ゴミが心配

さて消費増税スタートしました。
そんな中、新聞の読者投稿欄に
そう、そう!
と思う投稿を見つけました。
39歳、町田市の公務員という方の投稿ですが、
「中食」拡大ゴミが心配
と題されています。
「中食」とは、総菜や弁当など完成形の料理をテイクアウトできるようにしたものですが、今回の消費増税では、「食品」に該当するものとみなされ、軽減税率の対象になります。で、その「中食」を、
「私も利用するが、手軽においしく食べられる一方、食後のごみの多さに驚くことがある。特に環境への悪影響が懸念されるプラスチックごみが多いのだ。」
「中食は軽減税率の対象になることから、利用者の増加が予想される。ごみ問題にもしっかりと目を向けて行く必要があると思う。」
全くもって、その通りと思います。
私もそう思ってきたのですが、それをここに書いたりしますと、外食が10%になるのが悔しくて言っているみたいですから、他の方が言って下さるのを期待していました。この投稿は、待ってました!という感じの投稿です。
外食という仕事は、実はエコな仕事です。食器を使いまわすからですね。一つの食器を、何千回、あるいは何万回と使うのですから、非常にエコです。
なのに、その産業は10%で、ゴミが出る方が8%とは。
話しは少しズレますが、民泊のゴミ問題というのも、実はこれです。
節約旅行をしている外国人は、コンビニ弁当とビールを買い、それを宿に持ち込んで宴会をしているのです。安いし、彼らには日本のコンビニ弁当が随分面白く見えるのだそうで、浅草のコンビニに夜行くと、外国人が弁当を買っているのを目撃します。日本では残念な食事の代表ですけどね。
そうした生ごみが出て、臭ったり、カラスが増えたりするから、民泊の近隣住民が怒るのです。
そして、エコじゃないです。
この公務員さんのご意見は財務省に響くでしょうか。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.504本目の投稿でした。

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交差点

何故そんなに撮影に手間どるんだろう? 時間がかかるのだろう?
と思ってしまいました。
その外国の人はスカイツリーを撮っていました。雷門前の交差点の、車道の中央に立つと、スカイツリーがちょうど道路の延長上に重なるので、それを撮っていました。
しかし撮影にやたらと時間がかかるので、信号が変わって車が流入してきました。それでも仁王立ちで撮影を止めません。
雷門前には交番があり、警察の人がスピーカーで
撮影してる人、危ないですよ!歩道に上がって下さい!
と叫んでいますが、日本語なので通じません。
何故そんなに撮影に手間どるんだろう? 時間がかかるのだろう?
と私が思ったのは、私が日頃動画撮影ということをあまりしないからでした。
その外国の人はスカイツリーを撮っていたのではなく、スカイツリーを背景に、交差点を行きかう人達の動画を撮っていたのです。
うーん、撮影は旅の楽しみとは思いますけど、事故らないことを祈念するばかりです。

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はんこ文化

新任の科学技術IT担当大臣・タケモトさんがブーイングを浴びているそうです。その理由は、
「行政手続きのデジタル化と書面に押印する日本古来のはんこ文化の両立を目指す」
と記者会見で宣言したからだそうです。
はんこに関わっている方々には申し訳ないですが、はんこは、日本の残念な旧習の代表例として、このところしきりと批判されています。容易に偽造できてセキュリティ面での意味がほとんどないのに、公文書に必須とされていることが気にいらないとか。この意見に反論するのは、なかなか難しいでしょう。
で、タケモト先生ですが、今回「はんこ文化」と表現なさいました。
この御方は、実は「はんこ議連」の会長で業界代表でもあるのですが、その点が目立つと、それこそ既得権益だと猛批判を食らうので、「文化」と言ったのだろうと想像できます。
ですが、思いまするに、文化性はあまりない旧習・陋習のことを「文化」と言った時、その「文化」の滅亡は、むしろ近まるような気がします。別件なのに「文化」と言っている胡散臭さに多くの人が気づくからです。
はんこには本当に、セキュリティ以外に、文化性があります。良く出来たはんこは素晴らしいものだと思います。オリンピック選手には、メダルだけでなくて日本風の賞状を出したらどうなのでしょう。良いはんこ、良い朱肉、良い紙で。そういうことなら文化と言っても良いかと思いますが、
既得権を「文化」と言い募って、誤魔化そうという方向は避けた方が良いのでは・・・と思ってしまいますね。
「文化」を語るなら、もっと文化性を押し出しませんか、タケモト先生。

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終日運休

浅草の皆さん、知ってましたか?!
東京メトロの、
「12月28日(土)~2020年1月2日(木)銀座線渋谷駅線路切替工事に伴う一部区間終日運休のお知らせ」というリリースのことです。
私は駅で、その告知をみつけて、まさか!正月に銀座線が終日運休!!と焦ったのですが、それは早トチリでして、終日運休するのは「渋谷⇔表参道」「青山一丁目⇔溜池山王」の間だけでした。
並走している半蔵門線を使えば浅草へ来れるので、重大問題ではないですが、予約のお客様の遅刻は発生するかもですねえ。正月は繁忙期で、終日きっちり予約を入れ込んでしまうでしょうから、問題ゼロとはいかないかもしれません。

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東京プレスツアー

東京に駐在している外国人記者のために、東京プレスツアーを主催している団体の方が打ち合わせに見えました。
過去に、大田区町工場ツアーとか、練馬区の「都市型農業」ツアーとかを実施したそうですが、次回のツアーの一部に弊社を入れて下さるとか。在り難いことです。
そんな打ち合わせの後で、資料をパラパラ見ていて、私は驚きました。
東京に記者を置いている国が、とても偏っているのです。
そういう会社は、世界全体でおよそ150社ほどあるのですが、
その内、韓国・中国・イギリス・フランス・ドイツ・アメリカの6か国だけで、およそ100社なのです。その他の全ての国や地域を合計しても、6か国の半分にもならないそうです。中国に台湾・香港を加えれば、もっと寡占的になります。
中東からは4社だけで、その内の2社はトルコ。
南米からはブラジル2社、ペルー1社だけ。
たしかに今どきは、人を駐在させなくても情報は買えます。費用やリスクを避けようと思えば、こうなるのかもしれませんが、寂しい数字ですね。
それにしては観光客が結構、色んな地域から見えるのが不思議です。人が取材しない情報、つまり浅い情報だけでも集客できるって、なんだか変な気分です。

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ライトアップ

あー、パラリンピックの色だったんですか・・・
夜のウオーキングのおりに私はその色をみつけ、おそらく浅草には関係ないコンセプトで彩色されているんだろうと思っていましたが、パラリンピックの色でしたか。
「浅草には関係ないコンセプトの彩色」とは駒形橋のライトアップの色の話しです。
赤・青・緑の三色で、それがパラリンピックの色なんですが、皆さん、ご存知でしたか?
ウオーキングしながら、なぜ、この色?和風の色ではないなあ、と私は不思議に思い、調べてやっと分かりました。
東京都のリリースによりますと、
東京都は「駒形橋」「厩橋」「蔵前橋」のライトアップを8月25日に開始、これは2020年8月25日に開幕する東京パラリンピック1年前に合わせての点灯開始でした。
今後も、2020年3月までに隅田川の10橋を、この色にするとか。
が、赤・青・緑がパラリンピックの色だと知らない人は、
なぜ、この色?
と思ってしまいます。橋の周囲に説明もないですし。
なんでもオリ・パラに関連させるのって、どうなんでしょうね。

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サステナブルな消費

「三田評論」8・9月号の座談会は、
【特集:サステナブルな消費】 SDGs実現のために消費をどう変えていくか
でした。
やっと「三田評論」にSDGsに来ましたか。
対談冒頭、司会役の蟹江憲史・慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授が、
「今日は持続可能(サステナブル)な消費をテーマに皆さまと話していきたいと思います。この問題でよく取り上げられるのは、まず「食」の分野ではフードロス(食品廃棄)です。ちょうど「食品ロス削減推進法」という法律も本国会で成立したところで、これからいろいろな取り組みが進んでいくと思います。髙橋さんはこの分野でジャパンSDGsアワードの大賞を昨年取られていて、その事業が大変注目されています。」
ということで、SDGsというと、最近はまず食品ロスの件から入る傾向があるように思います。ウチなどもよくよく考えていかないといけません。
去年の8月から地下一階の「ちんや亭」では全ての肉メニューに「ちょい食べサイズ」を作り、さらにご飯のサイズも、①普通②ちょい③要らないと選べるようにしましたが、この方向性を、肉の売店などにも拡げて行く必要がありそうです。
上↑の蟹江教授の言葉に出て来る「髙橋さん」さんというのは、
㈱日本フードエコロジーセンター代表取締役で全国食品リサイクル連合会会長でもある髙橋巧一さんのことです。食品業者で発生する食品廃棄物を、独自技術で殺菌・発酵処理して豚の飼料にすることで有名な会社さんです。
この会社さんには連日見学者が殺到しているそうで、会社のサイトも見学の項目を大きく取っています。そして対談で感心したのは、新入社員が全く辞めないこと。食品廃棄物を豚のエサにするのですから、綺麗な職場ではないですが、使命感のある若者は辞めないんだとか。
年をとると「最近の若いもんは・・・」と言ってしまいがちですが、それは働く環境による、ということですねえ。耳が痛いです。
ともあれ、SDGsの入り口は食品と、なんだか決まってきたようです。肝に銘じたいです。

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渋沢記念館

「渋沢資料館」を検索していて、誤って「渋沢記念館」を見つけました。
東京の飛鳥山にあって、渋沢栄一記念財団(理事長:渋沢雅英様)が運営しているのは「渋沢資料館」。「渋沢記念館」は青淵翁生誕の地・深谷市が運営しています。
私が行ったのは「資料館」ですが、「記念館」のサイトの方も、まあ、見てみようと思って、驚きました。
「記念館」のサイトに、
「渋沢栄一に関する画像使用について」
という一頁が掲載されていたのですが、これは、そう、青淵翁の画像を第三者が商業目的で使ってOKで、使う際の注意事項をまとめたのが、この頁なのです。
日本経済史上屈指の偉人である青淵翁の画像を自社の商品に使おうという、大それた会社があるということ自体私の想定外でしたので、かなり驚きました。が、ページをスクロールして行く内、驚きはウンザリに変わって行きました。
最初に出て来るのは「深谷市公式」だという「渋沢栄一ロゴマーク」。青淵翁の肖像を図案化したものです。
続いて、渋沢栄一と手乗り「ふっかちゃん」。
深谷市のユルキャラ「ふっかちゃん」を青淵翁が手に載せている、という図らしいのですが、青淵翁が全く似ておらず、紛争も、いや、扮装もブルーの背広、赤ズボン、赤蝶タイという、まるで手品師のような恰好をしています。「ふっかちゃん」は手品の鳩みたい。
これ、使う人、いるんでしょうか。
本当に驚いたのは三番目です。青淵翁の、ちゃんとした肖像写真です。こ、これを一介の民間企業が商品のパッケージとかに使って良いってこと?
市役所のやることですから、法律的にはクリアしているのでしょうが、気分的には恐れ入ったことです。
まだロゴとユルキャラならですよ、街興し・地方創生の熱意が暴走した結果だろうと、ほのぼの受け止めることも出来なくはないですが、本物の克明な肖像写真を商品に使うなんて・・・
この写真を使いたい会社は「商品化における資料使用許可依頼」を渋沢記念館に提出する必要があり、その条件は、
「渋沢栄一を貶める内容には使用することはできません。」
あ、あったりマエダのクラッカー。

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削除要請

「全国のすきやき屋さんの紹介と、すきやきに関するミニ知識を紹介しています。」
というサイトを見つけました。
すき焼き屋になって、来年で25年ですが、このサイトは初めて見つけました。
が、
開けた途端に、
・・・
まずリフォーム業者への大きなリンクバナーが目に飛び込んできます。大きいです。トップページの最初の三分の一を使っています。「全国のすきやき屋さんの紹介と、すきやきに関するミニ知識を紹介」するサイトには到底見えません。その業者に誘導したいのでしょうが、すき焼きに興味のある人がリフォームのサイトを開けるかなあ。
が、
我慢してもう少し開けてみましょう。
「すき焼きについて」という項目に載っているのは、
「私たちの体を流れている血液は、ヘモグロビンを含む赤い個体成分で酸素を運んでくれる“赤血球”、無色のアメーバー状の個体成分で体内に侵入した細菌などをやっつけてくれる“白血球”、出血した時に血液を固めてくれる“血小板”、淡い黄色の液体で二酸化炭素や栄養素を運んでくれる“血漿”がありますが、中でも鉄分不足によって全身へ酸素を運搬する赤血球中の“ヘモグロビン”が減少すると、朝起きるのがつらくなったり、集中力が落ちたり、だるさ、目の疲れ、動悸・息切れなどといったさまざまな症状が現れ・・・」
「すきやきの肉について」という項目に載っているのは、
「また牛肉に多く含まれる“カルニチン”という物質は人の肝臓の中で合成されるアミノ酸で、体の脂肪を燃焼してエネルギーに変えるためになくてはならない物質ですが、私たちの体からは20代をピークにどんどん減って行ってしまいます。 これには加齢だけでなくストレスも影響しているということで、ストレス社会とも言われる現代は体内で生成されるカルニチンは全体的に不足しがちで、これを放置しておくことによって筋肉が落ちて、脂肪が体に蓄積されやすくなってしまいます。 というのも“脂肪”というのは細胞・・・」
ウチも、このサイトの「すきやき屋さん等 一覧」という所に勝手に載せられているんですよね。ひどいね。
削除要請しなきゃなあ。いや、多少のリテラシーのある方なら、こんなサイトは信用しないから、放置でも良いのかも。

*すき焼き屋の皆さん、皆さんも勝手に載せられてますよ。連絡下されば、URLをお教えします。

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フェーン現象

最近、新潟県村上市の卵生産者「オークリッチ」さんのFB投稿をみていたら、
「昨日からフェーン現象。13時に鶏舎の中は40度越え。
新潟ではお目にかかれない温度と湿度。
屋根に登って散水しても、熱風の南風が吹きすぐ乾く。
今日一番熱風に晒される鶏舎で5羽が暑さで死亡。
手の施しようの無い状況の中で、自分の技術と現実を思い知らされる。
こんな日でも卵を産み続ける鶏たちは凄い。」
これは、お盆の台風10号が上陸した日のことでした。
「オークリッチ」さんとは今年の2月に「卵を食べるためのすき焼き会」を開いたことがありました。寒い時季は卵を食べるには最高の時季です。日本海の極寒の気候に耐えて、鶏が必死に卵を産むからですね。
この、冬のイベントの時「オークリッチ」富樫さんは言っておられました。
寒さで死ぬ鶏は、そんなにいないですよ。むしろ暑さの方が問題なんです。
今年の猛暑に台風が加担して、そういうキツい状況になってしまったようです。
そう言えば、私も、猛暑に突入して以来、快調ではないなあ。
卵でも食べるか、な。

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