飛騨牛

先日岐阜市の日本料理屋「ひら井」さんに伺い、岐阜県の業界の方とご一緒した時のこと、こんな↓話しを聞きました・・・
お客様が「岐阜の名物は、なんと言っても飛騨牛だ」と思っていて困るんですよね、他にも美味しいものはたくさんあるのに、飛騨牛がコースに入っていない場合は、事前にそれを伝えておかないとクレームになってしまうんですよ。
私は岐阜の名物は鮎だと思っていましたので、飛騨牛が入っていなくても、クレームをつけようとは全然思いませんが、実際は飛騨牛こそが必須アイテムだと言うのです。へええ。
そう言えば、飛騨牛は何故有名なのか? 私はずっと不思議に思ってきました。
近江、松阪、神戸なら戦前から有名です。それも、元々世間での高い評判がありましたから、無理やり有名にしなくても有名だったわけです。
しかし飛騨は違います。後発で、それを県が主導して有名にしたのです。ブランド化に県が積極的に関与し、予算も投入されてきました。
1981年に優秀な種牛が導入され、その後の飛騨牛は、その血統が主流になりますが、購入費は県が出し、牛さんの名前も当時の上松陽助岐阜県知事が「安福号」とつけました。1986年に牛を皇室に献上した時も知事が行いました。
こうした飛騨牛のブランド化が上手く行ったので、その後各県がマネをしました。今日本には数えきれない位牛のブランドがありますが、飛騨牛は、その先行事例と言えると思います。
で、肝心の何故有名なのか、ですが、私は結局よく分かりません。

追伸
地下1階「ちんや亭」にて、肉の食べくらべキャンペーン「めざせ13冠 ちょい食べGO!」を実施しています。是非ご参加下さい。
私自身は月曜と金曜に1点ずつ参加しておりまして、既にハンバーグ、ロールビーフ、サイコロステーキ、赤身すき焼きを食しました。

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牛車

え、ええー?!
「天皇は牛車に乗ることはなかった」んですか!
ずっと乗っていたと信じていたのに。それを天皇陛下に否定されるなんて、信じられないです。
「天皇は牛車に乗ることはなかった」と言った天皇とは、今上(令和の)陛下です。
7月31日の報道によりますと、陛下は即位前の2018年7月15日に東京大学で開催された、財団法人「陽明文庫」設立八十周年記念特別研究集会で牛車について講演し、牛車は安全な乗り物ではなかったので天皇は乗らなかったと指摘されたそうな。
その証拠も陛下は見つけていて、車を曳く牛が暴走する光景が描かれている中世の絵巻物を紹介されたとか。
識者によりますと、「陛下の牛車絵図研究は数十点にも及ぶ写本調査の上に築かれたもので、そのなかには研究によって史料的価値が明らかとなり、国の重要文化財(重文)指定に結びついた史料がある。史料研究は地味ながら、さまざまな研究の基盤となるものであり、陛下の研究もまた、今後、長く評価、参照され続けることになるのではないか」
「天皇は牛車に乗ることはなかった」は確かな研究の結果らしいです。うーん。
ところで、牛車って何?
という方の為に念のため説明しますと、牛車とは、牛に牽引させる車のことです。荷物を運ぶ場合もありますが、今話しているのは人を乗せて運ぶ車の話しです。
権門家が財力を誇示するために、牛車に過剰に装飾を施すことが多かったようで、平安時代に禁令すら出たことがあります。雛祭の雛壇に模型が、そんなに豪華ではないですけど、載っていたりしますよね。

あ、読み方は「ぎっしゃ」と読んで下さいね。
私は関西圏の人達と牛との結びつきが関東圏より濃かったことの証拠として、
天皇陛下は牛車に乗っていたでしょ!天皇陛下が馬に乗ったのは明治維新で東京にいらしてから=明治、大正、昭和戦前のことで、本来は牛に曳かれて移動していたんです!
としばしば説明してきたんですが、これからは「天皇陛下は牛車に・・・」と言えなくなってしまいました。
もちろん、平安時代の摂関家、室町将軍家などは牛車を使っていましたから、京都の人達と牛が身近だったことは事実です。
これからは
雛祭の雛壇には牛車が載ってますよね!
という言い方が良いかもしれませんね。少し残念。

追伸
地下1階「ちんや亭」にて、肉の食べくらべキャンペーン「めざせ13冠 ちょい食べGO!」を実施しています。是非ご参加下さい。
私自身は月曜と金曜に1点ずつ参加しておりまして、既にハンバーグ、ロールビーフ、サイコロステーキを食しました。3冠を達成(笑)したので、「ちょい食べマグネット」を貰いました。

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九条葱

今月から変わりザクは「九条葱」をお出ししています。
そう、これは禁断の反則行為・・・
「関西風」
です。
すき焼きの関東風と関西風には、それぞれに変化形が在って、厳密に区別しがたいものなので、ザックリ言ってしまうのは本当は避けたいのですが、違う点の主なものを二つだけ挙げますと、
・割り下~関東は割り下を使う。関西は割り下を使わず、醤油と砂糖を使う。
・葱~関東は白葱。関西は青葱。
その関東の白葱の代表が深谷・千住で、
関西の青葱の代表が九条だということですので、「ちんや」で関西風を売るのは反則ですね。
でも、東京の人が関西にわざわざすき焼きを食べに行くことは少ないでしょうし、行ったとしても青葱しか出てきませんから、「食べくらべ」はできないです。
今回は、その「食べくらべ」を出来るようにしてしまおうという企画です。
地下の「ちんや亭」は肉料理を少しずつ食べくらべしていただく店で、おかげ様で好評ですが、お座敷の九条葱と、在来品の千住葱を比べていただくのも、悪くはなかろうと思っています。
弊社は「食べくらべ」がマイ・ブームなのです。
どうぞ、お召し上がりくださいませ。

追伸
地下1階「ちんや亭」にて、肉の食べくらべキャンペーン「めざせ13冠 ちょい食べGO!」を実施しています。是非ご参加下さい。

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美濃料理

岐阜市の日本料理店「ひら井」さんで、国際観光日本レストラン協会の研修会が開催されましたので、参加しました。
岐阜を訪ねるのは子供の頃に長良川の鵜飼を見て以来で久しぶりです。正直、岐阜にはこれまであまり用事がなかったのです。私が岐阜で思いつくのは、鵜飼の他は信長の岐阜城。それから新幹線の駅が街から遠いことくらいでしょうか。
そこで今回「岐阜の名物」をネットで検索してみましたが、
・岐阜提灯
・岐阜和傘
・岐阜うちわ
ああ、「美濃和紙」はたしかに有名でしたね。
・柿羊羹
ん? 柿羊羹は大垣の方が有名だったような気がします。
・鮎菓子 – 長良川の鵜飼にちなんで鮎を形どった銘菓。カステラ生地で求肥を包んだものやせんべいなどがある。
・鮎 – 塩焼き、刺身、一夜干し、昆布巻きなど様々な調理方法がある。
と、あまり新しい知識も仕込めないまま現地に向かいました。季節は夏ですし、やはり、ここは鮎料理でしょう!
さて、現地に着きますと、「ひら井」さんは明治六年のご創業の、岐阜を代表する料理屋さん。立派です。
野菜などの素材は地元産で、いちいち滋味溢れるもの。しかし下手にブランド化しようとしないところに好感がもてます。
鮎の食べ方としては、やはり塩焼きが最高でした。
御馳走様でした。

追伸
地下1階「ちんや亭」にて、肉の食べくらべキャンペーン「めざせ13冠 ちょい食べGO!」を実施しています。是非ご参加下さい。
私自身は月曜と金曜に1点ずつ参加しておりまして、既にハンバーグ、ロールビーフを食しました。13冠達成するのは9月16日の予定です。

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めざせ13冠

肉の食べくらべキャンペーン「めざせ13冠 ちょい食べGO!」
が始まっています。
ちんやビル地下の直営レストラン「ちんや亭」のメニューを改訂して「肉の食べくらべレストラン」ということに致しましたのが昨年8月。それから1周年を記念して、本日から再び開催させていただいています。
詳しくは8月1日の弊ブログに書きましたので、そちらをご覧いただきたいんですが、これはいったい何かと申しますと、
「ちんや亭」の肉メニューを召し上がった方にスタンプカードをお渡しし、1種類食べるたびにスタンプを1個押して行くキャンペーンです。13種類でコンプリートです。
で、私自身も参戦しています。
食べに行くのは月曜日・金曜日と決め、
まず2日金曜日にハンバーグの「ちょい食べサイズ」を
5日月曜日にロールビーフの「ちょい食べサイズ」を
それぞれ「ちょいご飯」を付けて食べました。
この調子で食べ進め、9月16日に13種制覇する計画です。
胃腸に自信がおありの方は、一回に2種類行けると思いますから、もっと早く達成可能と思います。
是非皆様、ご参加を。

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今日から「ちょい食べ」

昨年ご好評いただきました、
肉の食べくらべキャンペーン「めざせ13冠 ちょい食べGO!」
が帰ってきます。
ちんやビル地下の直営レストラン「ちんや亭」のメニューを改訂して「肉の食べくらべレストラン」ということに致しましたのが昨年8月。それから1周年を記念して、本日から再び開催させていただきます。
これはいったい何かと申しますと、
「ちんや亭」の肉メニューを召し上がった方にスタンプカードをお渡しし、1種類食べるたびにスタンプを1個押して行くキャンペーンです。
5種類、7種類、13種類を召し上がった時点で、それぞれ称号と特典がもらえます。
《3冠(3種完食)》特典=「ちょい食べマグネット」進呈
《5冠(5種完食)》称号=牛五段、特典=ちんやお食事券1,000円進呈
《7冠(7種完食)》称号=牛聖、特典=ちんやお食事券2,000円進呈
《13冠(13種完全完食)》称号=永世牛王、特典=ちんやお食事券5,000円または肉1㎏進呈
今回昨年よりハードルを少し下げました。昨秋の「ちょい食べGO!」では7種完食しないと何も出ませんでしたが、今回は3種から、何かの「お得」があるように致しました。
肉メニューの「ちょい食べサイズ」(ハーフサイズのこと)なら2種類同時に食べられますから、とりあえず2回ご来店いただけばマグネットを獲得できます。スタンプカードをお宅の冷蔵庫とかオフィスのホワイトボードとかにマグネットで貼り付けて日々モチベーションを高めていただければと存じます(笑い)
是非ご参加を! 実施期間は2019年8年1日~2019年11月30日までです。
*ちょい食べサイズはもちろん、 レギュラーサイズを召し上がった場合でもOKです。
*「食べくらべ」が主眼ですので、同一料理を再度召し上がった場合は、スタンプの追加はありません。悪しからず。
<このキャンペーンを通じて、住吉史彦が皆様にお伝えしたいことは>
肉は「ガッツリ」ばかりが良いのではなく、「ちょい食べ」も楽しく、そして世の中の為(フードロス削減)にもなる、ということです。ご賛同いただける皆様のご来店をお待ちしております。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

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総会

株式会社ちんやは決算日が7月末日なものですから、毎年7月末か8月初に社員総会を開催しています。
それで火曜日の定休日に、この件で皆出社することになっています。
まず衛生の専門家の先生の講習会を聞いた後、
私が経営のことを話し、
その後は店の大掃除をします。
もちろん、お楽しみもないわけではなく掃除の後は、お取引先である、浅草の「ラルース」さんで食事会を開催する予定です。
「ラルース」さんは、ロシア家庭料理のお店。
お取引であると知ってはいても、なかなか食事には行きづらいものですから、皆で行くのが良いだろうという話しになった次第です。
長い一日になりますが、終わればひと段落です。

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間違い予約

福岡中洲のすき焼き屋「ちんや」さんが昨日で閉店したと聞きます。理由は存じません。
弊店とは資本的にも人的にも全く関係ないお店さんでしたが、地元では有名だったらしく、福岡から見えたお客様から、
中洲のお店は、こちらの支店ですか?
と、しばしば聞かれました。
その昔、料理屋の商標に関する認識がユルい時代がありました。屋号が同じでも、商圏が離れていれば実際問題として迷惑になるということが、あまりなかったからです。
中洲さんの屋号も、弊社の商標権をバッチリ侵害していたのですが、ごく最近まで問題になることは、あまりありませんでした。
ところが、スマホの時代になってしまいました。
スマホで検索し、画面の電話番号をクリックすれば、すぐ予約できるようになりましたから、間違い予約電話が急増しました。予約のお客様が見えないので電話をかけてみると、
え? 何言ってるの?!もう店に入っているよ!予約したのに受付の人が分かってなかったよ(怒!)
と言うのです。その方は中洲さんに行きたくてウチに電話してしまい、それで予約が獲れたと思って中洲の店に行ったのです。
間違い予約をされても、その方の電話番号が、固定の092-であれば、こちらも怪しんで、
東京浅草の「ちんや」に御用ですよね?
と確認しますが、今は日本中携帯の090-や080-ですから、怪しむことができません。
そういう事件が頻発しましたので、数年前、中洲さんとは人を介して商標の話しをさせていただきました。
その方々のおかげ様にて、中洲さんとは最後まで紛争を起こすことなく過ごせて感謝しております。
今日から間違いがなくなるのは助かりますが、すき焼き界全体のことを想えば、業界が小さくなるのは寂しいことです。

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柳行李

山口規子さんの写真展「柳行李」を拝見してきました。
山口さんは、私が2016年に単行本『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』を出した時に、ポートレート写真を撮って下さった方です。
この本は、私が浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合うという形の対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指した本でした。当然対談場面の写真が要るわけで、それをお願いした次第です。
登場人物が全員素人で、良い表情など俄かにつくれない中で、あれこれと声をかけて下さり、旦那衆の個性が滲みでる貴重な(?)ショットを撮って下さったと感謝しています。
さて、そんなことで自分が人物を撮っていただきましたし、報道カメラマン時代にたくさん人物を撮った話しを伺っておりましたので、山口さんは人物が得意な方と勝手に思っていたのですが、今回の行李を撮ったお写真も対象に迫る力がなかなかと拝見しました。
多数展示されていたのは、職人さんの手。行李を編んだり、材料を刈り取ったり。そして、それを育んだ豊岡という風土も感じられる写真もありました。
これを観た人の相当数が豊岡を訪ねたくなるでしょうから、なまじの観光写真より集客効果があるでしょう。
皆様も是非お出かけを。
日時: 7月9日(火)〜22日(月) 日曜休、10:30〜18:30(最終日は15:00)
場所: ニコンプラザ新宿THE GALLERY 1+2(新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー28階)
*写真集「柳行李」も販売しています。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

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世界屠畜紀行

今日は投票日。
今年の選挙では浅草に遊説に来た候補が少なかったような気がします。
浅草に行っても、いるのは外人ばかりだよ!
と思われているなら困った事態です。浅草に来た候補が当選することを祈念します。さて最近、
新刊本を紹介する記事を読んでいて「!」 著者名に見覚えがありました。
見覚えがあったのは『ストーカーとの七〇〇日戦争』(文藝春秋)の著者・内澤旬子さん。
私は以前、この方の『世界屠畜紀行』(2007年)を読んだことがあるのでした。
その内澤さんが今回ストーカー被害に遭い、そのルポを書いたとかですので、購入して読んでおりまして、やたらと面白いのですが、このブログは食べものブログであって、ストーカーはあんまり関係ないので、今日は屠畜紀行のことです。
『世界屠畜紀行』は、それまで正面きって描こうとする人が少なかった、屠畜に迫ったルポで、こんなスキマ分野の本なのに15.000部を超えるヒットになりました。その後角川文庫にもなっています。
内澤さんは、これで一気に注目を集めましたし、私も自分と同世代の女性が、屠畜というものを、ここまで描写しているのに驚かされました。
イスラム世界での羊の屠畜方法や、韓国での犬の屠畜、アメリカの超大型牛屠畜工場にも潜入して描き出しています。
東京の屠畜場にも通って、作業員の人と仲良くなってしまい、現代のシステマティックな方法が普及する以前の方法=名人が一人で牛一頭を全部処理する方法を聞き出して描いています。
大した本です。私は、屠畜に関する知識の結構な割合を、この本に依存しています。
例えばハラル肉について、私は専門外ですが、質問された時にある程度答えられるのは、この本を読んだからです。
今回の本でストーカーに興味をもった人が、屠畜にも興味を持つと良いなと思います。
ただし、この『屠畜紀行』は現場ルポでして、屠畜産業や食肉産業への差別意識とか、それを取り巻く社会のことなどは、あまり考察していません。そういうご興味がおあり方には向きませんので、お報せまで。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

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