料理ハ2人前

私はもちろん排外主義者ではないですが、インバウンドの外人さんがやって来て、

僕タチハ4人組デスケド、料理ハ2人前シカ頼ミマセン!(弊社訳)

と言われると、やはり、イラっとします。

浅草の料理屋が集まると必ず、この話しになります。

「4人で2人前」は、店にとっては単に減収になるばかりではなく、おしぼり・お茶・水・調味料・薬味それから食後に器を洗浄する洗剤が必要になる話しですから、どうしても増収策として席料を徴収するか、料理代そのものを値上げする他ありません。

ここで問題なのは、外人さんだけ値上げすることは出来ない、ということです。そんなことをしたら、それこそ排外主義と言われかねません。だから日本人にも一律にご負担願うようになる、つまりトバッチリが日本人にも及ぶ、という点です。

日本人の中には、これを嫌って他所の店や街に移って行く人も出るでしょう。オリンピックはすぐに終わりますが、その後お客様がいなくなっていたら最悪です。

折衷案として、席料を導入して、一方同時に料理代は少し下げて、合計で以前より高い金額にする、という手もありますが、日本人客は席料を取られること自体を嫌うような気がします。

このように、インバウンド客を受け入れる店には、業界外の方には見えづらいストレスがあります。

そこでメデイアに在職しておいでの方に申し上げますが、

外人さんが日本に夢中!!

というような浅薄な記事を量産するのは、どうか、そろそろ止めて欲しいと思います。この話しはトバッチリが日本人にも及ぶ話しですから、いい加減、実務的な議論をする時季と思います。

 

追伸1

「ブーストマガジン~人生の楽しさを加速するメディア~」(ネットメデイア)に「適サシ肉」の件を載せていただきました。ありがとうございます。

追伸2

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.642日連続更新を達成しました。

Filed under: ぼやき部屋,浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:00 AM
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