プレミアム例会

表参道の日本料理「太月」さんに行って来ました。

このお店で料飲三田会の「プレミアム例会」を開催する予定なので、事前の挨拶です。

「プレミアム例会」とは、キャパシティの小さい御店を、当会で借り切って食事を楽しむ例会のことで、今回初めて開催するものです。募集方法は「先着順」です。

今回は志村久弥副会長、手塚良則幹事の企画により「太月」さんに決りました。

会場店「太月」のオーナー料理長・望月英雄さんは、1979年神奈川県泰野市生まれ。

野球少年でしたが、ひじを痛めたことをきっかけに料理の道を目指し、新宿の「龍雲庵」、浜町の「玄冶店濱田家」、麻布十番の「割烹喜作」で日本料理を修業、20138月表参道に「日本料理太月」をオープンしました。

当会監査役の「濱田家」三田芳裕さんも以下のように、このお店を推しておられます。

「太月の望月さんご夫妻は、比較的短時間でしたが、ご主人は調理、奥様はサービス部門で「濱田家」にご勤務頂きました。現在はお二人で「太月」を立派に繁盛店にされ、私も家内も喜んでおります。「太月」にて皆様に例会を開いて頂けましたら誠に有難く存じます。」

お訪ねした日も、秋らしく趣味の良いお料理の数々で、大変美味しく頂戴しました。当日が楽しみです。

追伸

930() 午前10時放送のBS-TBS『サタデードキュメント』に出演させていただきます。どうぞ、ご覧ください。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.771日連続更新を達成しました。

すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

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宗和流本膳料理

飛騨高山に行ってきました。

国際観光日本レストラン協会の研修会が高山市の料亭「洲さき」さんで開催されたからです。

高山の中心市街地には江戸時代の町屋が良く保全されており、その景観から「飛騨の小京都」などと呼ばれます。私が訪ねた時も、多くの外国人の姿が見られました。

さて、その「洲さき」さんは寛政6年(1794年)のご創業。江戸時代に編み出された宗和流本膳料理を現在に伝える唯一の店であります。建物自体も高山市有形文化財。

「宗和流」とは、申すまでもなく、お茶の「宗和流」の祖・金森宗和が好んだ料理のこと。宗和は高山の城主だったのです。

本来は「三汁二十菜」と言って、食べるのに10時間かかる(!)とかで、実際「洲さき」の当代の結婚披露宴は、その位の時間がかかったそうです。

うーん、そんなに長時間飲んだら、肝臓に悪いですなあ・・・

ということで、現代では限られた時間に対応したものになっていますが、それで勿論技術の多彩さ、丁寧さは感じることが出来ました。

メインは、子持ち鮎。

「良く焼いてあるので、頭も食べられます」という説明でしたので、骨もいただきました(笑い)

二次会は地元の芸者さんが経営する御店へ。

ご馳走様でした。楽しかったです。

 

追伸

9月30日(土) 午前10時放送のBS-TBS『サタデードキュメント』に出演させていただきます。どうぞ、ご覧ください。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.769日連続更新を達成しました。

すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

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年次総会

一般社団法人「100年経営研究機構」さんの年次総会があり、ゲストとして出て欲しいということでしたので、出席致しました。

料理屋の総会は、とにかく早く食事をしたいので、議事はすっ飛ばすことが多いですが、こちらは流石に真面目な活動報告がありました。

1100年経営とソーシャルビジネス

2100年経営と次代が求める資本主義の在り方

3100年経営と近江商人(「近江商人のルーツを探る」をツアー)

4100年経営と中国

5100年経営アカデミー

20175月、ハリウッド大学院大学様との業務提携のもと、100年経営を体系的に学べる場として世界初の試みである、「100年経営アカデミー」が開講いたしました。前期は「100年経営概論」と称し、100年経営に必要なマーケティングやリスクマネジメントなど全15回の講義を行い、15名の受講生が履修いたしました。

私が関わりましたのは「5100年経営アカデミー」で、講演内容は、こちらに掲載してございます。

久しぶりに当時の受講生さんとも懇談できて、楽しく勉強になるひと時でした。

ありがとうございました。

 

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すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

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古民家レストラン

嬉しいニュースに接しました。

「野村醸造」さんが古民家レストランを開業されるとか。

「野村醸造」さんと聞いてもピンと来ないかもしれませんが、

銘酒『紬美人』を醸しておられる蔵で、2年前の鬼怒川の氾濫で被災した、茨城県常総市の蔵と聞けば思い出す方も多いと思います。

「2年前の9月10日朝、北西約2キロの地点で鬼怒川が越水。野村さんの胸まで水が迫り、酒蔵も冠水した。水が引くと室内は泥まみれで、瓶詰めした日本酒1万5000本のほか、酒造りの機械類も使えなくなり、損害は約7000万円に上った。」と申します。

その翌年の6月、野村さんは私のイベントに出店して下さいました。

私と浅草の旦那衆との対談本『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』の刊行を記念した「すき焼きを食い、カクテルを飲み、著者・関係者と語る会」です。

この会はタイトルの通り、「ちんや」のすき焼きを会場のホテルに持ち込んで食い、また対談場所である浅草のバー「ORANGE ROOM」さん・「FOS」さんのカクテルも持ち込んで飲み、関係者と語る、という会でした。

そしてさらに、日本酒は「野村醸造」さんの『紬美人』をお飲みいただくことにいたしました。

野村さんは、それまで全く面識がありませんでしたが、出品依頼の手紙を出しますと、ご快諾下さり、会場の浅草ビューホテル4階までいらして、自ら来客に酒をふるまって下さいました。恐縮なことでした。

それから1年強。

「単なる復旧ではなく、一歩前に出よう。マイナスをプラスに転化しなければいけない」ということで、11月に古民家レストランを開業されるとか。

ご繁盛を心より祈念致します。

 

 

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すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

 

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遠き海原②

「伊場仙」の十四代目・吉田誠男さんが本を出されました。題して、

『遠き海原~世界都市「江戸」誕生の物語』。

(出版社名、コードなどは弊ブログの9/3をご覧ください)

「伊場仙」の初代・勘左衛門が家康と共に岡崎から江戸へ来たのは、当時未だ湿地帯だった江戸を天下第一の都市にするためでした。そして、その治水技術をオランダに求めたことで、勘左衛門はオランダと敵対していたスペイン・ポルトガルを敵に回すことになる・・・

というのが、この御本の筋書きで、元NHKアナウンサーで歴史通の松平定知さんも推薦文を寄せて、「ストーリー展開に目を見はった」と絶賛しておられます。たしかに私が読んでも、

そんな設定、「あり」なの?!

と思うような発想の面白さなのですが、それをここで書くと「ネタばれ」になるので、書けません。

一方面白い展開とは別の次元で、吉田さんがこの御本で言っておきたかったであろう部分は、三河商人の在り方について、です。そちらの方はここでご紹介しても良いだろうと勝手に判断して書きますが、その三河商人の在るべき姿は、なんと家康が語るのです。

「上に立つ者は常に頭を下げるように心がけよ。卑しい者ほど威張りたがるものじゃ。大器あるものは自分の偉業を誇示することはない。謙虚に、控え目に生き抜くことじゃ、江戸日本橋はこれから幾百年この国の中心になろう。この街の有力なる者の品性が問われるぞ。」

勘左衛門が、父・利兵衛が手がけていた江戸の治水事業を継いだのは、わずか16歳の時。利兵衛は、おりから台風が接近して来たので、自分の造成した地盤が大丈夫か点検に行って、帰らぬ人と成ってしまいます。

その事業を若くして継いだ勘左衛門に、家康が与えた訓戒が、上の言葉なのです。

常に頭を下げよ、そして商人の身であっても天下国家を考えよ、というメッセージを言いたかったのは、間違いなく、吉田さん御自身でしょう。それを家康が語るのです。

当節、耳の痛い人が多かろうと思います、私を含めて。

ひらたく申しますと、吉田さんに叱られてる気分・・・もちろん在り難いですが。

 

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すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

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米沢講演

米沢商工会議所さんから講演の依頼が来ました。

交通費、宿泊費まで会議所でご負担くださって来て欲しいとは、実に光栄なことです。

尾崎さん、ご紹介ありがとうございました。

「米沢牛のれん会」の皆さん、講演会はさて置き、懇親会だけは是非お越し下さい。10/10火曜日の夜5時から講演、6時半から懇親会、場所は東京第一ホテル米沢です。

お待ちしてます。

 

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遠き海原

「伊場仙」の十四代目・吉田誠男さんが本を出されました。題して、

『遠き海原~世界都市「江戸」誕生の物語』。

「伊場仙」さんは創業425年という、とんでもなく長い歴史を誇る老舗さんで、日本橋で扇子とうちわを商っておられます。

その初代・伊場屋勘左衛門は岡崎の出で、家康と共に江戸へ入って来たと伝えられています。が、それ以上の細かい話しは伝わっていないそうな。遥か昔ですからねえ。

で、どうせ史実が不明瞭なら小説にしてしまえ!

というのが、この御本です。店の主が、先祖のことを小説にしたという、大変面白・珍しい事例が、これなのです。

さてさて、勘左衛門が江戸へ来たのは、当時未だ湿地帯だった江戸を天下第一の都市にするためでした。そして、その治水技術をオランダに求めたことで、勘左衛門はオランダと敵対していたスペイン・ポルトガルを敵に回すことになる・・・

というのが、この御本の筋書きです。

NHKアナウンサーで歴史通の松平定知さんも推薦文を寄せて、「ストーリー展開に目を見はった」と絶賛しておられます。

是非、ご購読を。

単行本。ハンカチーフ・ブックス

ISBN-10: 4908609071

ISBN-13: 978-4908609077

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心のふるさと

「八芳園」さんの、創業75年を記念した改装工事が完了し、新装お披露目会が開かれましたので、参加してきました。

今回「八芳園」さんが掲げておられる「日本人には心のふるさとを、外国の方には日本文化を」

というビジョンの前者は、

結婚式を挙げたカップルに、七五三・就職祝い・銀婚式・金婚式などでリピート利用してもらおう、という考え方、

そして後者は、2020を控えた新しい展開だろうな、

と私は考えたのですが、

良く聞きましたら、「日本人には心のふるさとを、外国の方には日本文化を」というのは創業者・長谷敏司氏の「思い」だったのだそうです。

戦後まだすぐの1950年のことですから、先見の明があったと申せましょう。

お披露目会は官公庁・業界関係・プレスの方々で大変盛況でした。

新装誠にお芽出とうございました。

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夏例会

東都のれん会「東若会」の夏例会を開催しました。

会場は「駒形どぜう」さん。

そう、今年一年=私が幹事長の間、例会場は浅草と決まっているのです。

会員で「駒形どぜう」七代目・渡辺隆史さんのミニ講話「どぜうの七不思議」を拝聴したのち、江戸の名物・どぜう鍋を、心ゆくまでご堪能致しました。ついでに申しますと、どぜう汁に使う味噌は東都のれん会会員「ちくま味噌」さんのもの。またお酒はやはり会員「豊島屋」さんの「金婚」でした。合わせて皆さんにお楽しみいただきました。

この「東若会」の例会は、これまでスーツ・ネクタイ姿で開催して来ましたが、今回は暑中の会合ですから、「カジュアル例会」と銘打って開催しました。

「カジュアルと言われても、仕事の日だからスーツを着ていて、着替えるヒマがないよ!」という方には、もちろんその格好でお越しいただき、お店に着いたら、スーツを脱ぎ、ネクタイを外して、どぜう鍋を楽しみました。

そして、二次会は向島♡

楽しかったですね。

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.739日連続更新を達成しました。

 

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専用

ん? これって、女性専用車?

「つくばシティロータリークラブ」さんの卓話にお招きいただいて、浅草から「つくばエクスプレス」に乗り込んだ時、私は周囲が全員女性なのに驚きました。

会場の「ホテルグランド東雲」さんには何度かうかがったことがあり、「つくばエクスプレス」に女性専用車の制度があることは知っていましたが、たしか夜のラッシュアワーだったはず。今は未だ17:15なんだけどなあ・・・と思って再度よくよく眺めまわしますと、

あ、男も乗ってた。

しかし、ごく数人です。9割以上は女性。

窓ガラスに貼られている表示も確認しましたが、

【平日(夕・夜)】秋葉原を18:00以降に発車する電車から最終まで女性専用。

と書いてあります。だから断じて今は専用ではないのですが、専用に成るだいぶ前から、「ほぼほぼ専用」「プレ専用」に成っていたのですね。知りませんでした。

乗っていて、女性陣からの視線が気になることはなったのですが、面と向かって注意されるわけでもないので、立ったままお菓子をムシャムシャと食べる女性を視野に入れつつ、終点のつくば市まで堂々乗車させていただきました。

あ、そんなことは、このブログの本題じゃないですよね。

つくばの皆さん、私の拙い卓話をご清聴いただき、誠に在り難うございました。

 

追伸1

雑誌「dancyu」2017年8月号の「美味東京」特集に、「ちんや亭」の「適サシ肉」の「ちょい食べ」が採り上げられました。ありがとうございます。

<「適サシ肉宣言」関連の、これまでのメデイア掲載は以下↓の通りでした>

「文春オンライン」2月8日より掲載中

日本テレビ「スッキリ!!」2月9日放送済み

TBSテレビ「白熱ライブビビット」2月10日放送済み

テレビ朝日「スーパーJチャンネル」2月10日16時50分放送済み

東京新聞(特報面)2月12日掲載済み

TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」2月12日10時放送済み

HBC 北海道放送「今日ドキッ!」2月15日15時44分放送済み

「肉メディア.com」(インターネット)2月15日掲載済み、文:松浦達也様

TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」2月16日7時35分放送済み

産経新聞(生活面)2月21日掲載済み

日刊ゲンダイ2月24日掲載済み

「おとなの週末」(雑誌、講談社)2017年3月号掲載済み

FMえどがわ(84.3MHz)3月2日放送済み

読売テレビ「そこまで言って委員会」3月12日放送済み

テレビ朝日「週刊ニュースリーダー」3月25日朝6時放送済み

TBSテレビ「ぴったんこカン☆カン」3月31日19時56分放送済み

「ワインホワット!?」(ワイン専門誌)2017年5月号掲載済み

NHKテレビ「所さん!大変ですよ」4月13日20時15分放送

ブーストマガジン(インターネット)5月12日(前編)、19日(後編)掲載中

テレビ東京「和風総本家」5月18日放送済み

「婦人画報」(雑誌)2017年7月号「世界が恋するWASHOKU」特集

「健康保険」(健康保険組合連合会発行)2017年6月号、文:山本謙治様

「dancyu」2017年8月号、「美味東京」特集

追伸2

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.731日連続更新を達成しました。

Filed under: すき焼きフル・トーク,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)