できる日

さてさて外出自粛令下の週末です。
自粛発令以来、店にかかってくる電話は、ほとんど今週末の予約キャンセルです。
その時もまた店の電話がなったので
どうせまたキャンセルだろう・・・
と思いながら取ると、
「ちんや」さんで30人くらいの宴会を考えているんですけど・・・
だって。
マ、マジですか?!
信じられない!
日取りはいつでしょう?
2021年の夏なら多分出来ると思いますが(笑)

追伸
3日15日より「しゃくなげ和牛」のメニューをお出ししています。福島復興の一助になればと存じます。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.683本目の投稿でした。引き続きご愛読を。

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落語とオペラ

楽しみにしていたのですが、小池知事の外出禁止令で、あえなく延期になってしまいました。
大学同期の落語家・立川談慶君による「浅草の談慶」の第四弾です。今日開催されるはずでした。
直前までは、元気に開催!と聞いていましたが、「感染爆発の重大局面」とまで言われてしまい、急転、開催できなくなりました。でも中止ではなく延期なので、あえてここでご紹介して、他日のリベンジに期待したいと思います。
さて、その「番外編特別企画」は「落語とオペラ」でした。浅草が浅草オペラの故地だということで「浅草東洋館」でした。
もちろん、初の企画で、どうなるのか、私もさっぱり分かりませんが、楽しみにしていたので、残念でした。
出演は、
落語:立川 談慶
ソプラノ:原 千裕
ピアノ:斎藤誠二
演目は、
一部 落語「紺屋高尾」
二部 オペラ落語「椿姫」=椿姫の舞台を吉原に置き換えた脚本だとか。
さらに恒例となってきた感のある、浅草のレジェンド松倉久幸会長(東洋館館長)とのトークも。
会場:浅草東洋館
主催:墨東キネマ
リベンジに期待します。

追伸
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禁煙条例

ウチのパソコン、最近は「ころ」と入れただけで、「コロナ」と変換します。
「頃」と変換して欲しいんですけどね、「頃」と。
今月は、このブログが10年目に突入した芽出たい月なのに、このようにウイルス関連のボヤキばかりを書いています。
が、それにしてはアクセス数が好調で複雑な気分です。
どうも、ブログへのアクセスと内容は、あんまり関係ないでようです。
ところで、ウイルス問題に隠れて話題にもなりませんが、来月から東京都の禁煙条例が施行されます。働く人の受動喫煙を防止するのが目的の条例ですから、個室の中であっても×です。また従業員間で受動喫煙が起こるのも×です。
「ちんや」ビルも当然禁煙になりますので、ご不便をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。
お知らせでした。

追伸
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ウイルス二題

ウイルス二題。
危機の局面では、普段見えない人間の心の奥が露出することがありますね。今日の二題は、そういう二題です。
(二題ノ第一)<売り時>
「巣籠り消費」がトレンドです。
ならば、ここが売り時、今こそが儲け時、とばかりに新聞全面を使って、冷凍食品を宣伝している食品メーカーさんがありました。
しかし良く考えてみますると、そのメーカーさんの売り先は一般消費者だけではなく外食産業もあります。そして、その外食産業は昨今の「自粛」で酷く苦しんでします。感染拡大を避ける為に自社は宣伝も控えているのに、冷食メーカーがイケイケだとは。
このメーカーさんは外食産業の人達から恨みを買うのではないでしょうか。終息した時仕入れてもらえるのかなあ。
(二題ノ第二)<男気>
自分は食事会に参加したいのだけれど、嫁がウイルスを心配して許可してくれない、そう嘆く男性が多いです。
しかし、そのカップルは違いました。カノジョが「ちんや」の店先にまでやって来て、
「当日キャンセルすることになってしまい、誠に申し訳ありません。キャンセル料を100%お支払いします!」と。ここではカレシの方が怖じ気ずいたようです。
しかし!ここで金をもらってはこちらの男が下がります。
終息した時また来て下されば結構ですので・・・
と言ってお帰りいただきましたが、それにつけてもカレシの方はどこに行ったのか。「巣籠り」ですかねえ。
観音様、三社様、冷食メーカーに災いを。カップルのカノジョに幸いを。

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初病院

毎年この時期人間ドックに行っています。
クリニックは日野原記念クリニック。
あの有名な日野原重明先生が設立したクリニックで、先生の生前は「ライフ・プランニング・ センター」と言っていましたが、先生の没後「日野原記念」になりました。たしかに、その方が分かり易いです。
コロナ騒動が始まってから私は病院という場所に行っておらず、今回が騒動後初病院でしたが、例年とは違ってピリピリモード、かと思いきや、そこはそれほどではありませんでした。
受付の医療事務の皆さんが総マスク姿になっていましたが、目立った違いはそれ位。元々非常に清潔にしていたクリニックなので、今回劇的に変わったと言うほどではありませんでした。
一方、劇的に変わったのは受診者の「入り」。20年以上受信していますが、これまでで一番不入りの様子でした。
テレワーク推奨のご時勢で、サラリーマンの皆さんは、成人病にまで注意していられないのでしょうか。たしかにドッグは不要不急ですからね。トホホなことです。
あ、肝心の結果ですが、お蔭様にて今年も全てクリアさせていただきました。
視力は確実に低下しているのですが、測定器を「当てずっぽう」で操作したら、去年より良くなってしまいました・・・

追伸
明後日15日より「しゃくなげ和牛」のメニューをお出しします。福島復興の一助になればと存じます。

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観光地

3月10日は東京大空襲の日です。
太平洋戦争末期の1945年3月10日未明300機以上の米軍機が飛来、現在の台東区、墨田区、江東区などの下町を中心に、38万発の焼夷弾が投下され、約10万人の民間人が亡くなったとされています。
75年前のこの惨事に思いを致す人は、ウイルス騒動さなかの今日、多くないかもしれません。
が、私の頭の中では、今回のことが浅草の第四の危機として空襲と同列に思われてなりません。
浅草の四回の危機とは、
・関東大震災
・昭和の大空襲
・1960年代~70年代の衰退
・今回
ですが、その中で今回は、浅草が観光地であること自体が嫌われているという点が新しい事態です。
観光地=中国人がいる=ウイルスがいる
というイメージは今後、そう簡単に消えないでしょう。
連日のテレビ報道の中で浅草の画像が繰り返し流れることには、本当に困惑しています。冷静に考えればウイルスの危険度に強弱があるようには思えませんが、そんなことより画像のインパクトが強烈です。
過去の危機を乗り越えた先輩方の行動に学ぶ機会なのかもしれません。

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定着

毎年社内で衛生研修会を実施していますが、昨年の研修会の時、ノロウイルスがいかに蔓延しているか、という話しになりました。
先生が「質問ありますか?」と言われたので、私は、
ノロウイルスって、なんで根絶できないんでしょうか?
と質問してみました。回答は、
ノロは人間社会に完全に適合・定着してしまったので、根絶できないかもしれませんね。
ということでした。
コロナウイルスにも「無症状で陽性」という人がいますが、ノロにもいるのです。ノロに感染して激しく嘔吐する人もいるのですが、無症状の人がいる理由は、未だに分かっていません。
無症状ですから本人は気づかず、手にウイルスを付けた状態で料理の盛り付けをすると、それがお客様の口に入り食中毒事件になるのです。ノロの食中毒事件が頻発する理由は、これです。
だから、ノロ対策は結局「手洗い」。コロナと同じですね。
今コロナウイルスが人間社会に入って来て、無症状の人が多いようなら、ノロのように人間社会に定着するかもしれません。多分、定着するでしょう。
ニュースを見ていると、コロナ陽性と本人が分かっているのに、飲食店やスポーツジムに行く輩がいるようです。
蒲郡市の50歳代の男性
横浜市の70歳代の男性
陽性でも症状がなかったり軽かったりすると、大したことないと甘くみてしまうのでしょう。
ここがウイルスの賢いところです。きっと、そのようにウイルスが進化したのでしょうね。ウイルスの毒性が強すぎると、宿主にダメージを与えてしまい→歩き回らなくなってしまうので、感染させる機会が減ります。よって毒性は弱い方が都合が良いのです。
料理屋スタッフがコロナ感染者となり→しかし軽いので働いてしまい→そこでクラスターが出来れば→店は営業停止となります。料理屋にとっては、ノロと同じくらいの難敵が現れたと言えるでしょう。
南観世本菩薩。

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瀬戸際の過ごし方

感染拡大の「瀬戸際」だという2週間が終わるまで、あと三日です。
この間料理屋が販促に乗り出せば、防疫に反する行為だと批判されかねませんので、お客様が少なくて困っていても積極策には出られません。
よって可能な対策は社内の勉強会となります。事態が収束した時の為に、体制を強化しておこうということです。
今はスタッフを少人数に分け、私が自分で講師になって、肉の勉強会をしています。なにしろ、ヒマですから(笑)
そして肉切り体験会も実施します。精肉部以外の、ふだんは肉を切らないメンバーが肉を切るのです。
美味しい肉は切り易く、美味しくない肉は切りづらい
という至極単純な事実があるのですが、それを体感して貰います。
包丁の「入り」が良い時は美味しいと言いますが、同じことです。
美味しくない肉が切りづらい理由の一つは、脂が硬いからです。
どういう場合に脂が硬いかと申しますと、
・オス牛を、
・月齢の若い内に食べる
場合です。
成長ホルモンの出ている内は、脂の中に飽和脂肪酸(=硬い脂)が多いので硬いのです。それを避けるため「ちんや」では月齢が30ヵ月になるまで飼われた牛さんだけを仕入れます。そこまで飼うと脂の中に不飽和脂肪酸(=柔らかい脂)が増えてきます・・・
・・・と書いても、あんまりリアリテイーがないでしょう!
でも、実際に切ってみれば分かるのです。つい先日も研修用にわざと「ちんや」が使わないような肉(25カ月齢の、和牛ではないオス牛)を入手してみたのですが、脂が「これ、もしかして材木なの?!」と思うほどの硬さでした。不慣れな人が切ろうとしたら危ない位です。
そう言えば、牛の屠畜場の人が、
最近は脂が硬くて、作業が疲れて辛いとこぼしていると聞きました。
そして肉を切ったら、もちろんそれを食べ比べて、味も体感します。
今は、そういうことをする時期だと思っています。

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第四の危機

ある朝ウイルス問題を伝えるテレビ番組を視ていたら、ウチの店が写って驚きました。雷門を遠景で撮った場面に写り込んでいたのです。
浅草=中国人インバウンド観光の代表地→今は寂れている
という画像が最近何回テレビで流れたでしょうか。そういうイメージが作り上げられてしまったことは、本当に悲しいです。
弊ブログの読者さんは、「ちんや」がインバウンド対応よりも、繰り返して来て下さるお客様への対応を重視していることをご存知と思います。
正月、お彼岸、お盆、季節の催事あるいはご自分の記念日に来店して下さる方が何と言っても大事と私は思って、販促策を考えてきました。さらには、そういう繋がりがお客様の御子様にも継承されるよう努めてきました。
しかし、テレビ局の人は浅草=中国人インバウンドとしか思っていないのですね。そして悔しいことに、そういう画像で店の営業は大ダメージを受けています。
浅草=中国人インバウンドと考えていない人は、実は浅草に大勢います。
むしろ地元の人間は、私と同じように考えている人が多いです。先日も料理屋の若手が集まって意見交換・情報交換しましたが、ほぼ私と同意見です。
浅草=中国人インバウンドと考えているのは、ごく最近になって浅草に投資し始めた人達です。例えばコスプレキモノ。コスプレキモノ店には外国資本の店が少なくないと聞きます。だから、あんな変なデザインでも平気なのです。
ところが、メデイアはコスプレキモノを新しいビジネス・イケてるビジネスとして大きく紹介し、それがいつの間にか浅草を代表する商売であるかのように思われてしまいました。
で、今回のウイルスです。
今回のことは、浅草第四の危機かもしれません。
関東大震災
昭和の大空襲
1960年代~70年代の衰退
に続く第四の危機かもしれません。
今は「自粛」「自粛」で、料理屋が営業促進をすることすら不謹慎と言われかねないムードですから、今の内に将来への布石を打たねばと思います。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
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いつまでウイルスのことばかり

1935年生まれの父が病院に行き、
空いていて良かった!
と言う。
これまで重い症状でもないのに病院に行っていた人が、今は院内感染を警戒してやって来ないのだと思われます。家にいる内に悪化しないことを祈ります。
って、言うか、いつまでウイルスのことばかり言っているべきなのか。
普通に戻すキッカケが見えないのが困った点です。

あ、そうそう、一つ良い話しもありました。
学校の同期生が店にやって来て言うには、
ウチの息子が日本の食文化のリポートを学校に出す時、すき焼きの項目で参考にしていたのが、何と、君のブログだったよ!
おお、素晴らしい息子さんだね。

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