うがい

「うがい」がかつてほど推奨されていないのを、ご存じでしたか。

私は、先日、保健所の先生の研修でハッキリと認識しました。

厚生労働省の公式啓発チラシやホームページでも、たしかに、まったく載っていません。

理由は、その研修で聞きました。

そもそも、ウイルスが口の中に入った場合、細胞の中へ入り込むまでに、数分から20分しかかからないと言うのです。

その間にタイミング良くうがいをするためには、数分おきにうがいし続けないといけないことになり、まったく現実的でありません。

また、もし口の中にウイルスがいた場合、うがいで勢い良くそれを吐き出すと、洗面台を汚染させてしまいます。それで推奨されなくなったのです。

間接的には効果はあります。

口の中を清潔にすることで、歯周病などを防げば、体全体の免疫力が上がりますので。

感染対策も変わって行くので追いつくのが大変ですね。

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天保の改革

昨日の弊ブログに書きました芳町花街もそうでしたが、今日まで続いている江戸文化には「天保の改革」に関係するものが少なくありません。

歌舞伎、寄席、遊郭を弾圧した改革として知られています。

が、「天保の改革」の目的って、娯楽の弾圧だったんですか、ね?

もちろん、違います。

「天保の改革」の目的は経済改革でした。

そもそもの原因は飢饉。

1833年(天保4年)から1839年にかけて、東北地方の中心に「天保の大飢饉」が発生し、数十万人とも言われる、多くの餓死者が出ました。百姓一揆や打ちこわしも頻発しました。

税収も減り、幕府や諸藩の財政も悪化しました。そこを何とかするのが目的でしたが、結果から申しますと、失敗。

薩摩など西方の大名の被害は相対的に小さかったので、力の逆転が起きて、幕府の威信が低下するのは避けられませんでした。ザンネン。

そんな改革の中で、一番残念だったのは、旗本の無利子年賦返済令でした。

旗本などの幕臣の借金をすべて無利子にして、元金の返済も伸ばすというもの。

生活に苦しむ旗本を救う目的で出されたものですが、旗本に貸していた札差が貸し渋りをするようになり、かえって旗本たちの生活が悪化してしまいました。

現代のコロナ禍でも、多くの中小企業が借金をしており、その返済はまだ始まったばかりですが、上手く対応しないと、天保のような貸し渋りが起きかねません。

お上の皆様には、宜しきまつりごとをお願いしたいものです。

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芳町

久しぶりに芳町でお酒をいただく機会がありました。

芳町は、住居表示としては「日本橋人形町」に吸収されてしまいましたので、花街の名前だけに残っていますが、江戸でも大変古い花街の一つです。

この辺りに在った遊郭が1657年の「明暦の大火」により、今の吉原の場所へ移転し、元々吉原のあった辺りは「元吉原」と呼ばれるようになりました。

遊郭の跡には歌舞伎の芝居小屋が立ち並ぶようになったので、この辺りには芸能関係者が多く住むようになりました。

その芝居小屋も「天保の改革」で浅草北部へ移転させられますが、その「天保の改革」で深川花街が弾圧されたので、深川芸者が芳町に移ってきて、芳町は芸事の盛んな土地として、今日まで続いているというわけです。

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フィクションドキュメンタリー

日本堤消防署さんの研修会で、

フィクションドキュメンタリー「荒川氾濫」

を視ました。

東京都北区のJR鉄道橋付近で堤防が決壊した場合と、東京都足立区の鉄道橋付近で堤防が決壊した場合を想定・作成された動画です。映画感覚の動画でした。

その設定では、浅草雷門は決壊から6時間で1メートル程度浸水すると放映されていました。

東京駅や銀座もやがて水没、東京の地下鉄は全部止まるという想定でした。

浅草は、実は1910年(明治43年)に水害に遭ったことがあります。

「明治43年の関東大水害」と言われるもので、死者769人・行方不明78人・家屋全壊2.121戸、家屋流出2.796戸にも上る大参事だったそうです。

これ以降浅草は水害に遭っていませんが、水害に遭わなくなったのは、1910年の大水害に危機感を覚えた当時の政府が荒川の流路掘削を決意したからです。

江戸時代、荒川と隅田川はつながっていて、水運の大動脈でした。荒川が隅田川へ流れこんでいるのですから、水量が多く、物資の輸送には便利でしたが、ひとたび水害が起きると惨事になったのです。

1910年の惨事を受けて、政府は「荒川放水路」を掘削することを決定します。1913年(大正2年)から1930年(昭和5年)まで、17年がかりの難工事の結果、荒川の水はかなり東方・現在の江東区・江戸川区の境へと流れることになりました。

この新しく太い流路が、やがて荒川の本流と認定され、江戸時代には荒川の本流であった現在の「隅田川」つまり岩淵水門より下流の部分が「隅田川」と呼ばれるようになったのでありました。

以来浅草は水害に遭っておりません。が、それから110年を経て、地球は温暖化し、放水路を掘削した今の荒川でも危なくなってきた、というのが、今回の研修です。

水害ばかりは、逃げるしかないですねえ。

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学ラン

慶應高校時代の私の学ランが、祖父の箪笥を整理していたら、出てきました。

着てみると、首のフックが苦しいですな。

首のフックをきっちり閉める子は、当時全体の半数くらいだったでしょうか。イケてる塾高生は、学ランの下に洒落た色シャツを着て、フックを開けて中を見せびらかすのがお約束でした。

その学ラン、卒業後どこに行っていたのか不明で探しておりましたが、祖父の箪笥までは未捜索でした。

祖父は、1982年に亡くなるまで店の上に住んでいたのですが、亡くなった当時徹底的な遺品の整理をしなかったので、今日まで色々なものが残っていました。

学ランは、そこで発見したものの一点でした。

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マミ子さんの写真集

祖父の箪笥を整理していたら、マミ子さんの写真集が出てきました。

祖父は、1982年に亡くなるまで店の上に住んでいたのですが、亡くなった当時徹底的な遺品の整理をしなかったので、今日まで色々なものが残っていました。

それを今整理しているのですが、マミ子さんに写真集まであったとは、驚きでした。

マミ子さんとは私の祖母が1965年まで飼っていた猫です。

祖母はマミ子さんを溺愛していて、それで写真集まで作っていたのですが、可愛がっていただけに、マミ子さんが死んだ時はペットロスがひどかったと聞きます。そこへ代わりに私が生まれたので、祖母のロス状態が救われたとも聞きました。

で、写真の中のマミ子さんですが、なかなか可愛いです。

マミ子さんは白猫。もちろん、メス。左右の目が完全に対称でないので「美猫」とは言いづらいですが、それでもとても可愛いです。

ペットは可愛がると可愛く育つと申しますから、マミ子さんもそういう育ち方をしたのだろうと思います。

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学習について

祖父の箪笥を整理していたら、私の小学生の時の通知簿が出てきました。

祖父は、1982年に亡くなるまで店の上に住んでいたのですが、亡くなった当時徹底的な遺品の整理をしなかったので、今日まで色々なものが残っていました。

それを今整理しているのですが、私の通知簿が出てくるとは思いませんでした。

4年1学期の「反省」には、以下のように書かれています。

(1)学習について

国語は漢字がよくなかった。

算数、今学期はあまりよくなかったと思う。

理科、前学期と同じくらいだと思う。

社会、前学期よりよくなったと思う。

とくに今学期は算数がおちると思うから夏休みにがんばりたい。

(2)生活について

忘れ物が少し多かったし、あまりきまりをまもらなかった。

き、決まりを守らなかったの、住吉君?

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DEATH丼

JA全農さんが、

死ぬほどうまい「DEATH丼」

を開発したそうです。

日本農業新聞によりますと、

JA全農は27日、和牛や海鮮などの食材をぜいたくに使った新たな丼料理を発表した。その名も「死ぬほどうまいぜ。DEATH(デス)丼」。全農の通販サイト「JAタウン」で8種類のレシピを公開し、必要な食材を販売する」

「ダイエットや健康への配慮を忘れて、食欲のままに楽しむ丼文化として提案する」

「最狂・卵かけのデス丼」は、炊き立てご飯の上に、イクラ、筋子、タラコ、めんたいこ、卵黄をのせて食べる。「和牛すき焼きのデス丼」はローストビーフの上にすき焼きを重ねる・・・」

ローストビーフの上にすき焼きねえ・・・

JA全農・桑田専務は

「農家の人にも試してみてほしい。こうしたイベントや商品開発を通じて、米の消費拡大に取り組む」

あ、米の拡販が目的だったのですね。

すき焼きは、なくても別に困らないような・・・

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時代劇

今は店を休んでおりますので、夕食の時間が早くなりました。

ゴールデンタイムのテレビを視ながら食事をすることになります。

が、ゴールデンタイムの地上波には「今が旬」のタレントさんばかり出ていて、私は良く存じ上げない人ばかり。話題もなんだか、あまり興味が持てない話しが多いので、チャンネルを変えて裏番組を探します。

「裏」と申しましても、地上波はどの局も似たような傾向なので、BSを探します。

そうしますると、平日の夜は、懐かしい時代劇をやっていて、そっちの方が、私の知っている俳優さん、女優さんが出ていますので、自然と時代劇を視てしまいます。

そうしますると、日本酒を飲みたくなってしまいます。

時代劇には居酒屋のシーンが実に多いからです。撮影では酒ではなく水を飲んでいるはずですが、どの俳優さんもうまそうに飲み、ご機嫌に酔っています。

例えば、高橋英樹さん主演の「桃太郎侍」は、浅草聖天裏の「お化け長屋」に住んでいますが、近所に行きつけの居酒屋「上方屋」があります。登場人物たちは、そこで噂話しをしたり、事件のことを相談したりしています。

皆さん、実にうまそうに飲むので、自然と、視ているこちらの酒も進んでしまいます。

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時短解除

さて東京でも飲食店への時短要請が解除になりました。

これまでのところ「需要爆発!」という感じではないなあと言う方が多いようですが、時間が延びることで変化はあるのでしょうか。

私が周囲にご意見を伺いますと、

・何故ここまで新規感染者数が減ったか、理由が分からないと専門家が言っている。

・ワクチンパスポート制度は導入されていないので、店の中にいる人全員がワクチン済みではない。

・万が一感染してしまった後の流れは従来と変わっていない。

・海外では解禁した後で再び感染拡大した国がある。

といった点をシビアに考えれば、まだまだ慎重に考える人が少なくないと思われます。私としては飲み薬の普及に期待したいです。

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