「まほほん」の「卒業」

平成の両陛下のお人柄は素晴らしかったと思いますし、戦争がなかったのは本当に良かったと思います。
が、この時代が良い時代であったかと申しますと、そこは議論があると思っています。
肉の業界に関しては、私は好ましくない点が多々あったと思っておりまして、それへの対案として、私はまず平成29年に「適サシ肉宣言」を、またそれを補完するものとして、平成31年3月31日には「肉のフォーティエイト宣言」をし、「適サシ」をさらに進化させました。
世相一般に関して申し上げますと、私は平成のランキング万能思想が大嫌いでした。そのシンボルとして「総選挙」が大嫌いでした。
そして平成の終わりにタイミングを合わせて、「総選挙」の問題点が露見したことは、むしろ結構なことと思っています。
「問題点が露見」とは、言うまでもなく、NGTの「まほほん」の件です。
大勢の女の子をアイドル・グループにして、メンバー間で人気を競わせる、しかも競争のプロセスを露出させて気運を盛り上げるという手法が、ついに傷害事件まで引き起こしてしまいました。(検察は立件しなかったそうですが)
芸能界は元々競争社会ですが、他メンバーを傷つけて良いとまで思う心理は、さすがに異常です。そういう心理を産み出したランキング万能思想が、私はなくなって欲しいと思っていました。だから、平成の終わりにタイミングを合わせて、問題点が露見したことは、むしろ結構なことと思っています。
「まほほん」は、平成な世界を離脱して良かったのではないかと私は思います。令和で、新たな趣向で活躍して欲しいと思います。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM
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