「いじり」と「いじめ」
週刊誌によれば、俳優の木村拓哉さんが、ラジオ番組の中で、いじめについて語ったそうですね。それは・・・
「言葉を書いてみてもわかるけど、“いじり”と“いじめ”って一文字違いだし、紙一重だったりするんじゃないかな。相手が傷ついてたら、それはもういじめに片足をつっこんでるようなもんだよ。相手を傷つけているなら…」
これは「いじめに悩んでいる」というリスナーさんからの相談メールに応えたもので、そのメールの内容は、
「自分は「いじられキャラ」なのだが、いじられるのは嫌だ。すごく傷ついている」という深刻なものだったそうです。これに対して、木村さんは真剣な口調で、このように語ったそうです。
木村さん自身、アイドルとして世に出始めたころ、人気が出るにつれ、それを面白く思わない地元の不良たちにボコボコに殴られる経験をしたそうです。学校から帰るときには服装が泥で汚れ、ボタンが取れ、ポケットが破れている、そういう過去があったと、報じられています。
悲しいことです。
それにしても、このメールの中に出てきた「いじられキャラ」って、テレビ業界用語・お笑い業界用語ですよね。一般人がなぜ使っているのでしょう?
私見ですが、お笑い番組の中の、「いじり(いじられ)芸」が、子供達に悪影響を与えていると思えてなりません。
他人を中傷することでしか、笑いを獲れない残念なタレント達を、毎日画面で見かけます。
ですから、私は「お笑い」は観ません。
さらに「お笑い」番組の中で「ちんや」を採り上げたい、というオファーが来た時は、それはお断わりしています。
この際だから申しますが、私は今時の「お笑い」業界に大きな不満を持つ一人でありまして、せめてもの講義手段イヤ抗議手段として、出演拒否をしています。出る番組は選ばせていただきます。
そう言えば、先日観たロンドン・オリンピックの開会式で、心底「羨ましい」、と思ったことが一つありまして、それは、彼の国にローワン・アトキンソンが居ることでした。
ロンドン・シンフォニーもサイモン・ラトルも素晴らしいですが、日本にも素晴らしいオーケストラがあり、指揮者もいます。
しかし日本にはMr.ビーンに匹敵するコメデイアンがいません。
オリンピックを東京に誘致するそうですが、開会式に、コメデイアンは誰を出すのでしょう?
「次長課長」ですかね?
その頃には、河本さんの謹慎も解けているでしょうからね。
追伸①
藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。
他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。
是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は270人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
参加者の方には、特典も!
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて891日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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