キュラソーと野球
いやあ、盛り上がりましたねえ、WBC!
と、毎度のことですが、スポーツには周回遅れで関心を持った私でした。
で、いつもの浅草のバーに行き、キュラソーを注文してみました。
そう、あのWBCオランダ代表の、黒人選手達の故郷・キュラソー島のオレンジを使った酒です。ラム酒をベースにオレンジの皮を漬けた酒の名がキュラソー酒で、島の特産になっています。
と、知ったかぶりをして書きましたが、キュラソー酒は知っていても、このカリブ海の島がオランダ領だとは知らなかった人が多いのではないでしょうか。
私もそうです。迂闊でした。
聞けば、この島は1499年にフィレンツェの人アメリゴ・ヴェスプッチによって発見されたそうです。やがてスペインが支配権を握り、先住民を奴隷として連行して、ほぼ絶滅させてしまった、とか。
ひええ、ですね。
その後、1634年にオランダ艦隊が島を占領、スペイン人を退去させました。
次いでオランダ西インド会社が、港の建設やプランテーション経営のためにアフリカから黒人奴隷を導入。WBCの選手達は、その子孫なのです。
私は夜の浅草を盛り上げる立場ですので、話題づくりを兼ねてキュラソーを飲みに行きましたが、酒の味は、この島の苦い歴史とは対照的に、やたらと甘いものでした。
その他にも、今回のWBCには苦い麺がありましたねイヤ苦い面がありましたね。
日本=台湾戦の時に日本の応援団が、震災時の支援に感謝するメッセージを掲げ、それに応えて台湾側が尖閣プラカードの掲示を控えたことは素晴らしかったと思います。
しかし、その台湾応援団も韓国のことは口を極めて罵っていました。メデイアをも巻き込んでの応酬劇は世界中に報道されてしまいました。みっともないです。
台湾のボール・ガールが可愛い過ぎる!
とネットで話題になりましたので、私も当然動画を見ましたが、韓国国旗をカメラの前でぐしゃぐしゃに丸めてみせていたのでゲンナリでした。私は、ああいう女性は趣味でありません。
またカナダ=メキシコ戦では、選手同士の乱闘まで起きてしまいました。みっともないです。
そんな中で日本チームや日本応援団に、そういう話しが無かったのは誇りに思います。
それどころか、準決勝敗退後に日本チームの監督・コーチ・選手がグラウンドで整列しお辞儀をした光景が、「ファンや対戦相手への敬意」「スポーツマンシップを見せた」と評判でした。
その動画はWBC公式サイトでも紹介され、そこには、
Japan’s show of sportsmanship
After the final out of its loss to Puerto Rico, the Japanese team heads out onto the field to bow in respect to fans, opponents.
と書かれていました。
最初の頃の調整試合では、在来の日本球団に大負けしたりしたので、私を含めた多くの人が、
今年はダメだ!
と、いったん見放したと思いますが、実に申し訳ないことをしたものです。
あの最初の頃は、選手も監督も関係者もさぞお辛かったろうと思います。あらためて日本チームに敬意を表したいと思います。
ここで、話しは少し飛ぶのですが・・・
<この話しは長いので明日に続きます>
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本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.113日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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