いかっぺな!
茨城県民の気質を表した言葉として、
いかっぺな!
というのがあるそうです。「まあ、いいじゃないか!」という意味だそうです。
この所弊ブログには群馬のことばかり書いていますが、私は茨城のことを忘れたわけではなく、先日も茨城県畜産試験場をお訪ねしたのですが、その際も、
「いかっぺな気質」が良くないのだ!という話しが出ました。
県民は、茨城がそれなりに住みやすいことや、産物も東京に近いことでまずまず売れて行く現状に満足しているようです。いかっぺな。
で、それ以上にさらにブランド力を上げて行く、という方向に向かいにくいと言うのです。
「ブランド総合研究所」が発表している「地域ブランド調査2014」でも、茨城県の魅力度は47都道府県中47位でした。
調査は9回目ですが、最下位となったのは2年連続5度目で、どうも「指定席」の様相です。いかっぺな。
実際、茨城の農業生産額は北海道に次いで2位で、旨い産物も少なくないのです。レンコン・白菜・メロンといったところですが、一般的に有名なものは多くありません。いかっぺな。
牛についても、旨い牛を結構産出しており、「ちんや」でもたまに仕入れていますが、「すき焼き県」のポジションは、このたび群馬に横取りされてしまいました。いかっぺな。
そこで県庁では、笑いコンビ「ピース」の綾部祐二さんや渡辺直美さんら県出身のお笑い芸人を動員してPR作戦を展開しているようです。
何か他に作戦は、なかっぺな?
追伸、
一冊丸ごと「すき焼き大全」とも申すべき本が出ました。
タイトルは『日本のごちそう すき焼き』。11月19日平凡社より刊行されました。
この本は、
食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、
全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、
この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。
是非是非お求めください。
弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。
是非。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.728日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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