」

24月の売上高は、当初計画の35%程度と大幅に未達。直近の78月でも大きな改善は見られない。初年度の目標売上高を130億円と掲げていたが、その半分にも到達しない可能性は濃厚だ。」

ああ、なんでそんな投資をしてしまったんでしょう。

「爆買い」をしていたのは、本国に持ち帰って転売行為をするブローカーたちでした。善良な中国人ではありませんでした。

だから為替が円高に傾けば来なくなるのは当然です。

店には日本独自の、しかし外国人にも魅力のある商品を置くべきだったのに、高級品なんて。考えが浅すぎます。

スタッフに中国人を採用したのも裏目でした。

「年に数回日本を観光するというある20代の中国人女性はこう語る。「せっかく日本に来たのに、免税店にいるのは中国人の店員ばかり。接客のレベルも日本人に比べると低く、雑な扱いを受けたことがある」「地方の小さなお土産屋さんで、中国語の通じない店員さんと話した方がずっと楽しい」。

日本人が努力して、下手な中国語を話すのがよいのです。

「鈍する」在り様を観るにつけ、本当にやるせない気分になります。

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爆ワサビ事件

「爆ワサビ事件」が問題になっているようですね。

ご存じない方のために、念のためご説明しますと、「爆ワサビ」を韓国人・中国人に出していたのは、大阪の寿司店「市場ずし難波店」です。本人は「外国人が「ワサビを沢山頂戴!」と要求するので、自然と量が増えてしまった」と否定していますが、本当は嫌がらせ行為でしょう。

韓国のポータルサイト「NAVER」の旅行掲示板で「ワサビテロに遭った」という書き込みが相次いで、「炎上」の状態に成り、今度はそれを日本のテレビが採り上げています。

私はもちろん、嫌がらせ行為を肯定する者ではありませんが、テレビの報道の中で、

ワサビの量は寿司職人の専決事項だよ。客が勝手に決めるものじゃないよ!

と言う人が一人もいなかったことを悲しく思いました。

今時のコメンテイターさんはご存じないのかもしれませんが寿司のワサビの量は、ネタの脂の乗り具合、酸味の多さなどを総合的に勘案して、職人が専決する事項です。

その相手が目の前にいるのですから、それを変更したい場合は、客は自分が常人より辛味を好む傾向にあることを丁重に職人さんに告げて、ワサビを喜んで増量してくれるよう努めるべきです。

無遠慮に「ワサビ!ワサビ!」と叫ぶのは日本人であってもNGです。「オレ様の握りを否定してるのかあ!」と思われかねません。

それは、確かに、外国人には出来ないコミュニケーションかもしれません。

で、あれば、「市場ずし」さんは、

当店ではワサビの量は職人が決めます。客の求めには応じませんので、それをご承認の上でご入店下さい。

と入口に貼り出すべきでした。

それでも入り込んで来て「ワサビ!ワサビ!」と叫ぶようなら、その時は喜んで「爆ワサビ」を御提供申し上げれば良かったと思います。

外国人の要求に何でも応えるべきだ!というのは、私はダメだと思っています。

オリンピックも観光立国も、錦の御旗ではありません。

追伸①

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調査

そういう「調査」って「百害あって一利なし」だと私は思うんですけど、なんで皆がやるんでしょう?

しかも市役所がやるなんて!

その「調査」は「女性自身」によりますと、

「東京・大阪・札幌など全国の8都市に住む男女を対象としたもの」で、

「買い物や遊びに行きたいか」という質問の回答を指数化した」もの。

「男女」とか「指数化」ってザッパク過ぎると思いませんか。単なる人気投票とどう違うんでしょうか。

その結果、

「名古屋が1.4ポイントと最下位になってしまったのだ。」

「トップの京都(37.6ポイント)に比べると、わずか27分の17位の大阪でさえ16.8ポイントだから、その不人気ぶりは歴然だ。」

で、「最低だろうと思っていたけども、これだけポイントが低かったのは、びっくらこいた」とコメントしたのは、河村たかし・名古屋市長。

この「調査」は、市長がコメントするに値する調査だったんでしょうかね、そこが私は疑問です。

だいだい、この「調査」をもとに、今後どういう政策を立案するんでしょうか。「ゆるキャラ」でも創りますか!大金かけて。まったく馬鹿げてます。この調査に税金を使われた名古屋市民は怒った方が良いと思います。

例えば、調査対象を「男女」じゃなくて、「理工系学部を卒業した男女」にすれば、かなり話しが変わると思いますよ。そういう人たちが行きたい先が名古屋圏にはあるからです。何か企画できる筈です。

ザッパクな国民投票は「百害あって一利なし」だと私は思います。

追伸①

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放送は、10/20() 06:3007:00 です。

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ニッポン観光の影④

10/110/210/3号に続いて、読売新聞さんが連載している「ニッポン観光の影」という特集の件です。

3日間で既に、中国系インバウンド観光業は、現状ではまともな商環境ではない、まともな市場ではないということが、お分かりいただけたと思いますが、4日目の今日は「真打」とも申すべき民泊の件です。

読売新聞の9/24号によりますと、

「京都市は今年5月、市内の民泊物件2.702件の実態調査結果を公表。53%は仲介サイトの地図が不正確で所在地を特定できず、意図的に不正確にしたとみられる例もあった。」

ご、ごじゅうさんパーセントが不正確だって!

もちろん意図的ですよね。摘発逃れ、指導逃れが目的です。客には、商談が成立した後で、正しい住所を教えるのだとか。

いやはや。まったく、トホホですが、この記事には希望もありました。

京都市が民泊規制に熱心だということです。

この記事には載っていませんでしたが、我が台東区も民泊規制条例を制定しました。

民泊は、この国の観光業を破壊するだろうということを、京都と台東区は分かっています。だってパリが既にそうなったんですから。

オリンピックなど一時の話し。観光業を壊すことは、国の百年の大計から外れます。

民泊推進派の皆さん、落ち着いて考えて欲しいです。

追伸

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放送は、10/09(日) 18:40~19:10です。

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ニッポン観光の影③

昨日・一昨日に続いて、読売新聞さんが9/20から連載を開始した、「ニッポン観光の影」という特集の件です。

2日間で既に、中国系インバウンド観光業は現状ではまともな商環境ではない、まともな市場ではないということが、お分かりいただけたと思いますが、今日は3日目ですので、その現状が今後どうなるか、です。

結論から申しますと、悪くなりそうです。

理由は規制緩和です。

読売新聞の9/23号に書いてありました通り、「通訳案内士」の資格がなくても、有償でガイドを出来るようになるのです。民泊緩和に続く、とほほ緩和の第二弾の申せましょう。

成長するためには規制緩和するしかない、っていうのは神託なんでしょうか。衛生とか交通とか、そういう分野での規制緩和はやりにくいけど、その点観光なら緩くしても、まあ、平気だろーっていう感じなんでしょうか。

たしかに現状の「通訳案内士」の試験は難し過ぎるかもしれません。私も本屋さんでテキストを見ましたが、

ひえー、こんなにたくさん覚えることがあるのかあ!

と思いました。

で、結局どうなっているかと申しますと、9/23号を引用すれば、中国人ガイドはこの資格を無視していて、

「大阪城では、徳川家康が建てたと説明していた」

ということになっています。こういう人と、試験を通った人とで二極化が起きてしまっているのです。

私は、今時の観光をめぐる情勢が腹立たしくて仕方ありません。

勉強熱心で、倫理観の高い人が恵まれる経済を創らないといけません。中国人でも、そういう方はいると思いますけど。

追伸

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ニッポン観光の影②

昨日に続いて、読売新聞さんが9/20から連載を開始した、「ニッポン観光の影」という特集の件です。

9/21の記事には、残念なガイドが蔓延る背景について書かれていました。

それは、ネット。

ネットを使って、中国国内の旅行業者が、日本在住のガイドを雇っているケースが大変多いので、日本の当局が実態を把握しにくいようです。記事を引用しますと、

「中国の大手旅行サイトには、白ナンバーの車の画像とともに、自己紹介や携帯番号を記した日本在住のガイドたちの写真がずらりと並ぶ」

「白タク行為を公然と売り込むページだ」

そう、ガイドすることが違法なだけでなく、客を載せて運転することについても許可を取っていないのです。

そのことを批判されても、

「友人や知人と旅行するようなもの」と悪びれる様子もないのだとか。いやはや。

昨日も書いたことを繰り返しますが、中国系インバウンド観光業は現状ではまともな商環境ではない、まともな市場ではないと考えていただくのが良いと思います。実際、日系の大手旅行会社はあまり取り扱っていません。

これはどうも、民泊紹介サイトと似たような事情ですね。

ネットが個人ビジネスをし易くした結果、違法なものでも、取り締まりが追いつかないようです

困ったもんです。国が手を打ってくれないので、我々は自衛するしかないようです。

彼らにバック・マージンを出さない弊店でも、連日彼らから架かってくる電話の応対をしなければなりません。順法精神のない人間と話すのが、どんなに苦痛に満ちたものか、皆さんも想像していただけると嬉しいです。

今のところ、私は「時間厳守」「遅刻NG」をきびしく言い渡すことで、順法精神のない人間が弊店に入ってくることを止めようとしています。ルールを守らない人間は、たいてい時間も守らないからです。これは一定の効果があると考えています。

なにはともあれ、トホホな状態です。ご同情を賜りたく、お願い申し上げます。

 

追伸

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ニッポン観光の影

..読売新聞。

この記事が広く読まれれば、もう、

「ちんや」さんも中国人でウハウハなんでしょうね。羨ましいなあ。

などと言われなくて済みます。

さて「この記事」と申しますのは、読売新聞さんが9/20から連載を開始した、

「ニッポン観光の影」という特集です。

その記事によりますと、

「中国出身で関東地方に在住する40代の女性ガイド」は、

・基本給なし。収入は免税店からのバック・マージンに頼っている。

・ガイドする際の飛行機代や宿泊代は自腹。

・日本の「通訳案内士」の資格は無し。つまり違法ガイド。

という驚くべき状態で、香港の旅行会社が出してくるガイドの仕事をしているそうなのですが、こういう人物がガイドをすると、どういうことになるかというと、別のケースですが、

・免税店に客を誘導し、そこに3時間も滞在させる。

・@数万円の健康食品や、珊瑚や真珠を買わせる。(本当に数万円の価値があるのではなく、マージンを乗せた分割高)

・買い物、いや、買わせ物に3時間も費やした結果、富士山には大遅刻して、日没前のわずか20分程度を富士山で過ごさせる。

という事態が起きているのだそうです。

実は大遅刻は弊店などでも頻発していて、本当に迷惑しています。今月も2時間遅刻の事例がありましたが、何故そんなに遅れてくるのか、買わせ物に時間を費やしていたからに違いありません。

買うまで買わせるから、2時間もかかるんです。

そんな彼らにバック・マージンを出さない弊店でも、連日彼らから架かってくる電話の応対をしなければなりません。それが、どんなに苦痛に満ちたものか、皆さんも想像していただけると嬉しいです。

そして、さらに驚くべきことに、取材に応じた在日中国系旅行会社の中国人社長(50)が言うには、

「悪いのは客だ。ツアーの値段が安いのは、それなりの理由があると知ってもらわないと」

要するに、中国系インバウンド観光業は現状ではまともな商環境ではない、まともな市場ではないと考えていただくのが良いと思います。実際、日系の大手旅行会社はあまり取り扱っていません。

この記事が広く読まれれば、もう、

「ちんや」さんも中国人でウハウハなんでしょうね。羨ましいなあ。

などと言われなくて済みます。助かります。

で、問題は、このトホホな状況を改善する方策が在るのか?ですが、それもこの記事に載っていました。

それは国税。

国税当局が既に把握しているところでは、彼らはバック・マージンを税務申告しておらず、脱税の疑いが濃厚なのだとか。

..国税。

ここは観光日本のために一肌ぬいでいただきましょう。

最後に、念のため確認しますが、中国人の大遅刻は国民性ではなかったのです。悪しき商慣習・悪しき商環境の成せる業だったのです。ここはしっかり認識しておきましょう。

 

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オリンピックの副作用

バブル経済の本当の副作用は、

こんなにカンタンに儲けられるんだ!!

と思ってしまう人が登場することです。

今、久しぶりに東京でそれが起きています。

その様子を眺めながら、私は80年代の学生の就活を思い出します。

こんなにカンタンに就職できるんだ!!

と思ってしまった学生が当時たくさんいました。

話しを今に戻しますが、東京がバブリ始めた原因は、言うまでもなく、オリンピックと中国からのインバウンド観光です。

湾岸地区や日本橋や渋谷には、見上げるのに首が疲れるようなビルが出来、

浅草では、ゼロの数が何個か少ない経済ですが、見慣れない店がポコポコ出来ています。

地方で苦労なさっている方々には本当に申し訳ないことですが、

こんなにカンタンに儲けられるんだ!!

という方々の仕業です。

ただし、このセリフには前提条件が在りまして、

良い土地さえ手に入れれば、カンタンに儲けられるんだ!!

が正確です。

そして、そういう経済は、実は弱い経済でもあります。

立地の有利さに甘えて、お客様との関係性が築けなければ、それは弱い経済です。何事か不足の事態が起きた時には存続が難しい経済です。むしろ今地方で踏ん張っている方々の方が、強い経済に成り得ますから、私はエールを贈りたいと思っています。

結局私は、オリンピックって、慎重に考えた方が良いと思うんです。

選手の活躍や努力は勿論結構だと思うんですけど、スタジアム外のマネー・ゲームは本当に見苦しいです。オリンピックの副作用と作用を、しっかり合算した方が良いと私は思っています。

 

追伸

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