お預かりしました!
買い物をしようとして、千円札を出して、
「千円お預かりしました!」と言われ、
?こういう場合は「お預かりします!」じゃないの?
と思ったことはありませんか。
しかし、そのコンビニの店員は、客が札をレジに載せた時点でハッキリと、
「お預かりしました!」と言うのです。
たしかに、その時点で既に「預かった」と認識するなら「お預かりしました!」と言うのも、あながち外れていないかも。
札を手から手へ渡すのなら、当然受け取る動作をしながら「預かります」だけど、スーパーやコンビニでは、手渡しはしませんね。
客は札をレジの上に載せ、それを店員がいくらか視認⇒金額を口に出して確認、
というのが決まりきった段取りです。つり銭トラブルを防ぐために手渡しはしないのです。
載せた時点で預かる動作が現在完了していると認めることが出来る・・・かも。
だから「千円お預かりしました!」なのですが、
やっぱり、変です。
そもそも、預ける=預かるという日本語は、その中間段階として、レジの上に載せる、というプロセスを想定していないと思います。
世の中が変われば言葉も変わると言いながら、
レジの上に載せるのが前提の「預かる」って、どうもイヤですね。
とほほです。
追伸
JALさんの機内誌『SKYWARD』の4月号
「JAPAN PROJECT 東京ようこそ、おもてなしの首都へ」に載せていただきました。在り難いことです。ご搭乗のおりにご覧ください。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.493日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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