一周忌
新仲見世の食堂「うまいもん あづま」の先代・染谷三郎さんの一周忌を偲ぶ会に出席しました。
「うまいもん あづま」さんは昭和初期のご創業。下町ならではの昔懐かしい洋食・カツから、寿司、ラーメン、甘味と、料理のジャンルにはこだわらず、浅草を感じさせる料理を提供して、人気のお店さんです。
その「あづま」に、三郎さんは若くして入り、昨年亡くなるまで経営してこられました。町会や防犯協会の活動にもご熱心で、地域では有名な方でした。
この日の会は、相撲甚句の名手・元関取の大至さんが故人の生涯を相撲甚句にして唄うところから始まるという、斬新な展開。相撲甚句には、こういう使い方もあるのかと知りました。
やがて和やかな宴席に。
今はご子息の孝雄さんが立派に経営しておいでですが、最近ではインバウンドの外国人にも人気でご繁盛。先代は安心して天国に行かれたことと存じます。
ご冥福をお祈りいたします。
追伸
拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。
東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。
四六判240頁
価格:本体1600円+税
978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売
株式会社晶文社 刊行
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.350連続更新を達成しました。