住吉史彦の会!の、すき焼き川柳

<大震災6ヶ月―全ての食材を東北+北関東から集めた、住吉史彦の会!>

を開催しました。

 この会には余興もございまして、それは・・・

 すき焼き川柳コンクール!

 ? それってツイッターでやってるヤツかって?

 ああ、たしかに似てますけど、少し違います。こっちはですね、この宴会だけのために、参加者の方に、すき焼き川柳を作っていただきまして、その中から面白い句を選んで、当日現場で表彰する、という趣向のものです。

 普通、宴会というと、出席して飲み食いするだけですが、それだけでは「今一つ」なので、皆さんにも「川柳を作る」という形でご参加いただく、「参加型」の余興にしてみました。

 面白い句を選ぶ、その選び方も「参加型」です。川柳は事前にメールで送っていただいて、リストを作っておき、宴会の現場で、全員で投票して順位をつけます。「参加型」でしょう!

 ではここで、その川柳を発表します。本当は、作者も公表したいところですが、うかつにも、集める時に「川柳をネットに出します」と断っておかなかったので、お名前を勝手に好評できず→川柳だけの公表です。

  どぜう連 肉を食うノダ すき焼きだ (政治漫談)     
 鍋喧嘩 箸を交えて 生焼けだ  (早いもの負け)
 割り下と野菜しいたけ 肉がない(健忘症詠む)
 ご当地の 絆強まる すき焼き道(割り下連詠む)
 鉄鍋の 重さ重ねる 父の愛 (晴れの食卓)
 ネギ先だ 牛肉先だ 焦げちゃった(根回し不足)
 隣家より 香るすき焼き ほのぼのと(凡事幸あれ)
 膝を打つ うまさ弾ける ちんや会 (ご馳走様でした)

 グツグツと文明開化の音がする
 明治の世男女を問わず肉食系

 すきやきを 食べる子供と 奪い合い

 鉄鍋に 染入る香味 秋の宵

 鍋底に 佇む豆腐 いと旨し

 割下に ちょっぴりポン酒 混ぜてみた(い)

 すき焼きを ちんやで食す 幸せを!

 すーすき焼きで みー右も左も 吉ーよき笑顔

 すき焼きはいつの時代も薬食い
 関西に負けてたまるか江戸魂
 すき焼きをみんなで食べれば怖くない
 すき焼きを好き好き好き好き一休さん
 大晦日心に灯す家族の日
 小伝馬で明治の薫り喰らうべし
 牛は無理我が家のすき焼き豚か鶏
 俺達の仲人したのはすき焼きさ
 ちょっと待て先ずは肉だろすき焼きは
 溶き卵溶いて絡めて午前2時
 野田総理どぜうでなくてすき焼きで

 地下鉄の 駅をおりると 腹が鳴る
 午前様 空鍋だけが おでむかえ
 男前 眼鏡が光る ちんやさん

 割り下と 肉と野菜で すき焼きを

 変わりざく どんなものかと 楽しみに

 舌鼓 美味いすき焼き 腹鼓

 かわりザク ちんやのなべで 変わり咲く
 すき焼きは 四角い肉も 丸くおさめる
 酔い酔い宵 主食かつまみか すき焼きは 

 すきやきを二人で食べるともっと好き

 深浦で食べられぬ牛 夢のちんや

 テレビなしスキヤキもなし一人深浦

 検定後ますます体重増すばかり

 ネギ焼いて 肉の味増す ちんやかな

 どうしよう  すき焼きも天ぷらも  好きやねん!
 伝統の 割り下丼たれ  老舗の家宝
 おもいっきり  今宵は食らうぞ  モーウシシ
 素晴らしき  仲間とつっつく すき鍋の妙
 朝 昼と  飯抜くも  後悔なし!!

 誰知るぞ 語源が農工具 鋤とは…

 世界重鎮 唸る馳走へ逆輸入

【昭和篇】〜何となく懐かしい日本の風景をイメージしてみました〜

 すき焼きと 分かれば急ぐ 日暮れ坂

 すき焼きを 笑顔で囲む  給料日

【異国編】〜海外でふと思う、懐かしい日本の味〜

 異国にて すき焼き真似て 母想う

「sukiyaki」と 話せば分かる 共通語

【お笑い系】〜すき焼きは多くの笑いとバトルを生みます〜

 すき焼きだ!(*^_^*) 勇んで食べたら ヤケドした(>_<)

 ちょっと待て 順序が逆だ まず野菜

 ダイエット すき焼きなのに 肉が無い・・・(涙)

【恋愛編】〜ちょっぴり苦い、物悲しい思い出〜

 すき焼きの 食べ方見たら 興醒めた 

 初七日に すき焼き食べる 一人酒

【望郷篇】〜一人暮らしも馴れたけど、時折ふっと寂しくなる〜

 知らぬ者 すき焼き囲み 友となり

 初デート なかなか肉に 手が出せず

【ちんやPR編】〜勿論、最後は綺麗にキメますよ♪〜

 浅草で すき焼きだったら 「ちんや」だね♪

 めでたいな 今日は「ちんや」で ご馳走だ!

 さあ行こう ここまで来たら 「ちんや」でしょ!

 川柳は以上です。そして、このような多数の句の中で、公正な投票の結果、優勝した句は・・・

 フライング生煮え覚悟で肉狙い

→粋な感じで、私も結構と思います。おめでとうございました!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて571連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

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Filed under: すき焼きフル・トーク,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:01 AM
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