暑気払い
お暑うございます。
「暑気払い」の季節ですね。
と書いてみたものの、 「暑気払い」って、いつからなんでやってるんでしょうか?
現代では、単に夏場の暑さやストレスを発散する名目とした宴会・飲み会を言うことも多くなってますけど。
調べてみますると、本来「暑気払い」とは「夏に薬や酒を飲んで体に溜まった熱気を取り除こうとすること。「暑さをうち払う」という意味がある。」そうな。
「漢方などの考え方に基づき、「体を冷やす効果の有るもの」を摂るものであり、冷たいものとは限らない。むしろ薬湯のようなものが飲まれていた。」
「江戸期から明治にかけては、枇杷や桃の葉を煎じた「枇杷葉」というものが暑気払いとして江戸・大阪などで辻売りされていた。また、上方で「柳蔭」、関東で「直し」と称する本直し(味醂に焼酎を加えたもの)も暑気払いと称して飲用されていた。」
ほお、薬湯を飲んでたんですね。
冷たいものをお腹に入れ過ぎることの弊害が指摘されていますから、キンキンのビールを飲み続けるのは、実際、どうなんだろう、って思います。それより薬湯の方が良いですね。
むしろ個人的意見ですけど、夏場に食欲が落ちることが問題のような気がします。暑いと食欲が落ちるのは事実ですからね。
だから、体を冷やすことにあまりこだわらず、美味しいものを食べて食欲を増進するのが良いように思います。
え? すき焼き屋だから、そういうことを言うんだろうって?
まあ、そうですけどね。
精をつける目的で、この暑い中にすき焼きを食べに見える方も、結構おいでですし、どぜう鍋なんて、むしろ夏場が旬です。
どぜう鍋を食べれば、体温は上がっちゃいますけど、江戸時代と違ってシャワーがあるから、浴びれば涼しくなりますよね。
夏こそ、美味しいものを、と思います。
追伸①
7/23から7/27まで「ちんや」は夏休みをいただきます。悪しからず、御諒承下さいませ。弊ブログは予約投稿により、更新してまいります。御愛読をお願い申し上げます。
追伸②
藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。
他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。
是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
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追伸③
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は270人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
参加者の方には、特典も!
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて877日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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