東京復興写真集
『東京復興写真集1945~46 文化社がみた焼跡からの再起』
これは見ごたえのある写真集でした。
拙著『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』を書いている最中に、これを読めたら良かったのに!
と思いました。
持ち運ぶのもちょっと重たく、リブロさんに引き取りに行ったら、いつもお世話になっている店長さんが、手提げ袋を二重にしてくれました。ビニールの手提げなのに、さらに慎重を期して、ということです。
さて、この御本は、
1945年秋から2年ほどの間に、「文化社」が復興する東京を撮影した、800枚超の写真を掲載したものです。
敗戦直後の東京を日本人が撮影した写真は、実は多くはないとか。極度の物資不足で撮影物資もなかったからです。
しかし「文化社」は、前進が戦前の国策宣伝会社「東方社」で、戦前の撮影物資が戦災を逃れたことから、撮影が可能だったそうです。またやはり国策会社だったことから、木村伊兵衛などの実力写真家が在籍していました。道理で見ごたえがあるわけです。
ここに掲載されている写真は「東京大空襲・戦災資料センター」に寄贈されるまで、日の目を見ず、これまで未公開だったそうです。
是非多くの方に見ていただきたいと思います。
追伸
拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。
東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。
四六判240頁
価格:本体1600円+税
978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売
株式会社晶文社 刊行
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.337連続更新を達成しました。
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