すき焼きパーテイー
私は、昭和40(1965)年生まれなので、40歳代も半ばに入りました。気は若いつもりですが、年は争えません。最近世代の違う方との間に、ギャップを感じることがあります。特に、ギャップを感じるのは、日本語の使い方、口のきき方です。
先日も、予約の電話を取り、営業時間の話しになったので、「夜9時半で閉店させていただきます」と、その若い方(男性)に申し上げると、
「え? っていうことは、9時半で店を閉めちゃう的な感じですか?」
こういう口のきき方を聞くと、ムカっとくるんです、ワタクシ。40歳代も半ばに入ってるもんですから。そこで、
「閉めちゃう的な感じ、じゃあございませんで、閉めます! 夜9時半には!」と断然申し上げると、その若い方は、
「じゃ、いいです。やめます!(ガチャン)」だって。
「時間のことは知りませんでしたので、そういうことなら、もう一回検討します」くらいのことは言えないのかね、けっ。と悪態を吐きつつ、でも、口のきき方が変でも、お客様はお客様だからなあ、と反省の気持ちも、まあ、有ります、3分の1くらいは。
しばらく前ですが、もっと変な予約もありました。やはり若い男性ですが、
「すき焼きパーテイーの予約なんですが」
⇒「はい、(パーテイーと言うからには30人位かな、と期待しつつ)何名様でしょう?」
⇒「4人です!」
よ、4人で「パーテイー」ですか・・・
4と言えば、1の次の、その次の、すぐその次の数字ですよね。
この電話以来、我が家の、私とヨメだけの夜食のことも、「パーテイー」と言うようになりました。
「今日のパーテイーは何が食えるの?」
「アボガドがあるから、アボガドのレモン醤油と白ワインかしら」
そういう経緯ですので、「ヨメと二人でパーテイー」と申しておりますが、それは夫婦ラブラブだからというわけではありません、じゃなくて、ラブラブです、はい、間違いありません。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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