七回忌
お若い時は毎月のように、ご夫婦で見えていた常連さん、
奥様が亡くなられて、もう、七回忌だと言う。
ご法事のご予約ありがとうございます。
遺影という形であっても、奥様がまた見えて下さるのは嬉しいことです。
追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。
お若い時は毎月のように、ご夫婦で見えていた常連さん、
奥様が亡くなられて、もう、七回忌だと言う。
ご法事のご予約ありがとうございます。
遺影という形であっても、奥様がまた見えて下さるのは嬉しいことです。
追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。
「令和婚」
って、そんなことする人、テレビに出たりはしてるけど、そんなに大勢はいないよね。
と思っていたら、ウチに見えるとは。
1日夜に予約の2名様が、その日入籍なさったとか。
お、お芽出とうございました!
追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。
日本橋三四四会の皆さんにお越しいただきました。
「三四四(みよし)会」さんは、昭和34年4月に日本橋料理飲食業組合の青年部として発足。名前はスタートの日にちなんでいます。以来六十余年、真摯な料理づくりはもちろん、会員間の交流の輪を広げてこられました。
近年は地域のさまざまな活動に積極的に参加され、地域の活性化という課題にも前向きに取り組んでおられます。デパートの催事に共同で出たり、街場のイベントを賑やかにしたりが盛んのようですね。
現在会員さんは約70名もおいでだとか。
浅草の料理飲食業組合にも青年部がありまして、私も以前代表をしていたことがありますが、人数・活動規模とも、残念ながら三四四会さんの方が上手ですね。
立派な独自のサイトも在りますねえ。
言い訳として、浅草の店は定休日が月曜・火曜・水曜・木曜とバラバラなので、会員総出で活動しづらいということがあります。その点日本橋は、ほとんどが日曜定休で一緒に行動し易いということがありますね。言い訳ですが。
定休日のたびにイベントに出動ではお疲れになるだろうと思うのですが、疲労より街への愛情が勝っているようで活発に行動なさっています。恐れ入ることです。
さて弊店に見えた日は、対岸のアサヒビールさんの本社を訪ねて、ビールの研修を受けて、それからすき焼きというコースだったようです。
総出でお越しいただき嬉しいことでした。途中から一緒に酔っぱらって悪しからずでした。
お嬢様、
貴女はウチに予約をなさる位だから、きっと素敵な方なんだろうと思うのだけど、全ての語尾に「で」を付けるのが「玉に瑕」と存じます。
Q:お日にちはいつでしょうか?
A:明日で。
Q:お時間は何時でしょうか?
A:6時で!
Q:お名前様は?
A:X藤で!!
Q:お料理は?
A:すき焼きで!!!
対談していて、自分が入院した時のことを思いだしました。
節分イベントで、美味しい卵の生産者「㈱オークリッチ」代表・富樫直樹さんと対談したのですが、鶏たちの腸内フローラを整えるのに、青草を与えることが必要だと富樫さんはおっしゃったのです。富樫さんの鶏たちは、青草に殺到するように食べるとか。それが必要だと本能的に気づいているからでしょう。
私は昨年11月に例の一件で1週間ほど入院するハメになったのですが、その時私も生野菜を食べたくて仕方ありませんでした。
病院食に野菜が入っていなかったわけではありません。むしろ煮物などに豊富に入っていたと思います。しかし、生野菜を食べたくて仕方ありませんでした。
食事に野菜が入っていても、それらは皆、圧力調理されて、いったん冷凍され、喫食直前に加熱されて提供されていました。野菜というより「元野菜」という感じなのです。それだけでは満足できませんでした。
養鶏業界では、人間界よりずっと前から腸内フローラが重要だと言われていたそうで、乳酸菌などを主成分とする醗酵飼料が試されていたそうですが、結果は、それだけでは不充分で、富樫さんの結論は青草それも、できれば自然の山野で育ったものが良いとか。鶏たちが食べる様子を観て、そう確信したそうです。
生野菜は食品衛生上の不安がありますから、現代の大量給食の現場では、どんどん脇に追いやられています。結果、普通の人が普通の社会で病院食のようなものを食べる時代になっています。
せめて、ご家庭では、生野菜をたくさん食べることをお勧めいたします。
節分、世間は恵方巻で忙しかったようですが、弊店では卵のイベントを致しました。
史上初の(笑い)、
「卵を食べるための、すき焼き会」でした。「卵を食べるため」ですから、肉は「二の次」のすき焼き会です(笑)。
<「大寒卵」とは>
この時季は、卵を食べるには最高の時季です。卵の「旬」と言っても良いと思います。その理由は極寒の気候に耐えて、鶏が必死に卵を産むからです。一年で一番パワーがのった卵を食べて、「寒いは旨い」を体感していただけると存じます。
風水では、「大寒」の日に産まれた卵を食べると、その年の金運が上昇すると申しますが、あながち根拠の無い話しでもないのです。2019年に開業や投資を予定している皆様は、きっとご利益があると思います。
この会でご提供申し上げた卵は、特に寒い環境で産まれた卵。新潟県の最北端・村上市の、日本海に面した鶏舎で産まれた「大寒卵」です。
目の前が海なので、その鶏舎の中にはいつも汐風が吹き抜けます。特に冬の日本海は毎日のように荒れた海になりますので、鶏舎には強風で砕けた波飛沫が大量に降り注ぎます。そうした特に厳しい環境から届いた卵を召し上がっていただきました。
<生産者「㈱オークリッチ」さん>
今回の卵が素晴らしいのは、自然環境だけによるものではありません。生産者である「㈱オークリッチ」代表・富樫直樹(とがし・なおき)さんの理念と取り組みは、実にご立派です。
「鶏の持つチカラを引き出す」ために、
・放し飼いで飼育する
・遺伝子組み換えでない穀物飼料を使う
・発酵飼料と山野草などの青草を積極的に与える
・水と空気と土と光を十分に与える
といった手法を採用なさっています。
ありがたいことに当日は、富樫さんご本人が「ちんや」に来店されましたので、直接説明をお聞きいただきました。
「大寒卵」も、特定の日に獲れた卵を珍重するのですから、一見、恵方巻やバレンタインチョコ、ボジョーヌーボー、クリスマスケーキといった記念日商法に似ていなくもありません。
が、違うところもありまして、
・美味しい根拠がある。
・特定の日に獲れたものであって、特定の日に消費するものではないので、フードロスの問題は発生しない。
インチキな「恵方巻」の日に、あえて硬い催しをやるのは、なかなか痛快な気分でした。
正月の延長戦のような感じだった、最初の週末のこと。
10月の法事のご予約をいただき、在り難いことでした。
正月に親戚で相談なさったのでしょう。正月に法事のご予約が入ってくる、というのは、実は、これ、「正月あるある」なんです。
ご来店、かなり先ですが、お待ちしております。
今日が「仕事納め」という方が多いかと思います。
そういう日は夜の食事時間が早まりますから、「ちんや」は通常平日は休憩を入れさせていただきますが、「仕事納め」の日に限っては休憩を入れません。この日は例年そのようにさせていただきます。
さらに近年、「仕事納め」の打ち上げ食事会を勤務時間内の行う、という会社さんが登場しています。
勤務時間外に社員さんを拘束すると、若い社員さんなどから、
それって残業代つくんすかあ?!
と聞かれてしまうので、「働き方改革」して、
夜5時に打ち上げ開始ではなく、
夜5時に打ち上げ終了できるよう、逆算して3時とか2時半とかから開始するのです。
うーん。
昼酒は効きますよお。
すき焼き好きで、同時にワイン好きでもある皆さんが、すき焼きを召し上がる場合、溶き卵にヨーグルトを入れることを私は本日より全力で推奨致します。
また、本日2018年11月22日を「ヨーグルトすき焼き記念日」として、制定致します。
これまでヨーグルトすき焼きについて、「サッパリ」「マイルド」「食べ易い」と言って来ましたが、今回はワインに合う→だから、ワインに合わせるために、すき焼きという料理を積極的に改変しようと言いだしたわけですから、革新度が進行したわけですね。よって本日2018年11月22日を「ヨーグルトすき焼き記念日」として、制定致します、勝手に(笑い)。
振り返りますと、「ちんや」の営業で、卵にヨーグルトを入れ始めたのは、2016年10月8日。
ヨーグルト卵にワインが合うと言い始めたのは、2018年11月3日の弊ブログ。
先週ヨーグルト卵にワインの件を確認するため、3人のワイン専門家に「ちんや」に集まっていただきました。ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日のことでした。
解禁日にしたのは、もちろん理由があります。「マロラクティック発酵」させたワインがヨーグルトすき焼きに合い、「マロラクティック発酵」させていないボジョレー・ヌーヴォーが、さほど合わない件を体感で確認するためでした。
結果は予想通り・理屈通りでした。
ボジョレー・ヌーヴォーは卵にヨーグルトを入れても入れなくても、ほぼ同じ感じ。しかし、「マロラクティック発酵」させたワインは、明らかにヨーグルト卵に合いました。
1+1が2以上になったので、「マリアージュ」と称して良いと思います。一方のボジョレー・ヌーヴォーは「同居」という感じでしょうか。
ヨーグルト卵と「マロラクティック発酵」させたワインが合う理屈の一つが乳酸である件は11月3日の弊ブログに書きましたので、そちらをご覧いただきたいですが、先週の試食で私達は、もう一つの理由に気づきました。
それは、そもそもワインが生卵に合いにくいからでした。
一般に糖質の多い酒は生臭い食材に合い易いです。日本酒が、その典型です。糖質がワインの2~3倍入っているからですね。ワインの中ではシャンパーニュやスパークリングワインに糖質が多いので、普通のワインより合わせ易いです。
で、そういうワインに合わせにくい食材、例えば魚卵を合わせる場合の調理方法は、伝統的にマヨネーズやサワークリーム、ヨーグルトソースなど少し酸味のあるソースで和えること、でした。
そう、ここでヨーグルトが出てくるのです。皆さんもカナッペなどでこれをやった経験がありませんか?
レモンやライムをかける手もありますが、酸の種類が違うので、乳酸であるヨーグルトがベターと思います。
2番目の理屈について私は迂闊にもこれまで気づいておりませんでしたが、今回ハッキリしました。両方の問題の解決策が、たまたまヨーグルトだったという次第です。ラッキーとは、このことですね。
色々申しましたが、以上の二つの理由つまり、
1ヨーグルトの乳酸がワインとの間の「つなぎ」に成ること。
2ヨーグルトの乳酸が生卵の生臭みを抑えること。
によって、ヨーグルト卵のすき焼きはワインに合います。
よって本日より、すき焼き好きで、同時にワイン好きでもある皆さんが、すき焼きを召し上がる場合、溶き卵にヨーグルトを入れることを私は全力で推奨致します。
ワインに合わせるために、日本料理であるすき焼きを改変するという考え方は、なんか、日本を失うようで、批判を招き易いかもしれませんが、実はヨーグルトすき焼きは、日本酒にも今までより合うようになるのです。
日本酒づくりにも乳酸は欠かせないからです。特に「きもと造り」「山廃造り」の日本酒は、そうです。日本酒もヨーグルトも乳酸なのです。(詳しい理屈は、こちら)
日本酒は元々糖質、アミノ酸というすき焼きとの「つなぎ」になる物質を多く含んでいるので、乳酸の件はこれまで強く印象に残りませんでしたが、乳酸も大いに「つなぎ」に成ります。
ワインという横文字に合わせるために、日本料理であるすき焼きを改変するという考えがイヤなのであれば、日本酒に今までより合うようにするために改変すると言ってもOKです。
それにですよ、「改変する」と言っても卵だけでして、本体のすき焼きの味・「ちんや」の味は変えていません。召し上がってみて、お気に召さなかったとしても被害は卵限定です。
私は今、「すき焼きの卵にヨーグルトを入れた男」として歴史に残りたいと思っています(笑い)
追伸⓵
このところ連日忘年会のご予約を頂戴し、在り難く思っております。
ご検討中の方は、早めにお決め下さいませ。
追伸⓶
今夏8月4日より「ちんや」ビル地下1階の「ちんや亭」が、
「肉の食べくらべレストラン」として再スタートしました。
今回すべての肉メニューに「ちょい食べサイズ」(ハーフサイズのこと)をご用意することに致しました。
くわしくは、弊ブログの8月4日号をご覧くださいませ。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.190日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。
旧知のイタリアンのシェフが「ちんや亭」に「ちょい食べ」しに来てくれました。
「突然思い立ったのでご挨拶もせずに」
ということで食事を済ませて、店を出てから連絡を下さったのですが、その日は結構混んでいたので、私はドタバタしていなかったか、心配になってしまいました。
その日は「ちんや」お座敷が予約で満席で、フリーのお客様は全て「ちんや亭」に回っていただいたので、混んでいたのです。
「ちょい食べ化」により、店のオペレーションが複雑化したので、忙しい日は現場は大変です。
シェフからも、
「回転も早く混んでくると現場は大変ですよね。」
とコメントが。そのシェフのお店は本場イタリアのように、ゆーっくり食事を楽しめる店なのです。
そして、もう1点。
「今日は自分がお腹空いていて、嫁がお腹空いてなかったのでちょい食べはとても助かりました。」
なるほど、お腹空いている人+お腹空いていない人という状況でも「ちょい食べ」は有効なのですね、今気づきましたが、まったくその通りです。
SNSで皆様から評価するコメントがいただけるので、現場のスタッフも頑張れます。ありがとうございました。
「ちょい食べ」について詳しくは、8月4日の弊ブログをご覧くださいませ。
追伸⓵
このところ連日忘年会のご予約を頂戴し、在り難く思っております。
ご検討中の方は、早めにお決め下さいませ。
追伸⓶
今夏8月4日より「ちんや」ビル地下1階の「ちんや亭」が、
「肉の食べくらべレストラン」として再スタートしました。
今回すべての肉メニューに「ちょい食べサイズ」(ハーフサイズのこと)をご用意することに致しました。
くわしくは、弊ブログの8月4日号をご覧くださいませ。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.188日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。