章立て
何度もお伝えしていますが、創業135周年を記念して、「すき焼き思い出ストーリー」を本にまとめたいと思っています。
9月末まで投稿の募集を続けますが、章立ては先回りしてそろそろ考えないといけません。章立てしておいて、新しい投稿が来たら、そこへ落とし込むのです。
で、今は各章の名前を思案中です。
だいたい、こんな↓感じかなあと思っているところです。
(1章)主の六代 客の六代
~お爺ちゃん・お婆ちゃんからお孫さんまで。絆をつないで来たものは?
すき焼きほどご家族で食べるのにふさわしい料理はないと思います。私・住吉史彦は店に出ていて、ご高齢のお客様から「自分も幼い頃爺さんに連れられて、ここへ来たもんだよ!」とたびたび聞かされました。そしてその方の傍らには可愛いお孫さんが。と、いうことは五代に渡ってご利用下さっているのです。味覚が家族の絆と成り、弊店にはとっては、その味覚こそが本当の財産です。
(2章)昭和に生きて
~生き抜いた先に、食べたくなった料理とは?
「激動の時代」というだけでは表現しきれないほど厳しい時代だった「昭和」。あの時代を経験した人達もだいぶ少なくなりました。戦争というとてつもない理不尽が在り、その分人々は成長というとてつもない渇望を抱いて生きていました。一代で何代分も生きた人達が沢山。そして、その人達が成長のシンボルであるかのように食した料理が、すき焼きでした。
(3章)オラがすき焼き
~家庭ごとに違うすき焼き、地方ごとに違うスキヤキ。なんて面白いのか!
すき焼きは「関東」VS「関西」だけではありません。ご家族の数だけ、街の数だけのすき焼きが在って、そのどれもが後世に伝えたいものばかりです。どれが一番美味しい?と問うのは止めて、全部面白い!と言っていただけたら嬉しいです。
(4章)おご馳走
~人は何故その大切な日にすき焼きを食べるのか?
「ご馳走」に「お」を付けてしまう人を咎めてはいけません。それほど嬉しいのですから。そして、その嬉しい日に食べたのは、すき焼き。嬉しい日だけではありません。悲しみを噛みしめて、「きっとまたいつか」と誓う日にも、やっぱりすき焼き。すき焼き鍋は人の人生を映す鍋です。
(5章)浅草じゃなくちゃ!
~出かけるだけで心騒ぐ街。さて腹ぺコになってきた。
浅草にすき焼き屋が多いのは偶然です。牛鍋が世に登場した時、繁華街としての浅草が全盛期だっただけです。しかし、いつの頃からか、すき焼き食うなら浅草じゃなくちゃ!浅草行くならすき焼き食わなきゃ!と成りました。ゆるゆるのように見えて実はキビシいこの街で、すき焼きが変わらず支持されていることが嬉しいです。
どうぞ、ご期待下さい!
追伸①
誠に勝手ながら下記(↓)の日は「ちんや」は休業させていただきます。御了承下さいませ。
平成27年8月31日(月)~9月3日(木)(夏休み)
追伸②
このように、すき焼き思い出ストーリーの投稿を募集しています。
すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。
ご投稿くださったものは、「ちんや」創業135周年を記念して本に纏め、今後店の歴史の資料として、すき焼き文化の資料として、末永く保存させていただきます。
どうぞ、世界に一つだけの、すき焼きストーリーを是非、私に教えて下さい。
投稿〆切は9月末日です。
既にご応募いただいた、50本のストーリーはこちらです。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.011日連続更新を達成しました。
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