難業編集

 私も出演している『浅草老舗旦那のランチ』という御本が、目出度く刊行のはこびとなり、関係者の記念パーテイーがありました。

 この御本は、所謂「有名店」だけでなく、食の激戦区・浅草で、知る人ぞ知るランチの名店を紹介していきます。

 ご紹介するのは、地元を代表する老舗店主の皆さん。商売のかたわら外で昼食をとることが多く、当然ながら行きつけの店が何軒もあります。

 伝統を重んじ、仕事にうるさく、コストパフォーマンスにも厳しい旦那衆のお眼鏡にかなうランチとは・・・

と、いうことで旦那達のリレー対談形式で、とっておきのランチ店を推薦していきます。

 この中に、不肖・住吉史彦も「旦那」の一員として登場し、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談しています。

 こうした内容ですので、この御本はパンパカ売れるような本ではないと思いますが、私の知人を含めて、浅草関係者が結構買って下さっているようです。

 その、独語のイヤ読後の反応がFBでいただけるのですが、面白いことに、

「じっくり読みました。いい本ですね。編集の方がたいへん​だつたとおもいますが……。」

などと、編集についてコメントしてあるのです。珍しいですよね。

 この御本の編集は、それ​は、もうメチャ大変そうでした。

 ・まず登場する「旦那」の推薦状を集めた上で選定。

 ・どの旦那と、どの旦那を対談させるか選定。(これは難​業)

 ・今度は、その旦那たちからランチしたい店の推薦状を集​めて⇒選定。

 ・次に対談スケジュールをアレンジ。旦那Aと旦那Bと受​け入れ店とカメラマンと自分(=著者の藤井さん)の5者のスケジュールをあわ​せないといけませんから、これも難業。

 ・ここまででも大変ですが、ここからさらに対談内容を編​集しないといけません。皆さん、放談ですから、​脈絡の無い発言多数で、そこに論理を持たせないといけま​せん。

 ・この作業に着手したのは、今年に入ってからで、しかも​本の発行をスカイツリー開業に間に合わせないといけませ​ん・・・

  よく、まあ、間に合ったもんです。関係者の皆さんお疲れ様でした。

 ご購入は、こちらです。

追伸①

 『料理通信』6月号に「ちんや」が紹介されています。

 この雑誌に服部幸應先生が連載なさっている、「世界に伝えたい日本の老舗」というコーナーの第37回に、お採り上げいただきました。

 有り難いことです。ご購読はこちらです。

追伸②

 「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は178人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 参加者の方には、特典も! 

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて843日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

 

Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:01 AM
トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメントはまだありません »

No comments yet.

Leave a comment





(一部のHTMLタグを使うことができます。)
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">