居眠り

いやはや黒海艦隊とか、セバストーポリとか、クリミア戦争とか、ほとんど気分は19世紀ですねえ。

第17回「すきや連」を開催するため、京都の「モリタ屋」さんへ向かう車中で、ずうーとウクライナのニュースが流れていました。

新幹線の、自動ドアの上の部分に文字を流している、あのニュース・コーナーのことです。私は7号車の3C=つまり3人がけ席の一番通路寄りに座っていたので、ニュースを延々と見続けることになり、チト食傷気味になりましたが、

でも、まあ、これから19世紀発祥の料理を食べるわけだから、あながち外れてもいないかなあ、と思いながら私は西へ向かいました。

この日の「すきや連」に参加した皆さんの、喜びのコメントは、このブログの3/8号に載せましたので、是非ご覧いただきたいと思いますが、さて、

今まさに名古屋を出発しようかという頃、私はクリミア以上の衝撃的な場面を目撃しました。

まず3Cの私の席の後ろの方から、ダダーと人がダッシュしてくる音がしました。

しかし自動ドアは、ゆっくりと開くため、その人のスピードに追いつかず、結果なんと、その人は自動ドアに激突!

反動で、その人はいったん右方向に飛び出し、そこで態勢を建て直して、左へ向きなおり、出口ドアに向かったものの、

哀れ、

出口ドアは閉まってしまい、列車はゆっくりと京都へ向けて動き出しました。「降り遅れ」です。

サラリーマン風の方でした。居眠りをしてしまったのでしょうか。

会議なのか商談なのか、いずれにせよ、予定がおありなのでしょう。まずもって一応「お気の毒」と書いておきますが、やはり人の不幸というものは、見ていて可笑しいものです。

ひひひひ。

皆様、居眠りに御用心を。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.471日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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サイコ―!

3月に入り下仁田葱のシーズンが終わり、「ちんや」の「変わりザク」も新筍に切り替わる予定です。ですので、下仁田葱の取り扱いは今年はまもなく終わり、ということになりました。

生産者の小金澤ファームさんに、そのことを伝えますと丁寧にも返信が来ました。

「下仁田葱の名前は知っていても食べたことがない、という人が結構いますので、『ちんや』様で取り扱っていただいたことで、知ってもらえた(食してもらえた)人が確実に増えたことが生産者としてとても幸せに感じます。」(中略)

「冬限定の扱いにくい「下仁田葱」を取り扱っていただき、たいへんうれしく感謝しております。」

そう、すき焼き屋にとって、下仁田葱は扱いにくいのです。

葱はすき焼きには必要不可欠

⇒とにかく一年中絶対に欠品しては困る

⇒冬しか出ない下仁田は扱いにくい

という図式は崩せませんから、下仁田の生産者の方が従来の葱とシェアを争う、という発想で営業なさると、それは徒労に終わると思います。

それが「名前は知っていても食べたことがない」現実に繋がっている模様です。

ですので、ここで「食べ比べこそ食の楽しみ」ということに、すき焼き屋が気づくことが大事と思います。

食べ比べには不都合もあります。

食べ比べをさせれば、お客様が「従来の葱が最高ではなかったのかも!」ということに気づいてしまい、困ります。

しかし、お客様自身が、これだけ情報を持つようになった現在では、すき焼き屋が薦める葱だけを、お客様は黙って無批判に受け入れはしないでしょう。食べ比べをしてみたいのです。

だいたいですよ、「最高」って、何か一つに決める必要があるんですかね?

ほにゃらら牛がサイコー!とか、

なんちゃってサバがサイコ―!とか。

弊ブログを読み続けている方は、私がそういうことを全く言わないことにお気づきと思います。「ちんや」の肉がサイコー!とすら私は言いません。

色んな食べ物があって、良さがそれぞれあるのであって、それを食べる側の人の味覚もまたそれぞれ、です。

だから「サイコ―!」と言わないのです。

食べ方だって色々試して良いのです。

以前「ちんや」の精肉売店のスタッフは、お客様から、

この肉はどうやって食べるのが美味しいの?と聞かれると、

塩・胡椒だけして、牛脂を使って炒めて下さい。それが「サイコ―です!」

と答えていました。

尊大でした。そして阿呆とすら言えます。

だから「塩・胡椒だけでサイコ―!」は止めさせました。今は色んな調味料を販売して、色んな食べ方を試していただいています。

さらに申しますと、「サイコー!」を止めると売り手として、とても気が楽です。

最高と断定できるか判然としないもとを「サイコー!」と言い張る時の後ろめたさったら比類のないものです。

それでも力んで言い張れば、阿呆に見えましょう。

テレビやネットがランキングを好むのを視て、私はますますランキングが嫌いになり、止めた次第なのですが、止めて実にハッピーです。気楽です。

読者の皆さんにも、お勧めしたいですね。

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秘伝の割下

ある夜の団体さん、座敷に上がって、すき焼きを召し上がり、

割下が美味い!

と言って、一人一本ずつ割下を買って土産にして下さいましたが、

違うンですよね~

肉と割下のバランスが、味の決め手なんですよ。

テレビの、「秘伝」のナントカを視過ぎですね。

「この割下をかければ、どんな食べ物も美味く成る!」

~わけないですよ。

むしろですね、残念な肉に「ちんや」の割下を使うと、美味くなるどころか、より残念な味になります。

「ちんや」の割下は大変甘く、味が濃いですから、肉の方にそれを受け止める旨みがなければバランスしません。やたらと甘辛くなってしまうのです。

この割下は、優れた血統の牛を長期肥育し、また肉にしてからも長期熟成させた場合にだけ使える割下なんです。

ですによって、必ず肉とセットでお求めください。割下だけ買うことは禁止します!!

・・・と今度から売り場に表示しよう。

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駆け込み需要

「駆け込み」はまず無くて、しかし「反動」は来るだろう、というのが飲食業です。

普通の世の中は今月末になれば「駆け込み祭り」で忙しくなるのでしょう。運送業界などは、

頼むから「駆け込み引っ越し」は止めて欲しい、とよびかけていますが、せちがらい皆さんが言うことを聞きますでしょうか。

結果、どなた様も月末は忙しくて仕方ありませんから、ゆるりと食事などしている場合ではなくなりそうですね。

雪の2月に続いて、トホホな3月になりそうです。我慢、我慢。

で、4月になりましたら、当然「反動」です。

3月に「駆け込み」でトイレットペーパーや洗剤を買いこんでしまった皆さんは、4月に入れば余分な消費を避けると思います。

4月もトホホになりましょう。我慢、我慢。

だから、皆さん、この時期に飲み食いに出かければ、よほど店から感謝されると思いますよ。夜のお姐さん方も、ヒマをもてあましているかもしれません。

「駆け込み」にも「反動」にもあまり関係無い皆様、是非是非今こそ、

無鉄砲消費を!

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ビジョンと意識変革

さて、3.11です。

ガレキの処理だけは順調らしく、空撮された更地の映像が、復興の遅れを印象づけてしまっています。

一方で、若くて有能なソーシャル企業家の皆さんが東北の地で企業なさったケースも少なくはない、とかですし、従来は官僚的だった自治体の動き方が、NPOと連携できるようになったりとかのようですし、希望もあるようです。

それでもなお、道は険しいようです。一般社団法人「RCF復興支援チーム」の藤沢烈代表理事が先日「東北復興新聞」に寄せたコメントによりますと、

「最も重要なのは、現地経営者のビジョンであり、意識の変革だ。東北沿岸は旧来より下請けの産業構造だったが、言われたものをつくるだけでなく、誰にいくらで売るかを考える販売戦略が必要だ。自ら「値付けをする」ことでいかに守りから攻めへのビジネスに変革させていけるかが問われている。」

?!

これって日本全体に言われていることと全く同じじゃないですか。

「東北沿岸は」を取り除き、「日本の中小企業は」と置き換えても、この文はごく自然に読めます。

これまで中小企業に対して、ビジョンを持たせて意識を変革するよう促すことが、あまり行われていなかったのですから、地震が来たからと言って、急に出来るようにはなりません。

例えば、日本酒の蔵元さんに対しては「飲んで支援」が行われていて、弊店もささやかながら取り組んでいますが、いつまでも「飲んで支援」というわけにいかず、長期的にはやはり実力で売れないと困ります。衆議院の土産の酒も福島県酒造組合さんが造るそうで、大変良い考えと思いますが、これも「飲んで支援」ですね。

そういう方向に加えて、パリやニューヨークの一流のレストランに酒が採用されるよう頑張っていただきたいところですが、勿論そんなこと、簡単に出来るはずもありません。

補助金を出したらそれが出来るようになる、という種類のことでは全くありませんが、是非取り組んで欲しいところです。

若き東北の起業家さんが、そういう困難な仕事を成し遂げてくれること、それを祈りながら待っています。

「ちんや」さん、「飲んで支援」はもう結構です、と言われる日が来ることを待っています。

あ、個人的には、死ぬまで飲みますけどね。

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牛肉を扱うお店の店主から見た馬肉の良い点と今後の展望②

桜鍋店「中江」のスタッフの皆さんの食事会を「ちんや」で開きたい、という申込みがあり、在り難くお請けしたのですが、あの御主人のこと、普通に食事をするだけでは収まらないらしく、私に話しをしろ、とおっしゃいます。しかも、

「牛肉を扱うお店の店主から見た馬肉の良い点と今後の展望」について話しをしろ!というムタイなことをおっしゃいます。私が渋っていると、

「先入観や感情丸出しで大いに脱線したお話を!」とのこと。

そういうことならガッテン招致、いや招致するのはオリンピックでしたな、ガッテン承知仕りました。

「先入観」=それを大いに話題にしましょう。

馬肉と牛肉の栄養学的な比較とか、これまで嫌というほど聞かされてきた、ツマンない話しをする気は、私はモートー無いですからね。

そう、肉食の話しを、時代を遡って致します。そういう話しをする時は、当然先入観や偏見についても触れないといけないから丁度良いですな。上等です。覚悟してお聞き下さい・・・

<と、いうことで昨日から始まりました、この話しは長いので2回に分けてUPしています。まず昨日の弊ブログをお読みいただき、その後で、この下(↓)をお読みください。>

さて、やっと馬の話しです。この頃=つまり明治時代に馬はどうなっていたのでしょう。牛同様に熱心に飼育されるようになりますが、目的は違います。軍用馬として育てられるようになったのです。

この絵を見て下さい。『上野不忍大競馬之図』という明治17年(1884年)の絵です。上野の不忍池の周りに競馬場が設けられて、そこで開催された競馬会に明治天皇が親臨なさっています。

陛下は馬に大金を賭けていて、その結果が気になって見に来たんじゃあないですよ。明治政府は軍馬改良の為に競馬を奨励していて、この競馬会も、その一環なんです。

陛下自身も馬術が大変お好きで、毎日馬を乗りまわしていた時期もあるそうです。

もともと陛下は京都のお公卿さんですから、牛車(ぎっしゃ)に曳かれて移動するのが本来なのですが、帝国主義華やかな、この時代にあっては、牛をやめて馬に切り替えてしまったのです。

お分かりですね、当時馬は強い軍隊の象徴であり、皇室の栄光の象徴だったのです。司馬遼太郎の『坂の上の雲』を読んだ人もおいでと思いますが、主人公の秋山大将は騎兵隊の司令官でしたね。日本の騎兵隊を一から育て上げ、ロシアのコサック騎兵と闘った秋山大将が、この時代のシンボルだったのです。

馬肉が、栄養学的には大変優れたものなのに、食卓の主役の座を牛に譲った理由・譲った時代背景は、これです。是非理解しておきましょう。勿論牛の方が飼い易いという事情もあったと思いますが、馬は皇室と軍隊のイメージだから、食べにくかったんです。

ここで強調したいのは、まさに、この時代に「中江」さんは馬肉料理を始めた、ということです。

そこを押さえておくと共に、そんな中でも馬肉を売ろうと試みた中江さんの意志の強さに思いを致さないといけません。

そして、さらに申し上げますが、そこを理解することは現代社会に於いても深い意義が在ると思います。

今時は獣の命を戴く、ということにリアリテイーが無さすぎます。スーパーに行くとスライス済みの肉しか売ってないですからね。

思いまするに、食事の前に「いただきます」と唱えることは日本人の精神の神髄であって、実は私は、このItadaki-masと Gochiso-samaを是非世界語にしようと思っております。これからオリンピックまでに、それをやろう!と思っています。

Itadaki-masと Gochiso-samaという言葉の裏にある日本人の思想を英語で解説した小冊子を作りまして、料理屋に見えた外人さんがそれを上手に唱えたら、冊子の裏に記念のスタンプを押す、という企画を考えています。「中江」さんにもご協力いただきたいのですが、まあ、その話しはさて置きましょう。

生き物の命を戴くことへの恐れと神聖な気持ちが失われましたら、食の大切さということも理解しにくくなりましょう。

そして、それを体感し易い店が、皆さんの御店です。

牛より食べにくく、猪や熊よりも食べにくい馬を食べさせることの意義は、現代社会においては、ますます高まるものと考えます。

日々の業務に精励されますよう。

追伸、

2/24にインターネットラジオ局CROSSWAVE☆SENJUの番組「ビジネスチャンネル~この人に聞きたい」に出演させていただきました。

過去の放送は、こちらのURLで聞けますので、よろしかったら、是非。

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牛肉を扱うお店の店主から見た馬肉の良い点と今後の展望①

桜鍋店「中江」のスタッフの皆さんの食事会を「ちんや」で開きたい、という申込みがあり、在り難くお請けしたのですが、あの御主人のこと、普通に食事をするだけでは収まらないらしく、私に話しをしろ、とおっしゃいます。しかも、

「牛肉を扱うお店の店主から見た馬肉の良い点と今後の展望」について話しをしろ!というムタイなことをおっしゃいます。私が渋っていると、

「先入観や感情丸出しで大いに脱線したお話を!」とのこと。

そういうことならガッテン招致、いや招致するのはオリンピックでしたな、ガッテン承知仕りました。

「先入観」=それを大いに話題にしましょう。

馬肉と牛肉の栄養学的な比較とか、これまで嫌というほど聞かされてきた、ツマンない話しをする気は、私はモートー無いですからね。

そう、肉食の話しを、時代を遡って致します。そういう話しをする時は、当然先入観や偏見についても触れないといけないから丁度良いですな。上等です。覚悟してお聞き下さい。

さてさて、やっと本題に入ります。

近代以前の日本では、牛も馬も役用動物でした。農作業などに使っていました。

ですので、それを食すことは当然タブーとされましたが、廃用となった牛・馬の肉を食すことは、実際は半ば非公然的に行われていました。

肉は貴重なタンパク源・栄養源ですから、滋養強壮のために食べたわけです。

タブーな感じは猪や熊を食べる時より強かったと思います。猪や熊や害獣ですが、牛・馬は生前可愛がられていましたからね。7世紀に天武天皇が肉食を禁止した時も、鹿と猪は禁じられていませんでした。

食べていた場所は「ももんじ屋」という料理屋です。百獣と書いて「ももんじ」と読みます。今でも両国に1718年ご創業の「ももんじや」という屋号の御店が在りますが、あの御店は江戸時代の「ももんじ屋」の生き残りですね。食べに行ったことが無い方は、是非行っていただきたいと思います。

もっとも、現在の「ももんじや」さんでは牛・馬はやっていません。しかし江戸時代は猪や熊と同様に食べられていました。この時代、牛と馬の食べられ方に、大きな違いがなかったことに注目して下さい。

勿論物量的には、東日本と南九州は馬、西日本は牛が中心でした。

では、何故現在牛や馬を出していないか、ここで想像してみましょう。

牛が無いのは、おそらくは明治時代になって登場した牛鍋屋にお株を奪われたからでしょう。

御一新後、日本は西洋をまねて公然と牛を食べ始めます。東京郊外の今里村という所に、近代的な牛の屠殺場が出来まして、そこの肉は近代的で上等ですから、その屠殺場から仕入れた牛を使う牛鍋屋は屋号に「今」の字を付けました。「今半」さんや新橋の「今朝」さんが、それです。

近代的で上等な肉であることをPRするために「今」の文字を入れたのです。

こうなると旧式な「ももんじ屋」は旗色が悪いですね。その後猪や熊といったジビエに特化していったのは当然の成り行きと思います。

さて、やっと馬の話しです。この頃=つまり明治時代に馬はどうなっていたのでしょう。

<この話しは長いので2回に分けてUPします。続きは明日の弊ブログで。>

追伸、

2/24にインターネットラジオ局CROSSWAVE☆SENJUの番組「ビジネスチャンネル~この人に聞きたい」に出演させていただきました。

過去の放送は、こちらのURLで聞けますので、よろしかったら、是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.465日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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開催しました~第17回「すきや連」

第17回「すきや連」を開催しました。

今回の会場は明治2年ご創業の、京の老舗「モリタ屋」さん。今回も50人以上の、全国のすき焼き関係者が集結して大盛況でした。

まずは、参加者の皆さんが書いて下さった寄せ書きをご覧ください。

・ミラノ万博、東京オリンピックですき焼きをアピールしましょう。

(向笠千恵子)

・やっぱりスキヤキが一番でしょ!(山田保)

・「旨味全開!」(村山忠彦)

<牛の絵>(須田菁華)

・一期一会、一鍋一愛(三嶌太郎)

・すきや連の皆様いつも感謝感謝。(柴田進吉)

・すき焼き京野菜美味しいです。モリタ屋さんありがとうございます!

(柴田伸太郎)

・すきや連のおかげで京野菜を学ぶことができました。(大竹道茂)

・お肉の厚みは美味しさ深いです。甘みも優しくやっぱり京都のすき焼きおいしかったです。モリタ屋さんありがとうございます。(羽鳥裕子)

・私がすき焼き好きなのは親父ゆずりです。(黒田誠)

・すき焼きだいすき下仁田ねぎとともに食せばもっとすき(島崎進)

・うちの店熊本すき焼き加茂川創業者のルーツの京都に参りました。大変美味しくいただきました。(山下みき)

・鴨川のほとりで頂くすきやき、モリタ屋さん最高です!!(荒井順子)

・初参加のすきや連!モリタ屋さんおいしいお料理ありがとうございました。今後とも宜しくお願いします。(荒井亮一)

・川のほとりで頂くすき焼き、モリタ屋さんの心意気を味あわせていただきました。(加藤英子)

・京都の夜鴨川すき焼きありがとう。(相沢二郎)

・ざらめの香ばしい♪お肉京野菜感激しました。ごちそうさまです!

(相沢ヒロミ)

・京都のすき焼きを堪能させていただきました。ありがとうございます。

(高岡修一)

・とてもおいしくいただきました。ぜひまた参加させていただきます。ありがとうございます。(星南子)

・すき焼き最高!ありがとうございました。(西居基晴)

・昨年はお世話になりました。明治二年の創業同士頑張って行きましょう。(宮本尚樹)

・食のレジェンドSUKIYAKI世界へ羽ばたけ!本日は大変勉強になりました。(宮本美希)

・何時もありがとう!すきやきモリタ屋さん(小林甲児)

・モリタ屋さんのすきやきおいしかったです。シメのうどん最高!ありがとうございました。(小林由佳)

・この夏鴨川のゆかですき焼きを食べることを目標とします。(鳥山渉)

・迫力とやさしさ楽しめるモリタ屋さん すき焼きは幸せな時間が流れます。すき焼最高!!(高岡慎一郎)

・田中さん、吉岡さん、女将さん、すき焼は人が作って嬉しい食卓 鍋ではなやぐ鴨川の京の夜は明けません。(高岡哲郎)

・京野菜の話しききモリタ屋様のすきやき感謝(和田政司)

・鴨川の流れを見ながら頂く京都のすき焼最高です。(藤森朗)

・かもがわで育つ京野菜京都肉(近田康ニ)

・京都肉京野菜美味しかったです!黒毛和牛最高(吉澤直樹)

・鴨川をながめつつ食すすき焼最高です!(吉澤裕介)

・京都肉美味でございました。吉澤教授よりお肉の話しいろいろ聞けて楽しいすき焼きタイムを過ごせました。ごちそうさま。(清水祐子)

・あの人の言葉思い出す夕焼けの高瀬川 京都慕情ありがとうございます。(梅田雄一)

・鴨川を横に京都肉を食す。さすが京都を代表するモリタ屋さん。京都のすき焼きを堪能させていただきました。美味しかったです。ごちそうさまでした!(鈴木拓将)

・スキ焼きが増々スキになりました。これから子供に会いに行きます。(静朋人)

・いつの日か京都で鹿児島の黒豚を食べるすきや連を見たいです。

(米増昭尚)

・美味しい食事を笑顔で出来る事は幸せです。本日は美味しいすきやきありがとうございます。(永野治子)

・人の出会い、肉の出会い、すき焼きありがとう(大西克彦)

<寄せ書きは以上です。今回大変お世話になった「モリタ屋」の吉岡社長、本当にありがとうございました。御礼申し上げます。>

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他力本願

オリンピックで浅草は忙しいんでしょ!

と最近言われます。

???

オリンピックをやっていたのはロシアの措置ですよ、いや、ソチですよ。東京なら、たしか6年後です。

他所の方々から見れば、たしかに浅草は他力本願で潤っているように見えるかもしれません。

思いおこしますと、

ワールドカップが来る!

つくばエクスプレスが開業する!

スカイツリーが出来る!

と、なんだかんだ3~4年おきにイベントごとがあって、浅草はそのたびにひと騒ぎしてきました。ですので、

○○で浅草は忙しい、と見えるかもしれません。

浅草の人達が頑張っているから忙しい、と言われることは、ほぼないのですが、まあ、仕方ないでしょう。

しかしながら当の本人が、

○○でウチの店は忙しい、を目指したら、勿論ダメですよね。

当然ながら商いは自力本願です。

忙しい理由が自分の中に在るように、

オリンピックが来ようが、ビッグバンが来ようが、そこを忘れないようにしたいものです。

追伸、

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本郷の洋菓子店

ふーん、なるほど、面白いやり方ですね。

本郷の洋菓子店「ジャンヌトロワ」さんのホームページの作り方のことです。

表紙の下の方に「ツイート」という欄がありまして、この御店や商品について書かれたツイートが表示されているのです。

ツイッター上で自動的にキーワード検索をして、関係のあるツイートが見つかったら、そのままここへ流し込んでいるのです。

・・・と書けるのは、その設計をした人を私が知っているからで、実は「ちんや」がウエブ関係でお世話になっているIMCさんです。

「ジャンヌトロワ」のスタッフさんに、ネットをいじる時間があまり無い中で、なんとか動きのあるサイトにしようと思案した結果が、これなのだそうです。

なかなか上手くいっています。

「お、お、おいしそ〜!」

「ちなみに私は、本郷のジャンヌトロワってとこのが好きです~」

とかいう一般人のツイートが並んでいて、下手な宣伝文句より紅梅をそそります、いや、購買をそそりますね。

勿論、どの店もこの方法を使えるわけではないです。

まず絶対的な客数・知名度がないとダメです。全然ツイートが来ないと盛り下がりますからね。

その点、「ジャンヌトロワ」さんは、本郷の老舗和菓子「三原堂」さんが経営母体の御店ですから、既に手堅い常連さんを獲得しているのだそうです。

それから商品力に自信がないとダメです。

だって、そのままここへ流し込むわけですから批判も表示されます。

商品はすべてが手作りで、専門の職人が1本1本熟練の技で作り上げる、という自信の成せる技でもあるわけです。大変結構なことです。

それなら、「ちんや」でもやってみれば って?

それがですねえ、

「ともちんや、のりぴーや・・・」

というような人のあだ名の「・・・ちんや」が引っかってしまって、たぶん上手くいかなさそうです。

ザンネン。

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