標準管理規約
せちがらいですなあ。
「割り勘」はゼッタイにいやだということなのですね。それを国が正式に定めるとは、せちがらいですなあ。
私が「せちがらい」と感じるのは「標準管理規約」のことです。
報道によりますと、
「国土交通省は14日、マンション管理組合が維持管理のルールを作る際のモデルとなる標準管理規約を改正した。」
「各戸から強制徴収する管理費の使途を明確にし、自治会費や飲食費などに使えないようにした。管理費は共用部分の清掃や管理人の人件費などに使うのが基本だが、旧規約には「地域コミュニティーにも配慮した居住者間のコミュニティー形成」にも充てると明記。これを拡大解釈して任意参加の自治会費や親睦目的の飲食費などに使う事例が散見され、批判も出ていた。」
「改正規約では誤解を招かぬよう、管理組合の業務や管理費の使途から、コミュニティー形成の条項を削除。管理費と自治会費との区別を求めた。」
この規約によれば、マンションの夏祭りもNGで、そういうことが好きな人間だけで「自治会」を作れ、嫌いな人間には声をかけるな、という趣旨だそうです。
会社の飲み会も、いずれそうなるのでしょうねえ。
諸事理詰めでやって行くと、とにかく、せちがらくて盛り下がります。
野暮ですねえ、ホント。
追伸、
拙著、絶賛(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。
第五話は「芸どころ浅草の花柳界を支える」(割烹家「一直」六代目・江原仁さん)。対談所は国際通りの「フラミンゴ」さんです。
四六判240頁
価格:本体1600円+税
978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売
株式会社晶文社 刊行
お求めはこちらから。もう予約できます!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.215連続更新を達成しました。
No comments yet.