金物通り

浅草の「ときわ食堂」さんが東神田に支店を出されたので行って来ました。

浅草の飲食店が他の地域に出店するのは、そんなに多いことではなく、素晴らしいことと思います。

いただいたのは「さわら定食」。

私にとっては日頃馴染んだ味で安心しました。

ところで今回の出店場所は『神田金物通り』という所。

この辺りは元々「神田鍛冶町」と言われて、江戸の金属産業の中心でしたが、鉄道の神田駅が完成(大正18年)したことで、日本橋方面からも金物問屋が移転してきて、一大集積地となったそうです。

浅草からは地下鉄で20分ほどで行けるのに、実は私は初訪問でした。金属産業にあんまり御縁がなかったもんですから。

まだまだ東京に知らない所があるなあと思いました。

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芸談

古来、6歳の6月6日から芸事を始めると上達すると言われているそうです。

そこで最近聞いた芸談を一つ。

歌舞伎の中村鶴松さんによる自主公演が浅草公会堂で開催され、その一部に、

中村勘九郎さん、中村七之助さんによるトークコーナーがあったのですが、七之助さんが初めて「春興鏡獅子」を踊った時の、お父上(故・中村勘三郎さん)の対応の件が面白かったです。

七之助さんの初日を観た勘三郎さんは、

まあ、一生懸命やっている感じが出ていて良かろう

とコメントしたものの、千秋楽の後は、

上手く踊ってやろう!というやましい心が出ていてトンでもない、とブチ切れ→公演直後なのに、稽古をつけられたそうな。

そして、そういう厳しい態度に出たのは理由があり、勘三郎さん自身が「鏡獅子」二回目の時に、一回目より評判を下げた苦い経験があったからなのだそうです。

「鏡獅子」の弥生の役は無心さを失ったらダメなのであって、それは一番難しいかもしれません。

芸事の世界は大変ですね。

鶴松さんの今回の公演のハイライトは、その「鏡獅子」。

研究・稽古を重ねた跡の見えるもので、若さも満載。

観衆は喝采を贈っていました。公演成功誠におめでとうございました。

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淡路島牛丼

またも将棋の「勝負メシ」の件ですが、

兵庫・淡路島(洲本市)の「ホテルニューアワジ」で開催されている、第93期「棋聖戦」五番勝負第1局の休憩で、藤井聡太・棋聖が食べた食事は、

「淡路島牛丼」

でした。

画像では肉の特徴は良く分かりませんが、やはり淡路の名産のタマネギがたくさん入れられていました。

で、肝心の淡路島の牛ですが、

元々は、島内で最後まで飼う牛としては有名ではなく、むしろ「松阪牛」として売られる子牛の生産地として有名でした。

「松阪牛」の2002年の規約改訂までは、「松阪牛」の子牛は、但馬牛か淡路島で生育した但馬牛に限られていましたので、松阪の生産者さんは、こぞって淡路の子牛市場に買い付けに行っていました。

ところが、その規約は改訂され、他の産地の、他の血統の子牛でも、松阪で長期間育てれば「松阪牛」となり得ることになりました。

つまり淡路の子牛が松阪へ高く売れて行く保証がなくなってしまいましたから、淡路の人達は、それなら自分達で最後まで牛を飼い、自分達のブランドで出荷しよう!という話しになって行きました。

現在の「淡路ビーフ」が、それです。

さて、藤井聡太・棋聖は、但馬血統の肉の、脂融けの良さや和牛香を感じてくれたでしょうか。

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牛すき焼きロール

すき焼きを食べる動画がネットで視られる場合は、極力視るようにしています。

そうしますと、キャンプ道具で、家ですき焼きをしていることが大変多くて驚きます。

キャンパーはすき焼きが好きなんでしょうか。

最近見つけたのは、

「牛すき焼きロール」

というもの。

ロ、ロールとは何だろう?!

と思って視ますると、

焼き豆腐を、すき焼き用肉で巻いていました。

それをパンに載せ、ガスコンロにかけます。

火が通ってきたら、市販の「すき焼きのタレ」をかけます。そして、

火から降ろし、生卵をかけまわします。

生卵をパンで熱すると、焦げ付いてしまうかと思いますが、そこはおそらく、キャンプ用の強力はタワシでワイルドに洗うのでしょうね。

うまそうではありましたが、

キャンプ道具で、家ですき焼き

に未だ私は慣れません。

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味変

溶き卵にくぐらせて食べることを「すき焼き風」と言う人がいるようです。

麺の食べ方の一つとして、そうするそうです。

「カップ焼きそばにちょい足しすると旨い!と話題の食材を調査」

という、最近ネットでみつけた記事でも、「ちょい足し」の食材の一種として生卵が挙げられていました。

所謂「味変」の工夫を書いた記事なのですが、卵は「コクがアップ」するので、5段階の3.5と評価されていました。

私はすき焼きの後には、白飯を食べたい派なのですが、すき焼き鍋で麺を煮て、卵に入れる人が増えるかもしれませんね。

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浴衣

5月だと言うのに猛暑日がやって来て大変驚きました。

浅草では浴衣を着て歩いている、若い女性がいて二度驚きました。つまり、コスプレの店に浴衣の在庫が既にあったということです。

そう言えば、浴衣って、いつから着るものなのか、この機会に調べてみましたら、

・浴衣の季節はやはり盛夏(7~8月)

・季節先取りで6月の末頃からなら大丈夫

・しかし最近は、温暖化などにより暑くなる時期が早まったりしていて、また浴衣の素材や着方も多様化しているので、一概に言えない部分もある

ということのようです。

それにしても5月に着てしまうとは。

その若い方々が大人になったら、季節感も変わってしまうのだろうと思います。

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ゴボウ

いつの頃からか、将棋の重要な対局の際には、昼メシのメニューが公表されるようになり、肉料理が食べられていることが多いです。

棋士には肉好きな方が多いのか、あるいは受け入れ施設の側が地元の肉を食べてもらおうとプッシュしているのか、実態は分かりませんが、

「名人戦」第5局2日目の、渡辺明名人の“勝負メシ”は「岡山県産和牛すき焼き丼」でした。

今回の会場は岡山県倉敷市の「倉敷芸文館」で、料理は地元の老舗旅館「鶴形」さんが提供したものでした。

そのすき焼きの画像を見て私が「!」と思ったのは、

ゴボウと三つ葉がたくさん入っていたことです。

ゴ、ゴボウって岡山の名産だっけ、な?

私は不勉強で存じませんでしたが、倉敷市連島(つらじま)地域には「連島ごぼう」というのがあるそうです。

その歴史は、まあまあ古く、昭和22年(1947年)頃から栽培が始まり、肌が白くて肉質が柔らかいゴボウが獲れるようになったそうです。「地理的表示(GI)保護制度」では岡山県で初めて登録されたそうです。

東京でお目にかからないのは、生産者数がそれほど多くないからと思われます。

ゴボウを特徴にしたすき焼きは他にあまりないので、頑張っていただければと思います。

ただ、私は大根も入れて欲しかったなあ。

大根は、瀬戸内の名産ではないですが、何故か、岡山、広島、香川では、すき焼きに大根入れる習慣があります。

地産地消にこだわり過ぎず、古き面白き伝統も継いで欲しいなあと思います。

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大根

久しぶりに浅草のおでん「お多福」さんに伺いました。

毎度ながら大根が美味しいです。

こちらのお店の大根は、切ってすぐおでんに入れるわけではありません。

一日目に水煮して冷まし、

二日目にだしで煮て冷まし、

三日目にやっとおでん鍋に入れると言います。

その結果「味しみ」は最高。

食感も残しながら、口の中で融けて行くようです。

シラタキも「味しみ」が良く分かるので、私は毎回食べます。

御馳走様でした。

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母の味

プロゴルファーの渋野日向子さん、これまでもすき焼きが好きと何度か発言しておられますが、最近のインタビューでも、岡山の実家に帰省した際に、

「実家のわんちゃんに遊ばれた。母が(市販の)たれを使わずに作ったすき焼きを食べて。母の味でめちゃくちゃ染みました」。

すき焼きの割り下を作るのは、とても難しいわけではありませんから、ご自分の味にあわせて作るのは、結構なことと思います。

岡山は、すき焼きに大根を入れる地域ですが、渋野家では、どうなのでしょう、一度詳しくお話しいただけたら在り難いですね。

ご活躍を祈念します。

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冷蔵庫内のムダ

冷蔵庫内の節約を教えるネット情報を見ていたら、ムダなものの代表として、

「新商品だったので買ってそのままのドレッシングや、使いきれなかったすき焼きのタレ、いつ使ったかわからないジャムなど」

と書かれていました。

すき焼きの割り下は自分で作るのがとても難しいわけではないのですが、つい買ってしまうものの一つのようで、しかしすき焼きを頻繁にするわけではないため、余ってしまいがちです。

一方、「タレ」の活用レシピも豊富に紹介されています。

・角煮とか、肉じゃが

・きんぴらゴボウ

・ハンバーグを和風にする

・焼きうどんの味付け

最後の「焼きうどん」というのは最近良く見かける「すき焼き風」メニューに近いですね。溶き卵につけて食べれば完璧かも。

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