新しい大宴会

高知県の知事さんや県会議員の皆さんが「新しい生活様式」にのっとった大規模な宴会を開いたと聞いて私は驚きました。「新しい生活様式」で宴会は事実上できないと思っていたからです。
「新しい生活様式」には、食事は横並びで座り+会話はするなと書いてあります。
しかし宴会とは人と人が仲良くなる為に催すもので、「会話無し」では開催する意味が無いですよねえ。
不思議に思いながら、動画をよく視てみますと、
「新しい生活様式」にのっとって、ないですよ。
「対策」として実行されていることは、
検温や消毒
テーブルの間隔をあける
料理は個別盛り
同じ酒杯を回して飲む「返杯」はしない
といったことでした。
うーん。
テーブルの間隔を一卓10席→8席に広げはしたようですが、飛沫が到達しない距離には見えませんね。
「返杯」はしないもののお酌はするので、酌している最中は人と人が近距離に近づいています。だってビール瓶って30センチくらいですから、その距離に近づけないと酌できないです。
酌しながら、まあまあまあ、と何やら談笑もしています。
のっとって、ないですねえ。
案の定、この動画がネットにUPされると炎上しました。
記事には「賛否の声」と書いてありましたが、圧倒的に「否」の意見が多いようでした。
そもそもですが、この宴会は人と人が仲良くなる為に催されたのでしょうか。いいえ。それは知事によると、
「地産地消、消費拡大にお役に立てるのであれば、我々喜んで、まず一歩踏み出してみましょう」~経済回復の後押しにつなげたいというのが開催理由のようです。
飲食業や農業が大変だと業界から突き上げられて開催したのだろうと思いますが、逆に大ブーイングを食らってしまい、私のような飲食業者にとってはプラスになったと思えません。「否」の意見が多くて悲しくなるばかりです。
高知県は5月以降感染者がゼロなので、「この位の対策で良かろう」という気分は分かるのですけど、
農産品は県庁の食堂や学校給食で消費していただき、飲食店には補償や業態転換の補助金を入れるのが、今のところ正攻法だろうと思います。

追伸
すき焼き・しゃぶしゃぶは、鍋でウイルスを加熱殺菌してすぐ食べるので、非常に安全な食べ方です。安心してお召し上がり下さいませ。
こちらで通信販売もしています。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.773本目の投稿でした。引き続きご愛読を。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM
トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメントはまだありません »

No comments yet.

Leave a comment





(一部のHTMLタグを使うことができます。)
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">