適サシ肉の日

1週間前の15日は「適サシ肉の日」でした。

2017年に私が「適サシ肉宣言」をした115日が「適サシ肉の日」として日本記念日協会さんから認定されたことをネットにUPしますと、大勢の方からコメントがいただけました。

認定おめでとうございます!!!

素晴らしい。

素晴らしい!おめでとうございます。

認定おめでとうございます。

おめでとうございます。しかし、まだまだ、こんなものでは済みません。もっと、大変なことになると思っています。(笑)

過剰な時代から適度でまともな時代へ変わる瞬間ですね。住吉さんの信念を貫き通す姿をいつも誇りに思います。心から祝福を贈ります。

皆さん、コメントありがとうございました。

ちなみに「制定の由来」は以下の通りです。

20171 15日に、東京浅草の老舗すき焼き店「ちんや」の六代目当主・住吉史彦が、自店で過剰な霜降肉(A5等級)を使うことを止め、「適サシ肉」すわなち適度な霜降の入った肉だけを使うと宣言した。本件は各種メデイアやインターネットで大きな反響を呼び、「A5信仰が終焉した日」として日本の食肉業界・飲食業界に記憶された。なお「適サシ肉」という言葉は住吉による造語で、株式会社ちんやは後にこの言葉を商標として登録した。」

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.886連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

 

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ニッポンの肉2018

本日19時~21時54分 フジテレビ系列で放送される、

「発見!ニッポンの肉2018 ~最新&最強の激ウマ大捜査SP~」にお採り上げいただきます。ありがとうございます。

どうぞ、ご覧くださいませ。(私個人は出ません)

<内容は以下の通りです>

いまニッポンは空前の「肉」ブーム!

究極の名にふさわしい「最強の肉」、一生に一度は食べておきたい「魅惑の肉料理」、グルメサイトや雑誌に載っていない「幻の肉の名店」など、肉という肉を紹介していく唯一無二の“肉バラエティー”がここに誕生!2018年の肉の最新事情が丸わかり!

▼“フォトジェ肉”や“赤毛和牛”など、肉の進化が止まらない!

▼史上最強の肉集団“肉バカ委員会”が推薦する肉がすごすぎる!

▼全国にあまたある肉弁当の中から選んだ“ニッポン5大肉弁当”を徹底解剖!

▼“インスタ映え”はもはや当たり前!最新の“ムービー映え”肉とは!?

▼安くておいしくてボリューム満点!一般開放されている“学食肉”の実態に迫る!

▼ご飯と合う肉はどれだ!?白米が欲しくなる肉選手権、開宴!

▼西岡德馬とバイきんぐが話題の熟成肉を食らう!

▼アキラ100%が大人気肉弁当の工場に突撃取材!

肉、肉、肉、肉にまみれた3時間をぜひご堪能ください。

出演者:

ギャル曽根
吉村崇(平成ノブシコブシ)

 

<これにて「適サシ肉宣言」関連の、これまでのメデイア掲載は以下↓の通りとなりました>

「文春オンライン」2017年2月8日より掲載

日本テレビ「スッキリ!!」2月9日放送

TBSテレビ「白熱ライブビビット」2月10日放送

テレビ朝日「スーパーJチャンネル」2月10日16時50分放送

東京新聞(特報面)2月12日

TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」2月12日10時放送

HBC 北海道放送「今日ドキッ!」2月15日15時44分放送

「肉メディア.com」(インターネット)2月15日、文:松浦達也様

TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」2月16日7時35分放送

産経新聞(生活面)2月21日

日刊ゲンダイ2月24日掲載

「おとなの週末」(雑誌、講談社)2017年3月号掲載

FMえどがわ(84.3MHz)3月2日放送

読売テレビ「そこまで言って委員会」3月12日放送

テレビ朝日「週刊ニュースリーダー」3月25日朝6時放送

TBSテレビ「ぴったんこカン☆カン」3月31日19時56分放送

「ワインホワット!?」(ワイン専門誌)2017年5月号掲載

NHKテレビ「所さん!大変ですよ」4月13日20時15分放送

ブーストマガジン(インターネット)5月12日(前編)、19日(後編)

テレビ東京「和風総本家」5月18日放送

「婦人画報」(雑誌)2017年7月号「世界が恋するWASHOKU」特集

「健康保険」(健康保険組合連合会発行)2017年6月号、文:山本謙治様

「dancyu」2017年8月号、「美味東京」特集

「文芸春秋」2017年8月号、「この人の月間日記」、文:中野信子様

TBSテレビ「テッペン!『友だち+プラス』」8月1日23:56放送

単行本『くらべる値段』、2017年8月18日刊行、東京書籍、著者:おかべたかし様

雑誌「だいごみ」、2017年秋号、「地方創生支援協会」刊行

インターネット「食べたり買ったり作ったり~レストランガイド編集長の日常」(扶桑社、筆者:大木淳夫さま)

BS-TBSテレビ「サタデードキュメント」9月30日午前10時00分放送

雑誌「Hanako」1144号(2017年10月19日刊行)

BSフジテレビ『極皿~食の因数分解』12月9日午後6時00分放送

雑誌「MetroWalker」2017年冬号(東京メトロ)

朝日新聞12月20日夕刊「(あのとき・それから)1944年 和牛の誕生 サシ重視、偏る種牛に危機感も」(文:向笠千恵子様)

インターネット『NEWS ポストセブン』「ブランドや等級に縛られない肉の多様化が定着 好みで選択可」(文:松浦達也さま)12月30日配信

インターネット『Rettyグルメニュース』「平成生まれがゆく「東京名店物語」」(文:山口祐加さま)2018年1月5日配信

雑誌『東京ウォーカー』2018年2月号

読売新聞2018116日夕刊社会面「和牛「脱霜降り」…脂肪抑えた「適サシ」人気 農家赤身多め「健康牛」

夕刊フジ【肉道場入門!】2018116

フジテレビ「発見!ニッポンの肉2018 ~最新&最強の激ウマ大捜査SP~」2018年1月21日19時00分放送

*この他に収録済みで、今後公開されるものが数件あります。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.885連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

 

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高齢化

その日の「ちんや」の高齢者率は、かなり高めでした。

皆さん、寒いのに車椅子に乗っていらして、「適サシ肉」をペロリと食べて下さいます。在り難い。

「店の高齢化」を、私はゼンゼン心配しません。

お年寄りはお孫さんを連れて来て下さるからです。やがてお孫さん達が自腹で来てくれるでしょう。

そういう店内風景を見るのが、私は一番好きかな。

それは1月の、とある日曜日のこと。

日本海側は大雪とかでしたが、浅草は穏やかでした。

追伸

本日1/20発売の雑誌『東京ウォーカー』2018年2月号にお採り上げいただきました。ありがとうございます。

<これにて「適サシ肉宣言」関連の、これまでのメデイア掲載は以下↓の通りとなりました>

「文春オンライン」2月8日より掲載

日本テレビ「スッキリ!!」2月9日放送

TBSテレビ「白熱ライブビビット」2月10日放送

テレビ朝日「スーパーJチャンネル」2月10日16時50分放送

東京新聞(特報面)2月12日

TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」2月12日10時放送

HBC 北海道放送「今日ドキッ!」2月15日15時44分放送

「肉メディア.com」(インターネット)2月15日、文:松浦達也様

TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」2月16日7時35分放送

産経新聞(生活面)2月21日

日刊ゲンダイ2月24日掲載

「おとなの週末」(雑誌、講談社)2017年3月号掲載

FMえどがわ(84.3MHz)3月2日放送

読売テレビ「そこまで言って委員会」3月12日放送

テレビ朝日「週刊ニュースリーダー」3月25日朝6時放送

TBSテレビ「ぴったんこカン☆カン」3月31日19時56分放送

「ワインホワット!?」(ワイン専門誌)2017年5月号掲載

NHKテレビ「所さん!大変ですよ」4月13日20時15分放送

ブーストマガジン(インターネット)5月12日(前編)、19日(後編)

テレビ東京「和風総本家」5月18日放送

「婦人画報」(雑誌)2017年7月号「世界が恋するWASHOKU」特集

「健康保険」(健康保険組合連合会発行)2017年6月号、文:山本謙治様

「dancyu」2017年8月号、「美味東京」特集

「文芸春秋」2017年8月号、「この人の月間日記」、文:中野信子様

TBSテレビ「テッペン!『友だち+プラス』」8月1日23:56放送

単行本『くらべる値段』、2017年8月18日刊行、東京書籍、著者:おかべたかし様

雑誌「だいごみ」、2017年秋号、「地方創生支援協会」刊行

インターネット「食べたり買ったり作ったり~レストランガイド編集長の日常」(扶桑社、筆者:大木淳夫さま)

BS-TBSテレビ「サタデードキュメント」9月30日午前10時00分放送

雑誌「Hanako」1144号(2017年10月19日刊行)

BSフジテレビ『極皿~食の因数分解』12月9日午後6時00分放送

雑誌「MetroWalker」2017年冬号(東京メトロ)

朝日新聞12月20日夕刊「(あのとき・それから)1944年 和牛の誕生 サシ重視、偏る種牛に危機感も」(文:向笠千恵子様)

インターネット『NEWS ポストセブン』「ブランドや等級に縛られない肉の多様化が定着 好みで選択可」(文:松浦達也さま)12月30日配信

インターネット『Rettyグルメニュース』「平成生まれがゆく「東京名店物語」」(文:山口祐加さま)2018年1月5日配信

読売新聞2018116日夕刊社会面「和牛「脱霜降り」…脂肪抑えた「適サシ」人気 農家赤身多め「健康牛」

雑誌『東京ウォーカー』2018年2月号

*この他に収録済みで、今後公開されるものが数件あります。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.884連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

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働き方改革

旧臘2017年は、「働き方改革」「ホワイト化」の年だったと思います。

弊社も12月の火曜・水曜はランチ営業を休止しました。

そしてブラック企業の主役は「ワタミ」さんから「電通」さんになりました。日本を代表する企業「電通」さんがブラックだったということは大きな衝撃でした。

が、私はこの二者を同列に考えるのは良くないと思っています。

「電通」さんは、たしかにブラックでしたが、多くの人を育ててきました。「電通」さんは、多くの人が競って入社したいと望むような会社で、そこでの経験を糧に独立開業した人が大勢います。

だから社員さんはハードな仕事に耐えてきたわけです。有名な料理屋さんでも同じようなことがあります。

もちろん、それを悪用して死ぬまで働かせたり、パワハラ・セクハラをはたらいて良いわけではありませんから、庇うつもりはないです。

が、人を育てず、労働者の体力を消費するだけの会社と同じに考えてはいけない、というのが私の意見です。

今の日本で一番問題なのは「電通的」でないブラック企業だと私は思います。

専門性の高い仕事は、ごく少数の人間が担当し、その他大勢の労働者は兵隊のように使いたおす会社がたくさん在ることが問題だと思います。

外食産業の現場を観てみましょう。

味付けはセントラル・キッチンがします。現場は加熱して、盛り付けるだけ。加熱だって機械がやります。だから現場の人間は、調理について、ほとんど何も学べません。ひたすら使われ、若さを消費されます。

その労働者が疲れ果てて退職した時、さらなる悲劇に遭います。専門性がないから、ロクな再就職が出来ないのです。同じような、体力だけを求めている会社にしか就職できないのです。

その調子で、いったい何歳まで働けるのか。

このような「電通的」でないブラック企業が多数在ることが、私は重大な問題だと思っていますので、ブラック企業の代表=「電通」と考えるべきではないと思うのです。

「電通」さんは軌道修正できると思いますが、存在そのものがブラックで、軌道修正すると存立し得なくなる会社がたくさん在ることが問題です。

結局薬局、問題の本質は「働き方改革」ではなく「育て方改革」だというのが、私の見解です。

 

追伸

明日1/20発売の雑誌『東京ウォーカー』2018年2月号にお採り上げいただきました。ありがとうございます。

<これにて「適サシ肉宣言」関連の、これまでのメデイア掲載は以下↓の通りとなりました>

「文春オンライン」28日より掲載

日本テレビ「スッキリ!!」29日放送

TBSテレビ「白熱ライブビビット」210日放送

テレビ朝日「スーパーJチャンネル」2101650分放送

東京新聞(特報面)212

TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」21210時放送

HBC 北海道放送「今日ドキッ!」2151544分放送

「肉メディア.com(インターネット)215日、文:松浦達也様

TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」216735分放送

産経新聞(生活面)221

日刊ゲンダイ224日掲載

「おとなの週末」(雑誌、講談社)20173月号掲載

FMえどがわ(84.3MHz32日放送

読売テレビ「そこまで言って委員会」312日放送

テレビ朝日「週刊ニュースリーダー」325日朝6時放送

TBSテレビ「ぴったんこカン☆カン」3311956分放送

「ワインホワット!?」(ワイン専門誌)20175月号掲載

NHKテレビ「所さん!大変ですよ」4132015分放送

ブーストマガジン(インターネット)512日(前編)、19日(後編)

テレビ東京「和風総本家」518日放送

「婦人画報」(雑誌)20177月号「世界が恋するWASHOKU」特集

「健康保険」(健康保険組合連合会発行)20176月号、文:山本謙治様

dancyu20178月号、「美味東京」特集

「文芸春秋」20178月号、「この人の月間日記」、文:中野信子様

TBSテレビ「テッペン!『友だち+プラス』」8123:56放送

単行本『くらべる値段』、2017818日刊行、東京書籍、著者:おかべたかし様

雑誌「だいごみ」、2017年秋号、「地方創生支援協会」刊行

インターネット「食べたり買ったり作ったり~レストランガイド編集長の日常」(扶桑社、筆者:大木淳夫さま)

BS-TBSテレビ「サタデードキュメント」930日午前1000分放送

雑誌「Hanako1144号(20171019日刊行)

BSフジテレビ『極皿~食の因数分解』129日午後600分放送

雑誌「MetroWalker2017年冬号(東京メトロ)

朝日新聞1220日夕刊「(あのとき・それから)1944年 和牛の誕生 サシ重視、偏る種牛に危機感も」(文:向笠千恵子様)

インターネット『NEWS ポストセブン』「ブランドや等級に縛られない肉の多様化が定着 好みで選択可」(文:松浦達也さま)1230日配信

インターネット『Rettyグルメニュース』「平成生まれがゆく「東京名店物語」」(文:山口祐加さま)201815日配信

雑誌『東京ウォーカー』2018年2月号

*この他に収録済みで、今後公開されるものが1件あります。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.883連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

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明治150年

新年会とか賀詞交換会とかにまいりますと、挨拶する人全員がオリンピックのことを話すので、いささかウンザリしてきました。その話題に完全に埋もれてしまっていますが、今年は

明治150年です。

政府は記念事業をするそうですが、たぶん本心は改憲とか陛下退位の準備とかに忙しいですよね。

そこで、この件を盛り上げねばと、私は勝手に使命感に燃えてブログに書くことに致しました。

今を遡ること150年前。18681月に明治天皇は「王政復古の大号令」を出し、新政府樹立を宣言しました。新政府は鳥羽・伏見の戦いで旧幕勢力を京都から排除した後、4月には「五箇条の御誓文」で新政府の基本方針を表明しました。

それから110年、中学受験のため日本史を勉強していた私は「五箇条の御誓文」の開明性・先進性に衝撃を受けました。そして、この時代に起源を持つ料理屋の子に生まれたことを誇りに感じました。ええ、マジで。

5世紀に起源を持つ国が、

「旧来の陋習を破り、天地の公道に基づくべし」

とか言っちゃうのはスゴいことですよね。

この受験は成功し、私は、やはりこの時代に起源を持つ学校に入学することになりました。そうしましたら、その学校の創立者・福澤諭吉先生は『肉食之説』という一文まで書いていたというから驚きます。肉食を嫌う者の論は「人の天性を知らず人身の窮理をわきまへざる無学文盲の空論なり。」とまで書いています。これは、ほとんど運命の出会いのように感じました。

そこから40年、今年は明治150年です。

多くの人が明治時代を想い起す年になれば、と思います。

ただし、です。明治の革新性ばかりでなくて、同時に江戸=明治の連続性も評価されると良いと私は思っています。

一見、江戸=明治は断絶しているように見えて、底流でつながっています。江戸時代の日本の良い所が明治になって開花したという風に考えることも出来ると思います。牛鍋が、それ。洋食は、その逆パターンで、まったく新しいものに見えて、実は和の味付けが加えられています。つながっているのです。

江戸的教養が、西洋文明を受け入れる際の基礎になったとも言えます。福澤先生は「演説」「簿記」など多くの言葉を造語しましたが、使ったのは漢文の素養でした。

2018年は、明治が近く感じられるよう、また多面的な評価ができるよう、このブログでも意識して書いてみようと思います。おつきあい下さいまし。

 

追伸、「適サシ肉の日」

日本記念日協会さん公認の記念日に成りました。

昨年私が「適サシ肉宣言」をした1月15日です。お見知りおきを。

「記念日制定の由来」は以下の通りです。

「2017年1 月15日に、東京浅草の老舗すき焼き店「ちんや」の六代目当主・住吉史彦が、自店で過剰な霜降肉(A5等級)を使うことを止め、「適サシ肉」すわなち適度な霜降の入った肉だけを使うと宣言した。本件は各種メデイアやインターネットで大きな反響を呼び、「A5信仰が終焉した日」として日本の食肉業界・飲食業界に記憶された。なお「適サシ肉」という言葉は住吉による造語で、株式会社ちんやは後にこの言葉を商標として登録した。」

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.882連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

Filed under: すき焼きフル・トーク,憧れの明治時代 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

古典芸能・最新形②

年始に、Eテレで邦楽の番組をやっていたので、視ていますと、それは

「すごいぞにっぽん!古典芸能・最新形」という番組でした。邦楽の革新に取り組んでいる方々を特集した番組のようでした。

その内容は、昨日の弊ブログに書きましたが、この番組でそれとは別に私が、

そう!そう!と思ったことがありました。それは、コメンテイターとして出演していた、バレエの草刈民代さんのコメントです。草刈さんは、

伝統の革新に取り組んでいると、伝統の本質に気づく場合があると思います。

とコメントなさっていました。至言と思います。

そして伝統料理にも、同じことが言えると思います。私のカレー卵やヨーグルト卵もそうです。

味や提供方法を変えてみると、旨さの本体が何だったか、そこで分かることがあるのです。遅いぞ、と言われそうですが、そこで初めて分かることがあるのです。

料理の世界を俯瞰しますると、だいたいは、

伝統的=美味しい

と言えます。味って人間存在の根本に繋がっていますからね。

でも、歴史に偶然が付きものであるように、料理の世界にも偶然が作った伝統があります。

例えば、土用の丑の日。

本当は、鰻の旬は冬眠に備えて身に養分を貯える晩秋から初冬にかけての時期で、それに比べて夏のものはベストではないそうですが、平賀源内(あるいは大田南畝)の入れ知恵で、鰻=土用の丑の日となって、それが立派な伝統になりました。

それはそれで結構なのですが、鰻の美味しさの本体を考える場合には、丑の日の件は頭から除外した方が良いということになります。

話しを戻しますが、私は、すき焼きの卵の味を変化させてみて、それで初めて、そうした変化に動じない肉の味の本体を認識することになりました。

それで、2017115日の「適サシ肉宣言」には、卵の件が付いているのです。

あれから一年。

そういうわけで、今日は日本全国

「適サシ肉の日」です(笑い)

「日本記念日協会」さんにも認定していただきました。

ちなみに「制定の由来」は、

「20171 15日に、東京浅草の老舗すき焼き店「ちんや」の六代目当主・住吉史彦が、自店で過剰な霜降肉(A5等級)を使うことを止め、「適サシ肉」すわなち適度な霜降の入った肉だけを使うと宣言した。本件は各種メデイアやインターネットで大きな反響を呼び、「A5信仰が終焉した日」として日本の食肉業界・飲食業界に記憶された。なお「適サシ肉」という言葉は住吉による造語で、株式会社ちんやは後にこの言葉を商標として登録した。」

 

まだまだ、この件で怒涛の日々は続きそうです。

 

追伸

インターネットの『Rettyグルメニュース』「平成生まれがゆく「東京名店物語」」にお採り上げいただきました。

文は平成生まれの山口祐加さん。若い方が老舗店に関心を持って下さるのは、嬉しいですね。是非ご覧ください。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.879連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

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薬味

旧臘2017年の前半は、ひたすら「適サシ」一辺倒でしたが、年末に入りまして「変わりタマゴ」の件も話題にしてもらえるようになりました。

例えば129日放送の『極皿~食の因数分解』(BSフジ)もそうでした。この放送の中で、「かっこいいスキヤキ」「孤独のグルメ」の原作者・久住昌之さんが、「ちんや」のカレーたまご、ヨーグルトたまごを面白がって下さって、「ありだね!」と言って下さいました。

それで、というわけではないのですが、久住さんの「食い意地クン」(新潮文庫)を再度読んでみたら、新たな発見がありました。

その発見があったのは「納豆」の章です。

ラーメン、とんかつのイメージが強い久住さんですが、納豆もお好きで、

「納豆のおいしさがわからないなんて、日本語が通じないようなものだ」とまで書いています。

そして私が面白いと思ったのは、ここから薬味の話しに入っていく点です。

久住さんがお好きな薬味は、

刻みネギ

大根おろし

練りカラシ

削り節

そもそも旨味の濃い納豆に対して、

刻みネギ、大根おろしは苦みを加える行為です。

練りカラシは辛みを加える行為です。

削り節は、他の旨味を加える行為です。

そして、この他の薬味については、

「刻んだお新香を入れる人、海苔や青海苔を入れる人、梅干しをちぎって入れる人、それそれに「はいはいご苦労様」とほほ笑んでうなずいて労をねぎらいたい。おいしいのは知っている。もちろん経験はある。あれ、いいよね。どうぞどうぞ。」と書かれています。

この感覚がおありだからこそ、カレーたまご、ヨーグルトたまごも「ありだね!」だったのだと思います。

納豆にお新香とは、納豆菌が作った旨味に、乳酸発酵した野菜を加える行為であり、

すき焼きにヨーグルトとは、熟成によって出来た旨味に、乳酸発酵した牛乳を加える行為であって、驚くほど似ています。

収録前、ラーメン・とんかつの久住さんが、カレーたまご、ヨーグルトたまごをどう思うか、私には多少の不安があったですが、この「納豆」をしっかり読んでいれば、その不安は持つ必要がまったくなかったということになりますね。不勉強でした。

これまで薬味とはあまり御縁がなく過ごしてきた私ですが、2018年は、薬味=変わりたまごにも目配りする年にしようと思います。

引き続き、よろしくお願い申し上げます。

 

追伸

インターネットの『Rettyグルメニュース』「平成生まれがゆく「東京名店物語」」にお採り上げいただきました。

文は平成生まれの山口祐加さん。若い方が老舗店に関心を持って下さるのは、嬉しいですね。是非ご覧ください。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.873連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

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パクチーと春菊とトマトが苦手

春菊が苦手だったんですか、星野監督。

この世代の野球人には、すき焼きの話題が付きものですが、

星野仙一監督もそうだったと亡くなってから知りました。

監督の主治医だった松本クリニック院長の松本浩彦医師がスポーツ紙「デイリー」に語ったところでは、

「皆でスキヤキ囲もうものなら、席から立ち上がり最後まで菜箸を放さないお奉行さま」

「食い道楽のくせにパクチーと春菊とトマトが苦手」

「タンしゃぶ」も大好きで、その具は牛タンの薄切りとレタスだけ。昆布ダシでさっとゆでて、おろしポン酢で食す。薬味はネギと一味。

七味をかけようとすると「バカ野郎ッ」が飛んで来たとか。

監督最後の正月に松本医師は、

「娘の所で孫たちと“タンしゃぶ”をやるから上物のタンを仕入れてくれと。(中略)親分の頼みとあれば最優先。探し回ってその日のうちに2キロばかり自宅までお届け。」したんだとか。

すき焼き、しゃぶしゃぶを愛した野球人が、また一人この世を去りました。

悲しいですね。合掌。

追伸

インターネットの『Rettyグルメニュース』「平成生まれがゆく「東京名店物語」」にお採り上げいただきました。

文は平成生まれの山口祐加さん。若い方が老舗店に関心を持って下さるのは、嬉しいですね。是非ご覧ください。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.872連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

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大晦日

大晦日は肉屋の最繁忙日です。

すき焼き屋の座敷に上がってすき焼きを食べるのではなく、自宅で家族とすき焼きを食べる人が多い日です。

「ちんや」の精肉売店には長蛇の列が出来ますし、クックパッドでは年間で最も「すきやき」の検索数が上がるのが大晦日だそうな。

いったい日本人は、なぜ・いつから大晦日にすき焼きを食べるようになったのでしょう。

理由として、思いつくのは、

・おせち造りや掃除に忙しく、大晦日当日の料理は手を抜きたいから

・家族が集まっているので、鍋を囲みたいから

・「御馳走感」があるから

でしょう。

「鍋」「御馳走感」から、カニ鍋を食べる地方もあるようです。北海道や日本海側です。

「手を抜きたいから」という理由で、簡単なカレーだったり、なんと宅配ピザで済ます家庭もあるとか。しかし、これは流石に手を抜き過ぎで、全体を観ますると、すき焼きが主流でしょう。大晦日=すき焼きという習慣は、広く北海道から沖縄にまで及んでいるそうです。

面白いのは名古屋です。名古屋では鶏肉のすき焼きのことを「ひきずり鍋」「ひきずり」と言います。鍋の中で肉をひきずるからですが、その「ひきずり」を大晦日に食べるそうです。

大晦日は、肉を鍋でひきずり倒して、嫌なことを来年にひきずらないようにしよう!という験担ぎなんだそうです。面白い発想ですね。

ここで気になるのは、こうした習慣がいつ成立したか、です。

そもそもですが、おせち料理の歴史を紐解けば、おせちは新年を迎える料理として、大晦日の夜に食べるのが一般的な慣わしでした。大晦日の太陽が沈んだら、もうその年は終わった、という感覚だったので、そのタイミングで食べたのです。

しかし時計の普及が、この感覚が失わせました。

今は浅草寺の、百八つの鐘撞きでも秒針に合わせてカウントダウンをしますが、時というものを、そういう風に捉えるようになってから、おせち=年が明けてから、になったと思われます。

今でも大晦日におせちを食べてしまう地方がありますが、それが実は伝統的なのです。

ここで大晦日に空白が出来てしまいました。

その空白を埋めたのが、蕎麦とすき焼きでした。

蕎麦業界は「年越し蕎麦」という名前まで付けました。江戸時代からやっていたわけではないのに、さも伝統ありげな感じに聞こえて上手いですな。

「年越し蕎麦」=日本のしきたりと思っている人が多いですが、そんなに古い習慣ではないのです。本来は大晦日=おせちでした。

そして、蕎麦の対抗馬がすき焼きでした。「年越し蕎麦」というような、上手いネーミングがないので、目立っていませんが、多くの人に支持されています。

風が吹けば桶屋が儲かり、時計が売れれば肉屋が儲かったのです(笑い)

しかし、この習慣も、今曲がり角に来ています。

家庭の主婦がおせちを造らなくなったからです。今はコンビニでも通販でも買えますからね。

おせち自体の中身も、単なる高級弁当と化し、縁起や由来よりもゴージャス感が全面に出て来ました。肉が満載の「おせち」もあります。弁当を売り込むのに肉は不可欠ですからね。

こうなると、もうカギ括弧付きの自称「おせち」ですな。

と、なると、大晦日は、胃を休めたい感じですねえ。すき焼きはどうなるのでしょう。宅配ピザにとって代わられるのでしょうか。

いやいや、そうは行きません。

すき焼きが「おせち」を圧倒すれば良いのです(笑い)

まずは、ネーミングからですね。

「年越しすき焼き!」

いやいや、パクりはNGです。

「みそかすき焼き!」

そのまんま、過ぎるかなあ。

どなたか考えて下さい。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.868連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

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食べたり買ったり作ったり

扶桑社さんが運営しているサイト「日本全国お取り寄せ手帖」に、

大木淳夫さんが「食べたり買ったり作ったり~レストランガイド編集長の日常」さんという連載をしておられます。

大木さんは1965年東京生まれ。(同い年ですな)

ぴあ㈱メディア・クリエイティブ局チーフプロデューサーを経て、『東京最高のレストラン』の編集長を2001年の創刊より務めておいでです。

その連載「レストランガイド編集長の日常」に、旧臘のことですが、「ちんや」のことを採り上げて下さいました。

「下町の名店、浅草「ちんや」さん。創業は明治13年。現在の6代目は「適サシ肉宣言」などで注目を集める住吉史彦氏。伝統を守りながらも革新を追求する姿勢が注目を集めている。最近は、すき焼きの生卵に工夫を凝らしていて、味が飽きてしまわないようにと、2個目からヨーグルト入り、カレーオイル入りを選べるようになっている。これが味のアクセントとしてとても楽しい。野菜との相性も抜群。肉の質などトータルで考え抜かれたすき焼きは、食後感がまったく重くない。浅草の友人に聞くと、ハレの日や、大事な会合でよく利用される店とのこと。こういう店がある街はいい。」

弊店以外にも根岸の洋食店「香味屋」さんとか、山ノ手の今時な店ばかりでなく、下町テイストの店も採り上げて下さっていて、在り難いことだと思います。

山ノ手の今時な店は、年末年始お休みですからね、こちらサイドへお越しいただいたら良いと思います。

「ちんや」は2日から謹んで営業させていただきいております。

 

「レストランガイド編集長の日常」は、こちらです。ご覧ください。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.867連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

 

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