2021年10月8日
築地梁山泊
今だに酒に関して「8時まで」「4人まで」と言われている現代東京ですが、
かつては国家の大事を酒席で決めていた時代がありました。
大河ドラマ「青天を衝け」の第29話には、こんな(↓)シーンがありました・・・
大隈重信と渋沢栄一が酒を飲み、殖産興業について激論し、やがて大隈は、
「よし!官の中で養蚕のことば一番知っとるとは渋沢や!養蚕のことは君に任す!」
と言って、渋沢を明治政府の養蚕担当者に決めてしまいます。
渋沢は元々養蚕農家の出身だったので、従弟の尾高惇忠を説得して政府に入れて、官営富岡製糸場を開設します。
このように幕末から明治の「志士」「国士」たちは酒が好きでした。
大隈と渋沢が飲んでいた大隈の、築地の私邸は「築地梁山泊」と言われ、夜ごと宴会が繰り広げられていたと言います。その場所は、今は料亭「新喜楽」になっています。
現代日本も早く酒を解禁しないと、国家の大事が決まらないかと・・・
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.241本目の投稿でした。
Filed under: 憧れの明治時代 — F.Sumiyoshi 12:00 AM
No comments yet.