ちゃんとした生き方をして

ハルマフジ事件に注目なさってますか?

横綱が暴力なんて、トンデモナイ!

引退会見でもタカノイワ関に謝らないなんて、ヒド過ぎ!

「色々勉強し、難病救済など社会貢献にも目が届く珍しいタイプのお相撲さん」だったなんて、信じられない!

と思った方が多いかもしれません。

それにしても、なんでまた「珍しいタイプのお相撲さん」が暴力をふるったんでしょう?私は、そこがポントなのであって、「信じられない!」で済まさない方が良いと思うのです。

ハルマフジ関は会見でタカノイワ関に対して、

「礼儀と礼節を忘れずにちゃんとした生き方をして」

と言っています。謝るどころか、さらに説教しようとする姿勢には、非難が集まりました。

私は、この心理が実に怖いと思っています。

良い人が暴力に走る、根源がここにあるのではないでしょうか。

たぶん本人の中では今でも、やるべきことをやったという気持ちがあるのでしょう。

本当に悪いのは自分ではなく、自分を怒らせたアイツが悪いという気持ちが。

自分は良い人だ。難病救済など社会貢献にも目が届く位良い人だ。そんな自分を怒らせるなんて、アイツが悪い・・・

世間を眺めますと、各地で良い人が暴力沙汰を起しています。

「このハゲーー!!」の先生も、元はと言えば優等生でした。秘書の仕事ぶりがマヌケなのが悪い、自分は指導してやっているのだから在り難く思うべきだ!という気分があったに相違ありません。

やるべきことをしているのだから、その方法は多少強烈でもOKだ。いや、相手に心底分からせるには、方法は多少強烈な位がちょうど良い・・・その心理が実に怖いと私は思っています。

指導する内容が良くても、穏当な方法で指導せねば。そこを間違えると、指導した側が全てを失うことがあります。

ハルマフジ事件や「このハゲーー!!」事件って、実は今時世間の各地で起きている、こうした事件の、変わり種バージョンだった、そう診ることはできないでしょうか。横綱や国会議員が当事者だったので、目立ってしまったと。

そこら辺の中小企業で起きたのであれば、単純な刑事事件で終わったと思われます。

この問題を横綱や議員の品格の問題と思うのは止めて、指導者が陥ってしまうことのある、心のぬかるみに関わる事件と思った方が良いような気がします。

 

追伸、

12月9日(土) 18:00~放送の、BSフジの番組『極皿~食の因数分解』に出演させていただきます。どうぞ、ご覧ください。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.841日連続更新を達成しました。 すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM
トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメントはまだありません »

No comments yet.

Leave a comment





(一部のHTMLタグを使うことができます。)
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">