海外赴任
1/24に「ちんや」すき焼き思い出ストーリー投稿サイトhttp://www.sukiomo.com/に御投稿がありましたので、早速UPしました。
東京都出身の「海外赴任さん」40歳からのご投稿で、ご家族にまつわる思い出ストーリーが多い中で、久しぶりの「国際交流編」です。
<以下転載しますと・・・>
私はずっと小さい頃から海外で働くのが夢でした。そんな時海外赴任の話が来たので二つ返事で了承しました。
海外赴任が決まり、赴任まで1週間となった頃、社長に呼ばれ『壮行会を行うので○○日の都合は?』と聞かれ、ありがたい話ですので当然即OKしました。ですが当日になって社長以外の人が行く気配がない・・・。どうしてだろう?
行ってわかったのですが、その日の壮行会は社長と僕の2名での会食形式で『ちんや』で行われました。入口を入るとすぐに下足番の方や仲居さんのもてなし、入口から緊張しっぱなしで会が始まりました。
会食で仕事の話をしたのはもちろんですが、今ものすごく実感している話があります。それは緊張もほぐれ、だいぶ酔っ払った頃に『おい、君は今から牛肉が食べられない国に赴任する。しばらくは食べたくても食べられないだろうから今日心行くまで堪能しなさい。そのためにこの店に来たんだ!』
そのとき、やっとわかりました。
それまでは緊張で牛肉をよく見ていませんでしたが、よく見ると綺麗な刺しのピンクのお肉がいっぱい並んでいました。それからは、おかわりまでして牛肉の味を噛み締めて堪能しました。
インドに赴任して5ヶ月、牛肉を食べようとしてもなかなか手に入りません。神様ですから当然ですが、もう慣れました。
食事は毎日カレー味。
時々、あの時食べた『ちんや』の牛肉が恋しくなります。あの牛肉は本当に美味しかった。あと数ヶ月すれば日本へ一時帰国する時が来ます。そのときはまた社長に連れて行ってもらおうと思います。
<転載終わり>
この話しには大変感激しましたので、コピーを全従業員に配りました。自分の仕事の重要さを感じ取ってもらえたら嬉しいですね。
追伸
明日1/30は、いよいよ「ちんや すき焼き通検定」の試験日です。皆さん、ちゃんと勉強してきてくれるでしょうか。自分が受けるより、緊張感がありますね。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて335日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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