乾杯条例
先日嫁が知人の結婚披露宴に出席しましたら、乾杯は日本酒だったそうです。
新郎新婦で鏡割りをして、それを客にも分けたそうで、とても良い方法と思います。
しかし、一般的には「日本酒で乾杯」が復活傾向にある、とはとても言えず、特にホテルなどのパーテイーでは、そもそもドリンクコーナーに日本酒が置いていない例が、実に多いです。
そんな中、日本酒で乾杯する習慣を復活させようと、京都市議会が行動に出ました。
旧臘のことですが、「清酒の普及の促進に関する条例」を全会一致で可決したそうです。
京都市は、蔵元が集中する大産地・伏見を抱えており、「市の伝統産業である清酒による乾杯の習慣を広めることにより、日本文化への理解の促進に寄与する」とうたっているそうです。
この条例は自民党市議団22人が議員提案。市や清酒の事業者、市民に普及促進へ努力するよう求める内容で、しかし罰則規定はありません。
今年1月には、もう施行とか。さて、どうなるでしょうか。
市は今後、宴会を扱うホテルや飲食店に清酒の利用を働きかける考えだそうですが、どのように「働きかける」のでしょう。
私は勿論、「日本酒で乾杯」推進派ですが、こうしたことを条例で定めることについて反対論が出て来ることを心配します。
最初の新郎・新婦のように、基本は、本人が好き好んで選択することが大事ですよね、当然ながら。
「市が公金を支出する宴会では必ず日本酒を飲まなければいけない」という形の決め方なら、まだ分かるのですけどね。無闇に「働きかけ」て、在らぬ疑念を抱かれてはつまりません。
私も京都の動向は、今後見守って行きたい、と思います。
京都の皆さん、今頃は新年会シーズンと思いますが、どうゆう様子か、情報下さい。
追伸①
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