姑の思い出
「すき焼き思い出ストーリー」のサイトに新着投稿がありました。
家族と会社を一人で支えた、お姑さんと食べたすき焼の話しです。ご覧下さい。
題して、
『姑の思い出』
今から40年以上も前、私は蔵前在住の主人と見合をし、3カ月位たった頃、主人の弟妹達と顔合わせのボウリング大会を義母が計画を立てました。浅草でボウリングをし、その後若者5人を連れ、義母は迷いなく、ちんやののれんをくぐりました。
私は主人の家族達に囲まれ、緊張しながら鍋を前に、だが視線は和やかに語ろう、主人の家族1人1人にむけた。
義父は先に亡くなり、義母は子供4人をかかえ、夢中で家業を盛り立て長男へとバトンを渡そうとしている器の大きい女性です。
遠慮がちにすき焼きを食べる私に「たくさん食べなさい。お店の冷蔵庫にはお肉が待っている」と声を掛け、やわらかな照明の下で笑っていた。
その時の姑の笑顔と食事のにおいが感覚として残っている。
姑は19年前に他界しましたが、今でも我が家の特別の日はすき焼です。
すき焼の香りは喜びに続きます。
<終わり>
その他にも50話以上のストーリーがありまして、こちらでご覧いただけます。
追伸
『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。
この本は、
食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、
全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、
この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。
是非是非お求めください。
弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。
是非。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.925日連続更新を達成しました。
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