俺のすき焼きの会

このブログであまり大々的に告知してなかったような気がしますが、私のご先祖が狆の商いをたたみ牛鍋屋を始めましてから、今年で135年になりました。

それからついでに、このブログが2/28で満5年になりました。こっちはしつこく告知しましたね。

そこで、主に食べ物関係の御職業で、世代が近い皆さんをお誘いしまして、

「ちんや創業135年記念、住吉史彦のブログ5年間連続更新記念 俺のすき焼きの会!」

というのを開催させていただきました。

大勢の方にお越しいただき、在り難いことでした。

この機会に最近考えてきた、俺のすき焼きを披露させていただきました。

 

<今回のポイントは、こんな感じ↓でした>

・寒冷地で長期間肥育された牛を使う。

・肉を脱骨せずに2週熟成させ、脱骨した後また2週熟成させる。

・すき焼きに核酸系の旨味を加える。

・すき焼きに辛みと苦味を加える。

・ステイック春菊!

・季節の野菜の「変わりザク」をつける。

・すき焼きに酸味のある付け合せを付ける。

・消化酵素の在るフルーツ

・酒を、土鍋で宴席で燗つけする。温度を測りながら提供。

・アミノ酸豊富なチェイサーを付ける(悪酔い防止)

 

どのポイントも説明すると長いので、今日はご報告まで。

いずれ、このブログで色々御説明しますね。

ご参加いただいた皆さん、在り難うございました。

追伸

『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.863日連続更新を達成しました。

 

 

 

 

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叡尊

国際観光日本レストラン協会の総会が奈良で開催されましたので出席してきました。

総会には講演が付いていました。

帝塚山大学の西山厚先生による叡尊についての講演でした。

え、叡尊ねえ。たしか大和西大寺のお坊さんでしたかねえ。

西大寺の、やたらと大きな茶碗で茶を回し飲みする行事~「大茶盛」を始めた人だったと思いましたが、不勉強でそれ以上は存知ませんね。

うーん、夕べは大和郡山市のフレンチ「LeBENKEI」で前夜祭があって、食べ過ぎ・飲み過ぎちゃったからなあ、1時間の講演とかツラいなあ・・・

と思いながら先生をお迎えしましたら、実に在り難いお話しでした。叡尊について全く勉強していなかったことは恥ずかしいことでした。

さて、以下は俄か勉強で書きますが、

叡尊は鎌倉時代の真言律宗の僧。大和郡山市の生まれ。仏教の戒律を復興し、当時衰微していた西大寺を復興した僧です。

当時仏教は朝廷や権力者と一体化し、僧自信も権力者に成ってしまっていましたから、戒律は疎かにされていましたが、叡尊は戒律を守ることを「自誓」します。

仏教界の高僧達が皆戒律を守っていないのだから、そういう先輩連の前で誓約しても意味が無いと言って「自誓」したわけで、いやいや、勇気がありますな。

さらに女性を僧にしたり、ハンセン氏病患者を救済して尊敬を集めます。

権門からの寄進は断って、一般からの少額の寄進で西大寺を大きくしたそうで、スゴいことです。

蒙古が襲来した時、叡尊は祈祷で暴風を起こしますが、その風が蒙古の船を沈めて蒙古人を殺してしまったことを悔やんだそうです。

実に変わってますな、イヤ間違えた、実に偉いです。

西山先生は、この叡尊の生涯を地元・奈良の子供達に話して聞かせる活動をなさっていて、子供達が書いた感想文が読み上げられると会場では涙を流す人が大勢いました。

叡尊も西山先生も、私にはチト偉すぎて近づきがたいですが、大茶盛だけではないことが良く分かりました。

追伸

『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.857日連続更新を達成しました。

 

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衣を通して江戸を知る

㈱竺仙の社長・小川文男さんの、

「衣を通して江戸を知る」という講演を聞きました。

日本橋の竺仙(ちくせん)さんは、天保13年のご創業。伝統の技法を守りながら現代の感覚に合わせた魅力的な着物を発信し続けておられます。浴衣があまりにも有名ですね。

当代は五代目で平成5年2月に代表取締役に就任されたそうです。私は「東都のれん会」で御一緒させていただいていますが、最近どうも、中央区・日本橋でこういう催しが盛んなような気がします。

日本橋辺りは再開発が目白押しで、私などはたまに出かけて工事現場を通りかかると、目がくらむような気がしますが、その一方で、この講演のように老舗を見直すことも行われています。

片や台東区は、街の「見た目」が古いから、それで伝統が在ると安心してしまっているのかもしれませんね。

伝統と申すものは、建物に宿るわけではなく、人に宿るものですから、安心していただいては困るのですが、それは今日はさて置きまして、小川さんの話しです。

江戸の人々は、どこに粋を求めたのか、です。

それも、「竺仙」さんが開業したのは「天保の改革」の真っ最中で華美な格好をすると幕府から弾圧された時代でした。その時代に、どこに粋を求めたのか、がテーマです。

一つの方法は、小紋の模様(点や線)を究極まで細かくすることでした。

染める点をどんどん細かくして行って、その点を無数に染めますと、遠くから見た場合は無地に見えるのですが、近づいて見ると小紋が染めてあることが分かります。無地に見えるので華美な模様とは言われないで済むのですが、実は工芸技術を極限まで競っている代物です。

厳しい時代にあっても、人々はファッションを諦めることはなく、こうした着物を買い求めたのです。粋ですね。

そうした小紋を造るための型紙を、「竺仙」さんは所有していて、太平洋戦争の時は、型紙を持って逃げたそうです。

現代では職人さんの数も少なく、人件費も高いので、こうした着物を安く造ることは難しくなりましたが、世界中にこうした技術があることを広めて、高く買って貰えるようにして行く必要があるだろうと思いました。

勉強になりました。

追伸

『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.851日連続更新を達成しました。

 

 

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縄文の記憶が宿る器

「坂田甚内&すき焼今朝のコラボ企画 楽膳会席~縄文の記憶が宿る器で味わう日本のご馳走 すき焼」

に行って来ました。

新橋の「今朝」(いまあさ)さんのすき焼会席を、全て坂田甚内さんの器で食すという企画です。

甚内さんは、縄文土器を思わせる「黒陶波状文」で知られる陶芸家ですが、最近はガラスも手掛けていて「陶硝人」と名乗っておいでです。略歴をコピペしますと、

1943年 東京生まれ。

1964年 偶然訪れた益子で師となる加守田章二の作風に魅かれ弟子入り、陶芸の道に入り1年半後に独立。

作品の収蔵先は、

大英博物館、ロックフェラー財団、アメリカ大使館、上海日本国総領事館、比叡山延暦寺、那須トラピスト修道院、 佐久近代美術館、早稲田大学学生会館などです。

さてさて部屋に通されますと、床の間に作品が飾られています。普段は展覧会場で観るものが部屋の中に在ると迫力を感じますね。

乾杯のシャンパンは「氷割」のグラス。

これは融かしたガラスをわざと冷たい水に入れてひび割れを作り、その上からまたガラスをかけた作品です。

泡とひびで不思議な景色。

続く料理も甚内さんの器に盛られて登場します。

そして、メインイベントのすき焼きの鍋も、甚内さんの陶製。最近は耐火性の高い材料が出来たとかで、陶器を直に火にかけても平気なのです。

気のせいか、やわらかく食べられるような気がして、実に結構でした。

この催しは今月いっぱい開催されています。ただし予約制。

追伸①

臨時営業のご案内です。明日3月24日は火曜日ですが、隅田公園の桜が咲きましたのですので休まず営業致します。来週31日も営業致します。どうぞご利用下さいませ。

追伸②

『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.849日連続更新を達成しました。

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昆布すき焼き

「すきや連」でお世話になっている、向笠千恵子先生が『和食は福井にあり』という本を出されました。

皆様にも是非ご購読いただきたいと思いますが、私が拝読して注目しましたのは、この本に掲載されている、福井市の料亭「開花亭」さんの、昆布出汁のすき焼きでした。

福井もすき焼きを推して行こう!ということで若旦那が新開発したのだそうです。

その若旦那が、3/3に開催しました「すきや連」に見えましたので、色々お話しをさせていただきました。

残念ながら、私自身は未だ福井に行くチャンスがなく、「昆布すき焼き」をリアルに食べていないので、ここに書くことも出来ないのですが、理屈的は旨いだろうという予想が立ちます。実際、しゃぶしゃぶのスープにも昆布だしを使うことが多いです。

その理屈を今日は書いてみましょう。

さて、昆布と肉が合う件を、私は以下↓のように理解にしています。

・昆布の旨味の正体は、アミノ酸であるグルタミン酸である。

・牛肉にも、アミノ酸の旨味・グルタミン酸や、やはりアミノ酸のアスパラギン酸が在るが、肉には加えて核酸に由来する旨味であるイノシン酸も在る。

・旨味物質は単独で使うよりも、アミノ酸系の旨味と核酸系の旨味を混ぜ合わせることで、旨味が飛躍的に強くなることが知られている。(これを「旨味の相乗効果」と言う)昆布と肉を同時に食べれば、この「旨みの相乗効果」を得られる。

出汁を使うすき焼きとしては、魯山人風すき焼きというのも在りますが、福井のすき焼きは意外とあれに近いものなのかもしれませんね。

魯山人は「出汁」としか言っていないのですが、「相乗効果」は昆布出汁が最強と思います。

魯山人は「開花亭」さんに縁がありますしね。

若旦那は、今後さらにまた色々試して、結果をご教示下さるそうで、実に楽しみです。

 

追伸

『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.843日連続更新を達成しました。

開催しました~第20回「すきや連」②

第20回「すきや連」を開催しました。

今回の会場は、珍しい肉屋発祥のホテルとして知られ、またプロ野球・巨人軍と甲子園球児の定宿としても知られる「ホテル竹園芦屋」さん。

今回も50人近くの、全国のすき焼き関係者が集結して大盛況でした。多くのスポーツ選手が愛した、但馬牛のすき焼きを堪能させていただきました。

<参加者の皆さんが書いて下さった寄せ書きを、昨日から公開しています。今日は、その②です。ご覧ください。>

・17年振りの竹園さんのすき焼き変わらず美味しいです!感動!ありがとうございます!(柴田伸太郎)

・すきやきで竹の園生のにぎわひに(青木太兵衛)

・昔「月刊ジャイアンツ」を定期購読してました。しょっちゅう出てくる竹園旅館に本日来店できて嬉しいです。元が肉屋だと聞きまたまた嬉しくなりました。(赤塚直子)

・芦屋に来ていろいろな部位の牛肉をいただいて、とても参考になりました。(藤井紀美江)

・旨い牛肉への想いの強さをひしひしと感じる夜でした。ひときわ旨い牛肉を楽しませていただきました。(鳥山渉)

・すだちのすき焼きがあまりに美味しかったです。但馬牛の奥の深さに感動を覚えました。(石川大介)

・生涯二度目の神戸beef(但馬牛)赤身の味しっかりしてて美味しい。今回も出席できて良かった。(清水祐子)

・すき焼きのご縁で初竹園芦屋で皆様とご一緒でき光栄です。感謝♡

(住吉のり子)

・記念すべき20回!和牛の原点但馬牛大変おいしかったです。

(吉澤直樹)

・初参加でおいしいお肉、楽しい会話たんのうしました。(木村元紀)

・竹園さん最高です!大変勉強になりました。(米政範)

・千人目光栄です!屋号のおかげです。(上田健一郎)

・阪神ファンです!竹園さん、ご馳走様でした。部位食べくらべおいしかったです。(森大亮)

・竹園さんのすき焼きおいしかったです。ごちそうさま!(中川晶成)

・神戸牛のすき焼き勉強させていただきました。(大西克彦)

・神戸beefとすき焼き最高のコラボでした。(丸橋弘資)

・歴史ある但馬牛は最高でした(中川純)

・皆様に竹園のすき焼きをお召し上がりいただき、楽しい時を過ごさせていただき、ありがとうございます。(大屋一行)

・皆様に来ていただき、竹園のすき焼きを食べていただいたことが本当に嬉しいです。(福本健次)

・いつもありがとうございます。皆様と食べるすき焼きは最高です。

(福本吉宗)

<以上>

追伸

『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.837日連続更新を達成しました。

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開催しました~第20回「すきや連」①

第20回「すきや連」を開催しました。

今回の会場は、珍しい肉屋発祥のホテルとして知られ、またプロ野球・巨人軍と甲子園球児の定宿としても知られる「ホテル竹園芦屋」さん。

今回も50人近くの、全国のすき焼き関係者が集結して大盛況でした。多くのスポーツ選手が愛した、但馬牛のすき焼きを堪能させていただきました。

まずは、参加者の皆さんが書いて下さった寄せ書きをご覧ください。

・ひなの夜や神戸ビーフの肌理まろし(向笠千恵子)

・但馬牛うま(馬)さなければただ(但)の牛一滴(岡章生)(寺尾大輔)

・神戸ビーフおいしく頂きました(山内紘記)

・開花亭さんの「昆布だしすき焼き」一度食べさせて下さい(奥井隆)

・3月2日「お水送り」の二日酔いもふっとぶ但馬牛すき焼き!うまい!

(田村均)

・すき焼きで地域創生!(開発毅)

・すき焼き恐るべし!(山口辰幸)

・すきや連20回おめでとうございます。あこがれの但馬牛大変おいしくいただきました。竹園さん、ありがとうございます。(相沢二郎)

・すき焼きのお肉の食べ比べなんとぜいたくなことでしょう!すきや連20回おめでとうございます。(相沢ヒロミ)

・但馬牛はやっぱりおいしい!(山本忠弘)

・但馬牛うまいな(馬いない)鹿児島の黒豚屋も感動しました。(米増昭尚)

・但馬牛丹波笹山雛の里(谷脇萬明)

・初めてうかがった竹園さんでのすき焼き、部位ごとに食べ分ける一頭買いならではの味わひを堪能させていただきました。(藤森朗)

・昔、長嶋監督に仕事でインタビューしたことがあります。そのご縁の場所ですき焼きを食べることができ嬉しいです。(土居秀夫)

・楽しいな、みんなで囲む鍋の味(竹澤嘉介)

・ごちそう様でした。大変美味しかった。神戸牛、但馬牛バンザイ!

(松田武朗)

・文明開化の味をこの芦屋でいただけ、この春も美しい桜が見れて嬉しいです。(西村委代)

・青い目の方にも人気すきや連(吉岡浩人)

・桃節句美味しいすき焼きたじま牛(三嶌太郎)

・巨人ナインの常宿ですき焼き!美味です。但馬牛素晴らしいです。

(島崎進)

・但馬牛の歴史を知り改良の苦労に、あらためて感謝です。竹園さんのすき焼きとてもおいしくありがとう。(和田政司)

・巨人ナインが愛した味+部位の食べくらべおいしかったです。(尾崎仁)

・久しぶりの芦屋へ伺い、竹園さんのすき焼きに感激です。またお訪ねしたいです。(諸井行子)

<寄せ書きはまだ在りますので、残りは明日のこのブログでUPします>

追伸

『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

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本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.836日連続更新を達成しました。

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世襲①

最近の料理業界のニュースと言えば、「なだ万」の社長に木浦信敏さんが就いたことでしょう。

木浦さんは「現代の名工」にも成っている、大変有名な料理人の方ですが、料理人が「なだ万」の社長に成るのは初めてのことです。創業家出身の前社長は退かれて、その後を継がれます。

もっとも社長に成ったからと言って、包丁をマウスに持ちかえて資金繰りに勤しむわけではないようです。

最近「なだ万」さんはアサヒビールさんの傘下に入ったので、会長がアサヒさんから来ています。

親会社から来た会長と、現場上がりの社長がコンビを組むわけで、日本航空さんに似ているような気がします。

日航へも、倒産した後、国に指名された稲盛和夫会長が来て、その下でパイロット出の植木義晴さんが社長に成りましたね。その後上手く行っているようですので、アサヒさんも同じ線を狙っているのだと思います。

木浦社長のご活躍と、「なだ万」さんのご発展を祈念致します。

さてさて、このブログも明日で五周年なので、日頃の請け売りばかりでなくて、少しはシリアスなことも書かねばなりません。

今日は世襲という、ちょいとシリアスでナーバスなことについて書いてみたいと思います。

なにしろ「ナッツ・リターン」騒動や「大塚家具」騒動で世襲組は、短慮で傲慢と思われて旗色が悪いですからね。

現在親の店を継ぐか迷っている若者の中には、「ナッツ」を視て、親とは別の世界に行かねば!と思い詰めている人がいるのではないかと思います。そうするべきなのか、ここで考えてみましょう。

例えば、私は外の世界で勝負するべきだったのか?

自分で言うのもなんですが、こう見えても、そこそこの能力はございます。

では外に出てしまえば良かったかと申しますと、結論はノーで、今はそのことに確信がありますが、若い時はやはり外に興味を持ちましたし、社長を世襲してからも、選抜されていない後ろめたさを感じたこともあります。世襲組は皆そうでしょう。

そんな人生を生きてきた私が今申し上げたいことは・・・

<この話しはやや長いので、明日のこのブログに続きます>

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて、あと一日で満五年連続更新です。

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世界遺産クイズ

「浅草うまいもの会」の新年会がありました。

恒例の、余興のクイズを依頼されましたので、今年も新作クイズを製作致しました。以下ご覧ください。

 

今回は、新年会の会場がふぐ料理の「三角」さんということで、

どういうクイズにしようかなあ~

と思案しておりましたら、神谷バーの神谷さんが、

「それは三角クイズだろう!」とおっしゃるので、三角形に関するクイズを造ってみました。いいですか?行きますね・・・

・直角三角形の斜辺の長さを c、その他の短い2辺の長さを a, b とすると、

a2 + b2 = c2という等式が成り立ちますが、この定理を発見した学者は誰でしょう?

アルキメデス ②アウグストス ③ピタゴラス

3秒以内にお答え下さい。3、2、1、ドン!

 

三角形クイズ、いかがでしたか?

浅草うまいもの会史上最も難しいクイズがまだまだ続くかと思いきや、これで終了です。

趣向はイキナリ変わって「世界遺産クイズ」をやりたいと思います。数学のクイズが盛り上がりませんからね。最近「和食」がユネスコの「世界遺産」になりましたのでね。「世界遺産クイズ」にします。

はい、頭を切り替えて下さいよ!行きますね・・・

・世界遺産を認定している国際機関と言えばユネスコですが、その正式名称は何でしょう?

①国際記念物遺跡会議 ②ジュネーブ条約機構 ③国際連合教育科学文化機関

・次の三つの、日本の文化財の内、世界遺産に成っているものは、ズバリ、どれでしょう?

①古都鎌倉 ②日光の社寺 ③百舌鳥・古市古墳群

・江戸時代のお城で世界遺産に成っているものは、次の三つズバリ、どれでしょう?

①彦根城 ②松本城 ③姫路城

・島根県には一つだけ世界遺産が在りますが、その島根県に在る世界遺産とは何でしょう?

①別子銅山 ②足尾銅山 ③石見銀山

・京都府の世界遺産と言えば「古都京都の文化財」ですが、文化財の一つが京都府外にはみ出しています。そのはみ出している先の市とはどこでしょうか?

①奈良県宇治市 ②大阪府長岡京市 ③滋賀県大津市

・四国地方は日本国内で世界遺産が最も少ない地方ですが、さて四国の世界遺産の数はいくつでしょうか?

①一つ ②二つ ③無し

・近畿地方は日本国内で世界遺産が最も多い地方ですが、さて近畿の世界遺産の数はいくつでしょうか?

①4つ ②5つ ③7つ

・東北6県の内、世界遺産が在る県は3県ですが、逆に世界遺産が無い3県は次の123の内どれでしょう?

①福島と山形と秋田 ②福島と岩手と秋田 ③福島と宮城と山形

・日本には世界自然遺産が4つ在り、その内3つは知床、屋久島、白神山地ですが、残る1つは何でしょうか?

①  富士山 ②阿蘇山 ③小笠原諸島

<クイズは以上です。正解は、明日の弊ブログにて>

追伸

一冊丸ごと「すき焼き大全」とも申すべき本が出ました。

タイトルは『日本のごちそう すき焼き』、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.809日連続更新を達成しました。

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銀座の夜景

「料飲三田会」の新年会に出席しました。

今回の会場は、

「銀座ライオン」6階の「銀座クラシックホール」。

本当にクラシックな部屋です。昭和9年の創建で、80年以上変わらぬたたずまい残しています。

最初は大日本麦酒㈱の本社屋として建てられ、当時は講堂として、やがてダンスホールとして使われるようになったそうです。

奇跡的に昭和20年の大空襲も免れたそうで、まわりの焼け出された人々がこの建物に集まって、雨露をしのいだこともあったそうです。

今回この会場が選ばれたのは、雰囲気が良い、ビールを飲みたいということもさることながら、銀座の夜景を楽しみたいと考えたからです。

銀座の工事現場の夜景を、です。

現在銀座では『銀座六丁目10地区第一種市街地再開発事業』という、早大な再開発、イヤ、壮大な再開発が行われています。

以前デパート「松坂屋銀座店」が在った銀座六丁目10番地と六丁目11番地が合体して、約1.4haという広大な更地が出来ています。

で、そのすぐ隣の銀座七丁目に「銀座ライオン」ビルは在ります。

だから「ライオン」ビルから工事現場の夜景が楽しめるのです。

「料飲三田会」には銀座の人が多く、「今ライオンからの夜景が面白いよ!」というおススメで、こういうことになった次第です。

銀座にこんな更地が出来るのは、おそらく大空襲以来のことでしょう。

では、

君の瞳に乾杯

銀座のクレーン車にも乾杯

追伸

一冊丸ごと「すき焼き大全」とも申すべき本が出ました。

タイトルは『日本のごちそう すき焼き』、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.806日連続更新を達成しました。

 

 

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