3.939日

読者の皆様、本日もご愛読賜り、誠に在り難うございます。

弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.939本目の投稿です。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

3.939本目ですから、本日の御題は「感謝」です。

「ちんや」をご利用下さる皆様には勿論感謝しかございませんが、特に毎年決まった時期に使って下さる方には、特に想いを深く感じます。

毎年結婚記念日にお越し下さるご夫婦。

毎年大晦日にお越し下さるご家族。

毎年忘年会をして下さる会社さん。

今年も来て下さるということは、今年の弊店の仕事ぶりを及第と認めていただけたわけですから、本当に在り難いことです。

そういう方々を優待するために「ちんやメンバーズカード」には「記念日割引」という制度がありまして、お客様が自分で選んだ「記念日」には割引率が普段の倍になります。年末年始は、その「記念日」が特に多い時期です。

が、今年に関しては、

「今年は止めておきます」

の声を聞くことがあります。コロナのせいです。

夏場にコロナを制圧できなかったことが、本当に悔やまれます。

あれ、「感謝」のはずがボヤキになってしまったので、元に戻します。

「今年は止め」の皆様にも、これまでの御礼を申し上げます。引き続きよろしくお願いいたします。

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ジャップ食堂

さてパールハーバーの日です。

今年の始めに『海を渡ったスキヤキ  アメリカを虜にした和食』(グレン・サリバン著)を、弊ブログに書いたのを思い出しました。書いたのは1月10日。まだコロナの気配は感じられませんでした。

1月10日に書いた時は、太平洋戦争中のマンハッタンの和食レストランについて、

「そうした店も移民排斥法、そして太平洋戦争で壊滅的ダメージを受けます」とだけ書きましたが、実はパールハーバーの後一年くらい続いていた店があったことも、この本には書かれていました。

それをレポートしたのは、マンハッタンの新聞記者で戦前から和食店に通っていたチャールズ・ドリスコールです。

「君、知らないのか、マンハッタンのジャップ食堂、まるで何もなかったのようなツラがまえで営業しているんだよ」

「嘘に決まっているさ。パールハーバーの夜に警察が全部閉店させたって新聞に書いてあったぜ」

「お前さんは、相変わらず世間知らずだね。証拠を見せてやろう。すき焼きを食べに行こう。僕のおごりだ」

→われわれは六番街のジャップ食堂「ダルマ」の階段をがたがた登り入店した。

「ダルマ」ですき焼きを食べながら僕は思索にふけった。この猿面のペテン師たちは僕たちアメリカ人についてどう思っているのだろうか。日本人の心は全く読み取れないものだ。(1942年5月7日)

この戦争は勿論アメリカの勝利に終わり、戦後日本に駐留したアメリカ人の間ですき焼きブームが起こりますが、そのベースには、こうした戦前からの「ジャップ食堂」があったのですね。

忘れたくない歴史です。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.937本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)

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従弟会

学校の同期生がすき焼きを食べに来てくれて、部屋を覗きに行きますと、メンバーを紹介され、

この人は僕の従弟、

この人も僕の従弟、

この人も僕の従弟、

つまり今日は「従弟会」なんだよ

と言われることがあります。そういうケースが最近続きました。

そうなる理由はハッキリしています。

1965年生まれの私たちの親世代の人=つまり1930年代に生まれた方に最近不幸があって、親戚が集まる機会があったので、そこで従弟にしばらくぶりに再開し、

最近どうしてたの?

→メシでも食おうか→従弟会

と展開しているのです。

親と同居しているので、コロナに気をつけないといけないんだよ・・・

と言う知人が多いのも同じ、世代的な事情からです。

従弟会、これを機会に続いてくれるといいなと思います。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.936本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)

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天外者

俳優・三浦春馬さんが出演していて大変話題になっている「天外者(てんがらもん)」の完成披露試写会があったそうです。

で、その中に明治の元勲たちがすき焼きを食べるシーンがあるそうです。

この映画は、幕末から明治にかけて財界の大物だった五代友厚を描いた映画ですが、その五代(三浦春馬さん)、坂本龍馬(三浦翔平さん)、岩崎弥太郎(西川貴教さん)、伊藤博文(森永悠希さん)が鍋を囲むとか。

現実にはどうだったでしょうか。

このブログの2013年9月11日号に書きました通り、

伊藤博文は牛肉に縁が深いです。

「神戸ビーフ」が神戸居留地の外国人キルビーとハンターによって始められた頃、伊藤は兵庫県知事だったのです。神戸肉流通推進協議会のサイトにも、

「神戸港開港と同じ年に、かの伊藤博文が兵庫県初代知事に就任。英国留学帰りの国際派として鳴らした伊藤は、神戸の外国人居留地の整備に力を注いだ人物としても知られています。そんな彼が、神戸ビーフを好んで食べていたという逸話が残っています」と書かれています。

その他の人については、残念ながら確認できませんでした。

「五代友厚」「すき焼き」と検索すると、今回の映画のことばかりが出てきます(笑)

ならば、無理やりフェイクニュースを造ってしまいましょうか!

・五代友厚はすき焼きが好きだったらしい。

→五代の故郷・鹿児島は終焉の地・大阪で、五代ゆかりのすき焼きメニューを出す

→商店街や商工会も便乗する

→行政も便乗する

こういう展開は、これまでも多かったと思いますよ(笑)

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.934本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)

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サラダ用春菊

ネットのレシピをチェックしていたら、

春菊をサラダで楽しもう!

というのが出ていました。それも、

「子どものころは“春菊といえばすき焼き”というイメージで鍋の中でクタクタに煮込まれた春菊が、ちょっと苦手でした。でも、生のままの春菊を食べてからは、その考えが一変!」

うーむ。

春菊をサラダで楽しめるようになったのは品種改良の結果です。

苦味が少なくなるよう改良された「サラダ用春菊」が売られていて生食可能なのです。硬さも改良されて柔らかくなっています。最近は苦くて硬い春菊を探す方が難しいほど。

春菊が柔らかくなったが故に、それを鍋に入れた場合、すぐクタクタになってしまうのです。

大人のクセに春菊の苦味が楽しめないのか!と言いたいところですが、時代の趨勢には勝てません。

どうぞ、ご自由に、春菊をサラダで楽しみ下さいませ。

ただし、生ということは火を通さないわけですから、食中毒にはくれぐれもお気をつけを。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.932本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)

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ヌーボーの時季

世の中にはワイン好きの方が多いらしく、そういう方々から、

すき焼きにワインを合わせる方法を教えて下さい!と言われます。はい、お答えしましょう。

・ワインをやめて日本酒にする(笑)日本酒は糖が多くて酸が少ないですから、何も努力しなくても普通に合うと思います。

・卵に漬けるのをやめる。ワインは卵に合いませんからねえ。ただし、この場合熱くて食べづらいという問題が起こります。

・割り下にワインを混ぜる。これは有効です。ただし一緒に鍋を囲む人が、その味を好まない場合にトラブルになると思います(笑)

・卵にヨーグルトを混ぜる。これは私の推奨している方法です。食材の温度を下げることが出来て、その味の好まない人とトラブルになることはないです。味の変化も、皆さんが想像しているほど酸っぱくはないですよ。「味の対比効果」により、すき焼きの甘辛旨がヨーグルトの酸味を相殺するからです。

ヨーグルトに入っている乳酸を好まない人は世間に一定数おいでですが、ワインにも乳酸は入っていますから、この際問題になりません。ワイン好きが乳酸を嫌いなはずがないからです。お勧めしておきます。

ただしマロラクティック発酵していないワインには、この効果はないですので、ご注意下さい。マロラクティック発酵でワインの中にできた乳酸とヨーグルトの乳酸がつながるから合うというのが、この話しの理屈です。

赤ワインの多くはマロラクティック発酵させてありますが、ボジョレーヌーボーはさせてないので合いません。また白ワインの多くはさせていないので合いません。(フレッシュな白、酸味がシャープな白はマロラクティックしてないことが多いです)

ただ今はヌーボーの時季ですが、ヌーボーは他の料理とお楽しみください。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.930本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)

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オンライン研究会

100年経営研究機構さんの第9回オンライン研究会に出演させていただきました。私のような浅学非才の者が恐縮なことでした。

100年機構さんは、日本の老舗研究の第一人者である後藤俊夫先生によって設立され、以前から経営セミナーを開催してきました。私も3年前に「100年経営アカデミー」に登壇したことがありました。

それがコロナウイルス以降はオンライン研究会に切り替わりました。危機の中で老舗企業に興味を持つ方も少なくないらしく、盛況のようです。

で、今回が私という次第です。コロナのことはもちろんBSE問題の時の体験談もして欲しいというご注文でした。

今回は機構顧問の静岡県立大学教授・落合康裕先生に加わっていただき、私のやってきたことを解説していただきながら、話して行きました。オンラインの共有画面に手書きで解説が付け加えられて行くのは、理解し易く、私の拙い話しが授業のようになって不思議な気分でした。

視聴様の皆様におかれましては、お忙しい中ご参加誠にありがとうございました。また後藤先生はじめ100年経営研究機構の関係者の皆様には、このような、素晴らし過ぎる機会を設けていただき、あつく御礼申し上げます。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.928本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)

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すき焼き占い

「〇〇占い」「△△占い」「××占い」が盛んですが、ついに「すき焼き占い」が出来たようです。

自分がコミュニティーの中でどんな役割を果たす具なのか、ネットで簡単に占えます。サイトを開いて、生年月日を入れるだけ笑

早速私も入れてみると、私は

「肉」です!

<「肉」の性格>は

いつも中心的な存在で、パーティーなどでは必要不可欠な存在です。義理人情を重んじ、周囲から信頼されています。どんな困難な状況にあってもパニックになることなく、物事の決断が速いため、てきぱきと仕事をこなしていきます。

恋愛面でも相手への気配りを忘れないながらも、主導権はしっかり確保していきます。

<「肉」の人に向いている仕事>は

ビジネスマン、キャリアウーマン、委員長、親方

<他の具材との相性>は

「白菜」とは恋でも仕事でも最高の相性ですが、口うるさい「しらたき」には手を焼いてしまいます・・・

・・・なんだとか。

「白菜」の貴女、今すぐ連絡下さい!!

なお、「肉としらたきを近づけて煮ると肉がかたくなる」というのは、根拠の乏しい都市伝説ですので念のため。

(*「すき焼き占い」へのリンクは張らないでおきますが、すぐ見つかると思いますよ)

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.926本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)

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帰りがけ

店を出る時、指を消毒なさっていますか?

なさらない方が多いですが、消毒なさった方が良いと思いますよ。

店に入る時は店の人から消毒して下さい!と言われるので、ほとんどの人が消毒すると思いますが、店内が完璧に綺麗か分かりません。

もちろん店側は消毒を心がけていますが、人間が時間に追われながらやることですから、完全に完璧とは言えません。

運悪く、ウイルスを持っている人がエレベーターに乗った直後に貴女が続いて乗ってしまったかもしれません。入口で検温してますが、無症状の人は見つけられませんから、絶対にウイルスの人が入館していないとは言えません。

ウイルスの人が押したボタンは「1」で、貴女が押したボタンも「1」ですね。

だから、帰りがけにも消毒しましょう。是非。

追伸

本日は鷲神社の「酉の市」(三の酉)の日です。今年は事前に申し込みするか、それが未だの方はCOCOAをダウンロードしていれば入場できます。お出かけを。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.925本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)

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初ネギ

今年初の下仁田ネギが、小金沢農園さんから届きましたので、頂戴しました。もちろん、すき焼きです。

下仁田ネギは冬だけ出荷されます。冬が美味しい時季だからです。下仁田ネギの特徴である甘味や独特のとろみは、霜に当たると出て来ると言いまして、その時季以降が出荷時期になっているのです。

聞けば、今年は暖冬ですが、既に二回霜が降りたとかで、ようやく「お初」の時期になったようです。

箱を開けてみますと、まだ青い葉が結構ありますね。下仁田ネギは、霜にやられて葉が枯れ黄色くなったのが良い=見た目が悪い方が良いのですが、充分美味しくいただけました。

「ちんや」の店での取り扱いは、本当に寒くなる12月下旬からの予定です。ご賞味下さいませ。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.924本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)

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