シャイな男たち
久しぶりに「すき焼き思い出ストーリー」のサイトに投稿がありました。
お題は『シャイな男たち』。
まんぼうさん(東京都 43歳)から頂いた投稿です。
「思い出ストーリー」は圧倒的に、ご家族の思い出に関する話しが多いのですが、この話しは職場の送別会の話しでした。
これも思い出深いストーリーですので、ここに転載しました。是非お読みください。
<以下本文>
11年前、浅草のシンボル的な会社に派遣社員として勤めていた私は、会社の都合で退職をすることになりました。
部署の方々は、全員男性で普段あまり話さない方々。ひそかに「私嫌われているのかな~」なんて思っていたのですが、皆さんがちんやさんで私のために送別会を開いてくださると聞いた時はびっくりしました。理系の方々で単にシャイなだけだったみたいなんです。
美味しいお酒やすき焼きを囲んで、和やかなムードになったようで、皆さん、会社にいらっしゃる時とは別人のようにいろいろと話しかけてくださり、とっても優しい方々だとわかりました。私も人見知りをするほうだったので、勇気を出して私から話しかければよかったと後悔。
ちんやさんの優しいすきやきの味と部署の皆さんの優しさにポロポロと涙が出てしまいました。
私が会社を去る日、部署の皆さんは正社員の方が異動するときと同じように、全員でエレベーターまで見送ってくれました。
あれから11年。皆さんどうしていらっしゃるかな~と懐かしく思い出します。
あの時の皆さんと一緒にまたちんやさんでいろいろなお話ができたらいいな・・・
<ご投稿ありがとうございました。こういう話しこそが店の財産だと思っています。>
追伸①
単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。
21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。
時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。
くわしくはこちら↓です。
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.244日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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