日本酒クイズ

「浅草うまいもの会」の屋形船の会がありました。今回は新潟県の日本酒関係の方がゲストで見えたので、毎度余興担当の私は、「日本酒クイズ」を創りました。
さて、皆さんは、何問できますか?全部三択です。

<日本酒クイズ>
・酒の銘柄についての問題です。次の3軒の酒蔵の中に、新潟県の蔵ではない蔵が1軒ありますが、それはズバリ、どれでしょう? 
1〆張鶴、2北雪、3東光

・またまた酒の銘柄についての問題です。次の3軒の酒蔵の中に、新潟県の蔵ではない蔵が1軒ありますが、それはズバリ、どれでしょう?
1天領盃、3新政、3吉乃川
 
・酒が登場する文学の問題です。狂言の「棒縛り」は、酒を盗み飲みする癖のある登場人物が棒に縛りつけられてしまうことから始まる滑稽な筋の話しですが、さて、この話しの登場人物3名の内、棒に縛られてしまう人物は、誰でしょう?
1太郎冠者、2次郎冠者、3主人

・酒にまつわる事件の問題です。明治初期、所得税を効率的に課税することが出来ずにいた明治政府は、代わりに酒税を増税しようと考えますが、それに反対する酒造業者が大集結するという「大阪酒屋会議事件」が起こります。さて、この時政府の弾圧を免れるため、酒屋が集まった場所は、どこだったでしょう?
1淀川の舟の上、2松島の遊郭、3嵐山の竹林

・日本酒の造りに関する問題です。精米歩合(せいまいぶあい)とは、原料の玄米の表面を、どの程度削ったかを表した数字のことですが、次の、どの精米歩合が、一番米を削ったものでしょうか?
135%、250%、365%

・一般的な日本酒のアルコール度数は、ずばり、何%でしょう?
16%、215%、327%
・酒の流通に関する問題です。「ひやおろし」という方法で売られる酒がありますが、さて、「ひやおろし」とは、いつ売られる酒でしょうか?
1秋口、2師走、3立春のころ

・酒の造りの問題です。1957年に新潟県で開発された、酒造りに適した米の銘柄は、ずばり、次の内のどれでしょう?
1「五百万石」、2「山田錦」、3「美山錦」

・新潟の酒と言えば、「淡麗辛口」のイメージがありますが、そのイメージは1980年代の辛口ブームに由来するもので、それ以前は「たんれい」の漢字も違っていました。さて、以前の「たんれい」の漢字は次の内のどれでしょう? 
1端麗、2探麗、3鍛麗

*正解は、明日の弊ブログにて。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

<「ちんや」臨時営業のお知らせ>
以下の日は火曜日ですが臨時営業致します。どうぞ、ご利用下さいませ。
4月30日(火曜)(祝日)

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社内の広報

令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。これを、「ちんや」の仕入れ方法の新しい基準としたことは、3/31の弊ブログにUPした通りですが、こういう場合に一番大切なのは、社内の広報です。
「社内の広報」とは変な言葉ですが、要するには現場に良く理解してもらう、ということですね。
私自身も若手サラリーマンだった時に経験しましたが、自分が深く理解していないモノを売る立場というのはツラいものです。商売の現場はフリートーキングですから、お客様は自分が納得するまで、いくらでも質問できます。記者会見よりハードです。その状況は、なかなかツラいものです。
そこで今回の重量制限の件も、全社員に一対一で私が面談して、それぞれに説明する作業を進めています。
が、それをやれば充分というわけではないです。
耳から聞いただけでは、腑に落ちないタイプの人が大勢いるからです。
そこで必要になるのが体感です。
「ちんや」の肉は、自分が食べてみてたしかに美味しいんだ!他と違うんだ!という体感がないと、自信をもってお客様にPRできません。
耳で聞いたものを、「受け売り」で説明してみても、説得力が乏しくなりがちですから、自信がないから、あまり話題にしないようにしようかな・・・となりかねません。
だから、結局、自分で食べること、それが大事です。
詳しいことは良く分からなくても、私自身が美味しいと思います!ゼンゼン違いますよ!
と言えるように、「ちんや」の肉を食べる機会を、賄いの「肉の日」とかを増やしていかねば、と思います。

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4月30日(火曜)(祝日)

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茶店

今年も向島墨堤組合さんの茶店がかかりましたので行って来ました。
墨堤組合は、向島の料亭さんと芸者衆の組合でして、桜の季節に隅田公園に茶店を出します。日ごとに料亭が分担する形になっていて、客入りが悪い日があると、その日の料亭が格好悪いので、呼び出しメールは結構真剣です(笑い)
今年の日程は3月28日(木)~4月7日(日)。ほぼ満開の時季に当たって、良かったですね。
7日までやっていますので、皆様も花見がてらお出かけ下さい。
場所は「桜橋」デッキの墨田区側です。

追伸
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13冠

桜も満開だった3月末のある日、
「ちんや亭」の、肉の食べくらべキャンペーン「ちょい食べGO」で13冠(=13種喫食)を達成した方が、副賞の塊肉の画像をネットにUPしてくれました。ありがとうございました。
この方を含め、21人の方が7冠以上を達成して下さり、本当に在り難いですね。
そのせいか、今月の「ちんや亭」の売上は前年対比125.6%でした。
どうも、まったく、さんきゅうでした。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

<「ちんや」臨時営業のお知らせ>
本日と改元連休中の、以下の日は火曜日ですが臨時営業致します。どうぞ、ご利用下さいませ。
4月2日(火曜)(隅田公園桜まつり)
4月30日(火曜)(祝日)

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いやさかプロジェクト

「いやさかプロジェクト・和楽奏伝」が浅草公会堂で開催されたので、聞いてきました。
この公演は、浅草の宮本卯之助商店の八代目・宮本義彦さんがプロデュースして、気鋭の邦楽演奏家を集めたものです。
卯之助商店さんの企画ですから、やはり和太鼓が中心ですが、津軽三味線、三線、箏、雅楽といった、太鼓とは距離のありそうな楽器も続々登場して、しかし見事にフュージョンになっていたのには、感心してしまいました。
案内文に「日本でそれぞれに培われてきた伝統音楽。それはこの国の自然と生活文化の豊かさを物語ります。」とありましたが、普段は、それがオールジャパンで鳴ることはあまりないですね。今回は素晴らしく一丸になっていて結構なことでした。
そして白熱のパフォーマンス。
「次に伝える」趣旨ということでしたが、この位の勢いがあれば、観客も大興奮でしたし、続きそうな気がします。
今後の展開も楽しみです。

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4月30日(火曜)(祝日)

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肉のフォーティエイト宣言

「おいしい肉は480!」(「肉のフォーティエイト宣言」)

アイドルの話しではありません。ここは肉ブログですから、肉の話しです。
が、数字だけは芸能界と共通しておりまして、「美味しい肉はフォーティエイト!」と覚えていただければと思います。
さて、何のことかサッパリ分からない方がほとんどでしょうから、つつしんでご説明いたします。
浅草「ちんや」は、平成最後の月=平成31年4月より、仕入れる牛さん一頭の重量(枝肉重量)を480キログラム以内に制限したいと思います。
「ちんや」は日頃より仕入れの際に牛さん一頭を単位に仕入れる「一頭買い」を行っておりますが、その際大き過ぎる牛さんは、美味しくない可能性があるので仕入れないことを宣言致します。
仕入れの選択の範囲をあえて好き好んで狭めると思っていただいても結構です。どのくらい狭めるのかと申しますと、出荷される黒毛和牛の頭数全体の20%程度を、まず重量により選択の範囲と決め、その狭い範囲の中だけから、さらに「適サシ肉宣言」により「ちんや」に向いた牛さんを選んで行く、ということでございます。中には600キロを超えるような牛さんもいますが、それは除外します。
重量制限を設けるということは、
「小ぶり」の個体が美味しい、
大きい個体は美味しくないことがある、
という、魚の業界でも良く知られた経験則を具体化、明確化するということです。
実は私は平成29年1月の「適サシ肉宣言」の時にも、この重量制限の件を言いたいと思っていました。
その時は諸般の事情により見送りましたが、
あれから2年、平成時代の終わりを迎えるに当たり、今回「どうしても平成の内に言ってしまいたい!」という気持ちに駆られて、ここに宣言致しました。
思えば、牛さんの味より重量の大きさを追い求めることは平成の畜産業界の弊風でした。その傾向が次の時代にまで続かぬよう、一人の買い手として姿勢を明確に致します。
畜産業界には、売り手として牛さんの重量を制限している団体として、唯一「神戸肉流通推進協議会」さんがあります。「神戸牛」ブランドを管理している団体です。
大きくなりすぎると「神戸牛」らしいキメの細かい肉質が損なわれる、つまりサシの形状が「小ザシ」ではなくて「粗ザシ」になってしまうと考え、「神戸牛」の定義に重量制限の項目を入れておられます。したがって重量が大きすぎると兵庫県産であっても「神戸牛」とは名乗れません。
一方、買い手として重量制限を公言している団体や会社を私は寡聞にして知りません。「ちんや」が本邦初かもしれません。
それはさて置き、「ちんや」でも美味しいお肉、つまり「小ザシ」のお肉を追い求めるため、平成31年4月より仕入れる牛さんの一頭の重量を480キログラム以内に制限します。「美味しい肉はフォーティエイト!」と覚えていただければと思います。
4月初から新方針による仕入れを開始し、そのお肉を熟成させて、月末より浅草の店頭でご提供申し上げます。
これまでより選択の範囲が狭まり、仕入れが困難になることから、4月末の提供開始に合わせて価格も改訂させていただきますが、美味しさにつながる変更ですので、何卒ご諒承下さいませ。(終わり)

(注)「小ザシ」のお肉が美味しい理由は、平成29年1月の「適サシ肉宣言」の時にご説明しました。再度確認なさりたい方は、こちらをご覧下さいませ。

(注)「枝肉」とは牛さんから皮、頭、内臓などを取り除いた状態のことを言い、競りなどの売買取引は通常「枝肉」を単位として行われます。

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だし場

東都のれん会「東若会」の総会が、「日本橋だし場はなれ」さんで開催されたので、参加しました。
「東若会」の今年の幹事長、つまり私の次の幹事長が「にんべん」の社長さんなので、にんべん直営店の「だし場」さんで開催されたという次第です。
「にんべん」さんは今年で創業三百二十年だそうで、その間培ってきた、だしの旨味を活かして開設した料理店が「日本橋だし場はなれ」です。だしは永年和食の影の主役でしたが、それを表の主役に押し出したわけですね。
が、高級店というわけではありません。料亭さんとか、だしにこだわるお店は、高級になりがちですが、そこは避けておいでです。「本流・本筋を大切にしながら、よりカジュアルに」
ということで、
カジュアル価格でお椀や炊き込みご飯などが食べられます。つまり長大な和食のフルコースを食べなくても良いのです。
うん、旨いやり方ですね、いや、上手いやり方ですね。
御馳走様でした。

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実行

消費増税対策で最近導入した、ウチのレジに対してイラついています。
「実行!」というボタンを押しているにも関わらず、
「実行しますか?」と尋ねてくるので、それに対して「はい!」と返さないといけない。

人を舐めているのか
「構ってちゃん」なのか

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4月2日(火曜)(隅田公園桜まつり)
4月30日(火曜)(祝日)

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珍条例

GJ!鎌倉市議会。
良い仕事なさいましたね。
報道によりますれば、
「神奈川県鎌倉市議会は3月22日、観光客らで混雑する場所で歩きながら食べる行為の自粛などマナー向上を求める条例を可決した。市民から「観光客とすれ違う際にソフトクリームや団子のたれで服が汚れる」との苦情が相次いでいた。罰則はなく飲食店に販売規制もない。全国でも珍しい条例で4月から施行する。」
「条例は歩行者が接触するほど混雑した場所での食べ歩きなどを迷惑行為と規定した。」
ただですね、言葉の定義については、もう少し論議して良かったかもしれません。
「食べ歩き」とは従来複数の飲食店をハシゴすることを言っておりまして、「歩行者が接触するほど混雑した場所で食べること」は言ってきませんでしたので、そちらにはもっともっとイメージが悪いような言葉を充てた方が良いと思うんですよね。
ともあれ、鎌倉市議会さん、良い仕事なさいましたね。お疲れ様でした。

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4月2日(火曜)(隅田公園桜まつり)
4月30日(火曜)(祝日)

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浅草秘話

大学同期の落語家・立川談慶君の浅草での独演会「第二回浅草の談慶」が開催されました。
「第一回好評につき」開催とかで結構なことでした。
今回は私も少しだけ出演させていただきました。チラシに曰く、
「今回は、浅草のレジェンド松倉久幸会長(東洋館館長)に加え、浅草の老舗「ちんや」六代目社長・住吉史彦氏を迎えての独演会。談慶と松倉会長、そして・・ちんや主人の3人対談で他所では聞けない浅草秘話もお楽しみ下さい!」
ひ、秘話ねえ・・・
そんなにキワドい話しはないですけど、松倉会長は2016年に刊行された拙著『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』の中で私が対談させていただいた、浅草の九人の旦那衆の一人でして、だいたい十八番のネタは心得ています。
今回も変わらずお元気で、100歳まで頑張ります宣言も飛び出して、結構なことでした。
同期生も何人か応援に来てくれて、楽しい出演でした。ありがとうございました。

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