甘くないトマト
さて皆さん、おいしい味とはどういう味ですか。
糖度□□%のイチゴとか、
糖度△△%のトマトとか、
よく見かけますが、あれっておいしいですかね。
まあ、お子さんにとっては、おいしいことはおいしいでしょうが、あれがベストですかね。
実は先日、東京会館の中の和食「八千代」で会食する機会があったのですが、食事しておりますと、板長の鈴木直登さんが厨房から出ていらして、
住吉さん、これね、甘くないトマトなんですけどね、お好きでしたよね?
そりゃあ勿論、ユア・ウエルカムですよ。甘いトマトは、もう沢山!と思ってたところです。
その一皿は、完全に生野菜だけの一皿で、それに特製の塩をふるだけなのですが、実に結構な体験でした。
最近では、東京都料理業組合が主催する産直食材試食会に参加しても同じような考えで仕入れをする方増えて来ているように見えます。産直なので、中間業者の思惑が入らず、ストレートに現場の意見が反映されやすく、良い取り組みと思います。
で、話は戻りますが、糖度△△%のトマトはおいしいトマトですか。
よくよく考えますと、
おいしさを伝えやすい味、あるいは、
おいしさを強調しやすい味、
と考えるのが正確ではないでしょうか。
情報が溢れている現代社会では、たしかに目立って南畝イヤ目立ってナンボですから、こういう方向に行くのだと思います。
行政が主導して品種改良をすると、なんだか、こういう方向に進むことが多いような気がします、まあ、偏見ですけどね。
じゃあ、住吉がおいしいと思う味って、どういう味なんだ、って?
それはですねえ、ヒジョーに単純明快ですよ。それは、
「複雑な味」(笑い)
追伸①
「浅草法人会」さんの主催で講演会をさせていただくことになりました。
<演題>すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に
<日時>7月2日(火曜)17時受付開始⇒17時30分~19時頃まで
<場所>浅草文化観光センター5階(台東区雷門2-18-9)
<定員>60名様(早めにお申し込み下さい)
<参加資格>どなたでも(=浅草法人会会員でなくても)参加できます。
<参加費>なんと、無料。
*参加の手続きはこちらです。
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.179日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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