瑞龍山

ご縁がありまして、通常は一般公開されていない「瑞龍山」を見学させていただきました。

「瑞龍山」は国指定の史跡。茨城県常陸太田市瑞竜町にある、

水戸徳川家累代の墓所です。

この墓所は、規模においても日本有数、形式においても大変珍しいものです。

まず規模ですが、ひと山まるごと墓所という規模です。全山が深い木々に覆われ、その所々に歴代藩主の墓が在ります。一番眺めの良い場所に在る光圀公(テレビで有名な黄門様)のお墓まで登ると息が少し上がる位です。

形式は珍しい儒教式。亀と竜が合体した生き物の上に墓石が乗っています。初めて見ました。

さて、この墓所が見学できるようになったのは、2011.3.11の東日本大震災で受けた被害を、だいぶ復旧できたからです。

3.11というと、まず原発の福島、津波が来た岩手・宮城を思い出しますが、実は茨城県沖のプレートも割れていて、常陸太田は6強の揺れに見舞われました。この時、山全体が1メートル以上動いたそうです。

その結果黄門さまの奥様の墓石をはじめ、多くの墓石が倒れ、石垣や参道も崩壊してしまいました。

で、その石垣の石をひとつひとつ元に戻し、元に戻せないほど壊れた所は新たに石を造って・・・という気の遠くなるような作業が実行されました。

震災後5年。未だ作業中ですが、ようやく、なんとか参拝できるように成り、そのお披露目の機会に混ぜていただいた次第です。

それにしても、これは大変な事業です。

復旧しても現役の個人の墓所ですから、勝手に観光で入れる所ではありません。しかし文化財としての価値があるので、大変な労力と資金を費やして復元されました。

人目に触れることがあまりない、しかし価値ある作業に従事した皆さんに、大きな敬意を表明致します。

追伸

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四六判240頁

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978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.466連続更新を達成しました。

 

Filed under: 飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM
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