言い過ぎとは思いませんよ
米がパンに抜かれたそうです。
「総務省が行った家計調査の結果によると、2人以上の世帯が、パンを買うために使う1年間の金額は28.318円で、コメの27.428円を抜いたことがわかった。およそ1.000円も多く購入されていた。」
「2004年までは、パンに1万円近くの差をつけていたコメだが、その差はあっという間に縮まり、ついに、初めてパンがコメを抜いた。」
この結果について、ある米屋の御主人は、
「パンの方が簡単に食べられるっていうんですかね…。われわれも一生懸命、コメを売るようにしているんですけどね。なかなか…」と話したそうな。
しかし、一方コンビニでは、おにぎりやお弁当が売れているそうです。
「今回の調査では、家庭でのコメの購入金額は減ったものの、コンビニなどでのお弁当やおにぎりなどの購入金額はアップし、17.017円と過去最高を記録した。ある大手コンビニでは、おにぎりだけで1年で15億個も売れたという。」
コ、コンビニが日本の米食を支えているとは・・・
皮肉ですね。
米を食べたいという心理はある。しかし、炊くのはメンド臭いのでコンビニに走る、という構図のようです。
結果、米屋さんで米を買わなくなってきたのだと思います。そこに米のプロが居るのに、です。
しかも、この10年ほどで急速に「食のコンビニ化」が進んでいます。この10年って言ったら、私の社長在任期間じゃないですか!
私達は、もう利便性至上主義、コンビニエンス絶対主義の世に生きていると思った方が良さそうです。
だいたい、このニュース・ソースだって、よく見ていただくと、米をコメと書いています。残念ですね。伝統に敬意をも持たない記者が記事を書いているから、ますます米を食べる人も減りましょう。
不便なものは、文化の世界にしか残らないのかもしれません。
いや、言い過ぎとは思いませんよ。
今日は、過激をお許し下さい。
追伸①
『料理通信』6月号に「ちんや」が紹介されています。
この雑誌に服部幸應先生が連載なさっている、「世界に伝えたい日本の老舗」というコーナーの第37回に、お採り上げいただきました。
有り難いことです。ご購読はこちらです。
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は142人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
参加者の方には、特典も!
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて830日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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