〆論争

御蔭様にて弊ブログは、本日994日連続更新を達成。1.000日までカウント・ダウンに入りました!

毎度のご愛読に心より感謝いたします。さて、

「ちんや」精肉売店の、肉以外の品揃えを御指導いだいているIZ川さん達と、鍋物の「〆」について、色々話しました。

「ちんや」お座敷のしゃぶしゃぶの、〆に使っているきしめんを売店でも売ろう!という所から、その話しが始まったのですが、各地に色々な〆方があるので、話しは尽きず、すっかり会議の時間を食ってしまいました。

で、この際ですので、「ちんや」の鍋の〆方を書いておこうと思いますが、しゃぶしゃぶは今書いた通り、きしめんです。

きしめんを鍋に残ったスープで煮て、スープと共に鉢に入れ、一緒に塩・胡椒して食べていただきます。

すき焼きの方は、白飯で自家製のしぐれ煮と共に食べていただきます。

浅草のすき焼き屋の「米久」さんは、鍋の中の煮詰まった割り下=これを鍋下と申しますが、それをスプーンですくって、白飯に載せて食べるようです。

他の鍋物屋さんの方法も紹介しましょう。

どぜう屋さんは基本白飯で、鍋の残りで何かする、ということはないようです。

でも私は、残りの割り下で残りの葱を煮て、それを白飯に載せて食べるのを無上の楽しみとしています。どぜう屋さんでは、大量の刻み葱がサービスアイテム(=無料のアイテム)として出されますが、この葱はこだわりの葱ですから、それを残す手はありません。

最高に美味いですので、「どぜう総理」が下野しておヒマになったら教えて差し上げたいと思っています。

吉原の桜鍋屋「中江」さんでは「後ごはん」というものを作ります。残りの割り下の中に生タマゴを投入して、それが半熟に成ったら、白飯に載せて食べるのです。

これもなかなか旨いものですが、問題点があります。必ず半熟で止めないと、タマゴのタンパク質が焦げて凝固し、鍋にこびりついてしまうのです。そうなると洗い場さんが大変です。

「KM形どぜう」の若旦那は、客が勝手に「後ごはん」をしようとするので非常に困る、とボヤイておいででした。あるすき焼き屋さんは、客が「後ごはん」をしようとするのを断固拒否したら喧嘩になってしまった、とこぼしていました。

貴重な鍋が焦げると困りますので私も警戒しているのですが、「ちんや」で「後ごはん」をしようとする人は、今のところ、ほとんどいません。

「ちんや」で多いのは、しゃぶしゃぶ用のきしめんを、すき焼きの鍋に入れて、残りの割り下で煮ようとする人です。

まあ、やめろ!とは申しませんが、これって味的にどうなんでしょうか?

その状態は炭水化物の量に比べて調味料の割合が極端に多い状態です。平たく申すと甘辛すぎて、私などはとても食えません。

「ちんや」の割り下は、熟成させた、旨みの濃い「ちんや」の肉とバランスするのであって、きしめんとは決してバランスしません。

こういう食べ物を好む人は、腎臓病志願の方と申せましょう。

この食べ物を食べるのに、たっぷりのタマゴにつけて味をマイルドにする、という手もあるかもしれませんが、きしめんの中まで割り下の味が浸透しますので、タマゴくらいではマイルドにならないかもしれません。

かろうじて食べるには、あの「焼きそばライス」路線、すなわち割り下で似たきしめんをオカズにして白飯を食べる、という方法が、在ると言えば在ります。

まあ旨いので、この方法は一応お勧めできます、糖尿病志願の方に。

追伸①

 BSテレビ朝日「幸福の一皿」~美味しさの物語 に出演させていただきます。是非ご覧ください。

 「食卓の華!すき焼き」

 11月23日(金) 20:00~20:54 オン・エアです。(再放送)

 この番組について詳しくはこちらです。

追伸②

ケーブルTV局J:COMの、「村野武範の馳走百景」に出演させていただきます。

是非ご覧ください。放送日は以下の通りです。

11/20(火)夜10時~

11/21(水)深夜0時30分~

11/27(火)夜10時~

11/28(水)深夜0時30分~

この番組と視聴方法について詳しくはこちらです。

追伸③

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は300人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて994日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

 

 

 

 

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ママ友会

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都内の小学校で「ママ友会」禁止令が出た、と話題になっていますね。

今年の入学式で父兄に配られた「保護者間交流に関するお願い」という通知が、それです。

・学校外での有志による保護者サークル等の開催は自粛。

・特定の親同士で仲良くせず、学校が開く保護者会を通じて幅広くつきあうように。

・ママ友同士のトラブルにつながりがちな学校への子どもの送迎も控える。

・フェイスブックなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の利用や、メールアドレスの交換もだめ。

・保護者間の連絡は、学校の連絡先名簿を利用するように。

これには当然「やりすぎじゃないか」という声が上がったものの、実際問題過去に酷い事件があったので、仕方ないのだそうです。

例えば・・・

・私立中学校に合格した子の親になりすまし、入学辞退の電話を中学校にかけた親がいた。

・教師や女子児童に対する誹謗中傷がSNSサイト上に名指しで書き込まれて嫌がらせの電話などがあり、児童が転校に追い込まれた。

いやいや、恐ろしいですな。

この通知は、そういう問題が起きても学校は関知しないよ!という、「予防線張り」と解釈できましょう。

で、話しは飛んで、すき焼き屋と「ママ友会」の関係ですが、その間に関係はなさそうに見えて、あります、実は。

肉のグラム数を、全員完全に同じになるようにできませんか?!

とか聞いてくる女の人がいるからです。

あのですねえ、牛は生き物なんですよね。一頭一頭違うんです。

この調子ですから、独りだけビールを飲む、とか独りだけ酒を飲む、などという行為が許されるはずもありません。

弁当でもとったら、どうなんでしょうか?

勿論、シャケのグラム数を、全員完全に同じになるようにする必要がありますけどね。

こういう「・・・」なリクエストに、真摯に向き合う予定は無いんですよね、私は。生憎ですが。

今日の教訓=「ママ友会」に最も向かない料理、それはすき焼き。

追伸①

 BSテレビ朝日「幸福の一皿」~美味しさの物語 に出演させていただきます。是非ご覧ください。

 「食卓の華!すき焼き」

 11月23日(金) 20:00~20:54 オン・エアです。(再放送)

 この番組について詳しくはこちらです。

追伸②

ケーブルTV局J:COMの、「村野武範の馳走百景」に出演させていただきます。

是非ご覧ください。放送日は以下の通りです。

11/20(火)夜10時~

11/21(水)深夜0時30分~

11/27(火)夜10時~

11/28(水)深夜0時30分~

この番組と視聴方法について詳しくはこちらです。

追伸③

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

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100歳で現役のごきげん生活

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どうやら確実に流れが変わっているな!

と雑誌「AERA」 11月19日号の記事を読んで、そう感じました。

流れと申しますのは、長寿についての考え方の流れ、です。

健康保険の収支が悪化して以来、国の保健当局は生活習慣病を目の敵にし、年長者にカロリー抑制を強いてきました。なにしろ糖尿病や脳梗塞を減らせ!ということでした。

でも、それで本当の意味で元気なお年寄りが増えたのか、というと、そうでもないような気がします。

医学的には問題なくても、張りの無い生活では「・・・」です。

「100歳で現役のごきげん生活」をしたいのが当然ですよね。

今回の「AERA」の記事はそういう記事でした。100歳オーバーの方を何人か紹介した上で、その共通項を探っています。

『元気な100歳になれる』という著書がある慶応大学の坪田一男先生によりますと、長寿の大切な要素は、

① 食事

② 運動

③ ごきげん

の3つだそうです。

「長生きしたから幸せなのではなく、幸せだから長生きするのです」

という先生の御指摘は、あまりに当を得ています。

人間ドックを受けても、人は幸せにはなれません。病気の発見のために受けた方が良いことは良いのでしょうが、それだけではダメで、幸せなライフ・スタイルを造るのが優先ですね。

そして、そのライフスタイルで生きるために、必要な栄養は摂らないといけません。

100歳の現役医師として有名な日野原重明先生が、この記事にも登場していますが、今回の記事の中でも、肉や魚でたんぱくを摂る、と語っておられます。

勿論全然生きがいがなく、活動しないお年寄りが肉をたくさん食べればカロリー・オーバーとなりますから、そこは注意しないといけません。なにしろ幸せなライフ・スタイルを造るのが優先です。

これだけの高齢化社会になり、100歳以上だけでも5万人いる、という状況ですから、そのお年寄りの皆さんに元気に暮らしていただくことが非常に大事と私も思います。

弊店も、お年寄りが食べやすい肉を売っていこうと思っています。

肉は長寿の敵、という論調が治まって本当に良かったと感じます。

追伸①

 BSテレビ朝日「幸福の一皿」~美味しさの物語 に出演させていただきます。是非ご覧ください。

 「食卓の華!すき焼き」

 11月23日(金) 20:00~20:54 オン・エアです。(再放送)

 この番組について詳しくはこちらです。

追伸②

ケーブルTV局J:COMの、「村野武範の馳走百景」に出演させていただきます。

是非ご覧ください。放送日は以下の通りです。

11/20(火)夜10時~

11/21(水)深夜0時30分~

11/27(火)夜10時~

11/28(水)深夜0時30分~

この番組と視聴方法について詳しくはこちらです。

追伸③

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

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名優・白鸚の すき焼き

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BSテレビ朝日の番組「幸福の一皿」~美味しさの物語 に出演させていただき、放送がありました。

この番組の司会者は大物でして、人間国宝の二代目中村吉右衛門丈です。

それで美味しいもの好きの視聴者だけでなく、播磨屋ファンの方も多数この番組を視ておいでだったらしく、色々な方から、

住吉さん、吉右衛門さんの番組に出てたよね、視たよ!

とメールをいただきました。放送勅語イヤ放送直後は店も賑わいまして、実に有り難いことでした。

さて、この番組の中で二代目は御自身の「思い出のすき焼き」として、実家の御父上がすき焼きを食べる様子を語っておられました。

その実家とは歌舞伎の高麗屋さんです。

実は二代目は元々高麗屋の出で、名優・松本白鸚丈(=八代目松本幸四郎)の次男として生まれ、後に母方の祖父である初代中村吉右衛門丈の養子となりました。播磨屋には養子で入ったわけです。

高麗屋を継いだのは二代目の実兄で、当代の松本幸四郎さんですね。

で、その八代目が実家ですき焼きを食べる場合の、すき焼きの食べ方ですが、長葱ではなく玉葱を用意⇒鍋に入れるや、すぐに引き上げて食べていたそうです。

幼い日の二代目には、その様子がとても美味しそうに見えて、いつかマネしてやろう!と思っていたそうです。

やがて、その「いつか」がやって来て、二代目はすき焼きに玉葱を入れ、すぐに引き上げて食べてみたそうです。

結果どうなったのかは、ここに書くまでもありません。

何故、名優・白鸚は、生煮えの辛い玉葱を好んで食べたのか?!

残念ながら、今回の番組内では語られませんでした。

気になりますねえ、勿論。

すき焼きを食べる間に辛みが欲しくて、つまりスパイスとして玉葱を食べていたのでしょうか。

気になりますねえ。

是非、播磨屋さんの歌舞伎を観に行き、お目にかかる機会があったら、尋ねてみようと思います。

なお、下↓にあります通り、再放送もありますので、どうぞご覧ください。

追伸①

 BSテレビ朝日「幸福の一皿」~美味しさの物語 に出演させていただきます。是非ご覧ください。

 「食卓の華!すき焼き」

 11月23日(金) 20:00~20:54 オン・エアです。(再放送)

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追伸②

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是非ご覧ください。放送日は以下の通りです。

11/20(火)夜10時~

11/21(水)深夜0時30分~

11/27(火)夜10時~

11/28(水)深夜0時30分~

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 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

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御長寿献立

 「ぎんさん98才長女・94才三女の御長寿献立」

というのが週刊誌に載っていました。

 その昔日本中のアイドルだった「双子の100才」きんさん+ぎんさんの一人、ぎんさんの娘さんたちが、今や90才を越えていて、母親並みの御長寿なのです。

 今回報じられていたのは、その娘さん=長女・年子さん(98才)と三女・千多代さん(94才)の献立です。

 嬉しいことに、肉好きらしいのです。

 御二人は同居しておいでなのですが、この内特にお姉さんの年子さんが野菜と魚が苦手で、進んでは召し上がらず、逆に肉については、牛はもちろん豚肉も鶏肉も、とにかくお好きなのだとか。結構ですね。

 ここに献立をコピぺーしますと、

<1日目>ごはん(白米)、白菜とツナ缶の甘辛煮、鶏のから揚げ、ポテトサラダ、春菊のごま和え、「千多代サラダ」

<2日目>ごはん、豚肉と冬瓜の煮付け、すき焼き風の煮物、「千多代サラダ」

<3日目>ごはん、天ぷら、鶏から揚げの味付け煮、かぼちゃの煮付け、「千多代サラダ」

<4日目>ごはん、鮭の煮付け、おでん、魚肉ソーセージときゅうりのマヨネーズ和え、「千多代サラダ」

<5日目>ごはん、すき焼き風の煮物、厚揚げ豆腐とはんぺんのみそかけ、かぼちゃの煮付け、「千多代サラダ」

<6日目>ごはん、赤魚の煮付け、まぐろの刺身、油揚げとれんこんの煮びたし、「千多代サラダ」

<7日目>ごはん、鶏から揚げの味付け煮、大根とにんじんの煮付け、みそ汁、「千多代サラダ」

 拝見しますと、「すき焼き風の煮物」が2回登場しますね。素晴らしいです。

 これは牛肉に豆腐、ねぎ、しいたけ、それにしらたきを加えて甘辛く煮付けたものだそうです。

 一方毎日登場する「千多代サラダ」というのは、10年ほど前から年子さんと同居するようになった千多代さんが、お姉さんのために考案したオリジナル・メニューだそうです。

 野菜嫌いの姉さんのために考えだした、この特製サラダの内容は、レタスにきゅうり、細かく刻んだりんご、それに干しぶどうを混ぜ合わせ、ごまだれのドレッシングをかけて出来上がり、というサラダだそうな。これならお姉さんも召し上がるようです。

 だいたい、人は年をとると、肉食よりも野菜中心の食事をしがちですが、体内のタンパク質が不足した状態になると、筋力の低下や免疫力の低下などにつながって良くありません。

 しかし肉食の高齢者つまりタンパク質の割合の多い食事を摂っておいでの方なら筋肉量の減少が抑えられます。また骨密度も下がらずに済むと言われています。

 「長生き」と言っても、寝た切りに成ったら悲しいです。だから筋肉量を保ち、骨密度も保つことが大事ですよね。

 ここで問題なのは「年をとると、肉食よりも野菜中心の食事をしがち」という点です。胃腸が丈夫でないと、そうなってしまいますね。

 薬や手術で人を長生きさせることは出来ても、健康に・幸せに長生きさせることが出来るのは食事だけ、特に肉です。

 「ちんや」では、そうしたお年寄りのために、モタレないすき焼きを目指しておりますので、この御二人に一度召し上がっていただく機会があったらなあ、と思います。

 でも、それはまあ、ともあれ、お元気でお過ごし下さい!

 週2回のすき焼きは、是非是非続けて下さいね。

追伸①

 BSテレビ朝日「幸福の一皿」~美味しさの物語 に出演させていただきます。是非ご覧ください。

 「食卓の華!すき焼き」

 11月23日(金) 20:00~20:54 オン・エアです。

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別腹

 食欲の秋ですね。

 しかし、この季節はダイエット中の人にとっては鬼門のようです。

 そもそも自然界の秋は、食べ物が獲りにくくなる冬に向かって、栄養源となる脂肪を体に貯め込もうとする季節ですから、太りやすいのは当然です。

 夏までは頑張ってダイエットしてきた人が、秋に挫折してしまうケースが多かったりするらしいです。大変ですね。

 ネットを見ていても、「秋のダイエット情報」が目につきます。

 そんな中「?!」という記事を見つけました。それは・・・

 ニセの食欲に気をつけて!という記事。いわく、

「食欲には2種類あり、体がエネルギーを必要としているときの食欲の他に、テレビや雑誌による外部刺激によって生まれる食欲があります。」

「特に「食欲の秋」に気をつけたいのは、本当にお腹がすいたとき以外に起こるニセの食欲! 体のエネルギーは充分なのに、視覚や嗅覚から刺激を受けて、ついつまみ食い&コンビニに買いに行ってしまう……なんてことはありませんか?」 

「このニセの食欲が起こったときは、以下のような対策をとるようにしましょう!

・テレビや雑誌などのグルメ特集はなるべくシャットアウトする

・テレビや雑誌などの刺激によりニセの食欲が起こったら食べる以外の行動にうつす

(散歩、ストレッチ、エクササイズ、入浴、読書など)」

 うーん、「ニセの食欲」とはねえ。

 では食欲について、チト考えてみますか!

 「ニセの食欲」は正しくは「精神的食欲」と言うとかで、存在が認められているそうです。

 たしかに食欲は、目で見た物(=視覚)、匂い(=臭覚)、音(=聴覚)などで、お腹がすいていなくても出たりすることがありますね。

 お腹いっぱいなのに好きな物なら食べられるという、あの状態=所謂「別腹」は、「精神的食欲」によって起きる、と説明されるそうです。

 「ニセ」でない方は「本能的食欲」と言うそうです。

 「本能」の方には、まず胃の収縮によって起きる食欲があります。

 胃が空の状態のまま時間が経過すると、胃は収縮を起こします。この収縮を「飢餓収縮」と言うそうですが、これが起こると摂食中枢に伝えられて空腹感を感じます。

 血糖値の低下によって起きる食欲もあるそうです。

 血糖値の低下を摂食中枢が認知した場合にも空腹感を覚えるそうで、要するに「エネルギーが不足している」ということが認識されて、エネルギーの補給活動=食事を促すわけです。

 しかし、ですよ、だいたい人間と申す者は、本能のみで生きる者ではなく、精神によっても生きるものです。

 だから「精神」の方を「ニセ」と呼ぶのは、良い気がしませんね。

 美味しいものを食べる時の快感が脳を活性化させ、ひいては全身も活性化させます。以前弊ブログにも書いた「快食療法」です。

 ストレスをかかえた方には、脳に快感を与えることが特に大事と思います。だから私の場合「食べたい時に食べたい物を食べる」が大方針ですが、「別腹」は致しません。

 御蔭様で、私は佐藤フリークいや砂糖フリークではないので助かっています。食後にスイーツ!という欲求が元々あまり無いのです。

 皆さんも、御注意下さい。

 「別腹」を繰り返していたら、それは、まあ太りますからね。

 お腹をへらしてから、食べましょう。美味しいものを。

 追伸①

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キウイすき焼き

 週刊誌にまた島田紳助さんの、黒い交際問題の記事が出ているのを、見つけました。

 紳助さんが引退したので、紳助さんが出ていた番組のことが話題になることはもう無いだろうと思いますが、私は話題にしてみたいと思います。

 さて、もう打ち切りになったフジテレビの番組「ホンネの殿堂!!紳助にはわかるまいっ」の中に、「ありえへん食べ物大賞」というコーナーがありました。

 2010年3月19日に放送された、そのコーナーの中で、岐阜県関市の「キウイすき焼き」が「大賞」に選ばれていました。

 キウイを普通にスライスしたものをすき焼き の中に入れるのだそうです。これをやることで驚く程お肉がやわらかくなって美味しいのだとか。

 「すき焼き通検定試験」を受験した方は、この話しを覚えさせられましたよね。お疲れ様でした。

 聞けば、キウイに含まれている「アクチジニン」という物質はタンパク質の消化を助ける働きがあるそうです。

 キウイを食べると舌に刺激を感じることがありますが、それは「アクチジニン」を感じているからなのだそうです。あの感覚は私もあまり好きではありませんが、うーん、消化に良い物質だったのですね。

 その「キウイすき焼き」を食べている関市洞戸地区(=旧洞戸村)は、「キウイのモニュメント」や「ほらどキウイマラソン」、「キウイの里 洞戸復興プロジェクト」がある位、キウイが村の特産物で、それでこの方法が誕生したのだそうです。

 画像を視ますと、大量のスライスされたキウイが、鍋の中の、他の具材の上にテンコ盛りにされています。チト美的ではないですね。

 また鍋に投入すると当然溶けますから、割り下の味が変わってしまう心配があります。

 ですので、すき焼き屋の方法としては、このやり方は採用しにくいですが、キウイの効能に注目しない手はありません。

 なにしろ「ちんや」が目指す、すき焼きは=「モタレない、すき焼き」です。お年寄りにも食べて元気になっていただきたいからです。

 当然、消化酵素は総動員したいですね。

 かと言って、デザートが1年中キウイではねえ・・・

 何か良い方法を考えみたいと思っています。

 また洞戸も一度お訪ねしたいと思うのですが、ネットで地図を見ると関市の中心部から随分遠いですねえ。関市とは平成16年に合併したようですが、かなり細長い、変わった形をしていますね。

 関市自体もJRが通っていないし、遠いなあ。

 あ、でも、ヤナもあるんだ!鮎も名物なんですね!

 是非行かねば。

追伸①

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ミックス・スパイス

 雑誌「味覚春秋」が届きました。

 この本には「おいしい色々」と題して、食文化研究家の向笠千恵子先生が連載をなさっていますが、今回はその第8回目でして、テーマは・・・

 「小津安二郎好みのカレーすき焼き」でした。

 そこには9月に「すきや連」の有志と向笠先生で、旅館「茅ヶ崎館」を訪ねて、カレーすき焼きをいただいた時のことが書いてあります。その日は勿論、私も参加しておりまして、弊ブログにも書きましたので、ご記憶の方もおいでと思います。

 拝読しまして、流石!と思いましたのは、カレーの薬膳効果について書いてあった点です。

 文中には「カレー粉は、いわば漢方薬の集合体」とも書いてあります。そういう視点は、私のブログの方にはありませんでしたが、そう言えば、街中にも「薬膳カレー」を名乗る店があったりしますね。

 あらためて言うまでもなくカレー粉はミックス・スパイスで、たくさんのスパイスが入っていますが、薬膳効果のあるものが豊富です。

 クミンには健胃整腸、食欲増進。コリアンダーには健胃といった具合です。

 他にもカイエンペッパー、胡椒、ニンニク、ショウガ、 ターメリック、サフラン、パプリカ、クローブ、シナモン、カルダモン、ナツメグ、オールスパイス、キャラウェイ、フェンネル、フェヌグリークなどが入りますが、ほとんどのスパイスの効能として「健胃」があげられています。

 パプリカには脂肪除去の効果があるそうですから、肉料理に良いですね。

 味の面でも、甘辛い料理にスパイスは合うもので、カレー粉もかなり合うのです。「茅ヶ崎館」さんは、カレー粉に山椒を混ぜて和風にしてありまして、さらに良い感じです。

 考えてみれば、日本のスパイスにも色々良い効能があるわけで、カレーばかりに「薬膳」を名乗らせる手はありませんね。

 浅草の「やげん堀」の初代・徳右衛門さんが、1625年に七味唐辛子を調合した時、参考にしたのは漢方薬の配合だったそうです。徳右衛門さんの子孫が今でも浅草で、この日本の誇るミックス・スパイスを護っておられます。

 「ちんや」でも、すき焼きに七味唐辛子をかけて召し上がる方がたまにおいでです。和風スパイスにも、すき焼きに合って、薬効があるものがないか、研究してみないといけません。

 「すき焼きとスパイスと薬効」

 「モタレないすき焼き」を目指している私にとっては、この視点は大事かもしれません。うっかりでした。

 追伸①

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真心米

 「真心米」をいただきました。

 「真心米」というのは、元プロ野球「巨人軍」の桑田真澄さんが、福岡県豊前市で自ら田植えし・収穫した御米です。

 獲れた御米は、東北の被災地の、野球少年達に届けられます。また被災地以外の方に売れた場合は、売り上げ金で野球道具を購入し、それが寄付されるのです。

 素晴らしい活動ですね。

 お米のパッケージには、農作業に取り組む桑田さんの雄姿が印刷されています。

 で、このお米のパッケージを担当しているのが、「すきや連」のメンバーでもあるUMDさんです。

 UMDさんは、「巨人軍」が甲子園に遠征する時に定宿にしている「ホテル竹園芦屋」のご出身なのですが、今は独立してフォトスタジオを経営しておいでです。

 独立後も桑田さんと親しくしておられる関係で、この「真心米」プロジェクトに参画した、という次第です。

 有り難く頂戴しました。

 「一番美味い味は、真心という味」~そう誰かが言っていたのを思い出しました。

追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
 ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

  「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は300人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて976日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

Filed under: すき焼きフル・トーク,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

カリカチュア

 「ちんや」のスタッフの顔をカリカチュアにしてもらいました。

 カリカチュアとは、あの、顔の特徴をド派手に誇張した似顔絵のことです。

 そういう絵を書いて貰った主な目的は勿論おふざけ、です。が、しかし「○○さんのお勧め」のように販促に使うかもしれません。

 まだ正式には公表しておらず、私のFBページに載せてみただけですが、大反響です。「いいね!」がどんどん来ましたし、頼んでもいないのに画像をシェアしてくれる人が出てきて驚きました。

 ところで、そもそもカリカチュアという言葉は、イタリア語のカリカーレ(=誇張する)という言葉が語源だそうです。

 その歴史は古代に遡り、中世以降は貴族や政治家などを風刺する手段として広く知られるようになりました。 その後アメリカに渡り、現代のような画法に発展してきたそうです。

 人物を単に似せて描くのではなく、内面に潜む個性までも深く理解し、ユーモアたっぷりに表現していきます。

 そのカリカチュアを「エンターテーメント」と位置付けて⇒それで人々を幸せにしよう!

と考えたのが「カリカチュア・ジャパン株式会社」さんです。現在の社長さんが平成14年に浅草を拠点に創業した、ベンチャー企業です。

 「カリカチュアを通じて、 1人でも多くの人と出会い、

  1つでも多くの「笑い」、「感動」、「サプライズ」を提供し、

  明るい社会と人々の幸福に貢献すること」

というモットーで御盛業です。浅草に2店舗と本社があり、その他各地にフランチャイズ展開をしておいでです。

 たしかにカリカチュアには「笑い」と「サプライズ」があります。絵を見た人の顔には、自然と笑顔がこぼれます。

 スタッフのカリカチュアが納品された日、弊店の中も、いっとき明るくなりました。お互いの絵を見て、似てるの・似てないのと楽しそう。

この会社の理念通り、それが社会全体に広がると良いですね。

 浅草の新名物と言っても良いでしょう。おススメです。

追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
 ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

  「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は300人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて975日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。