馬肉食

イギリスとアイルランドで「牛ひき肉」と称して売られていた肉に、馬肉が混入していたという事件が報道されました。複数の大手スーパーが関与していたとか。

ああ、泰西のお国でも食品偽装は在るのねえ~

と、いう程度に、この事件を軽く捉えてはいけないようです。

馬肉を売ってしまった、スーパー・テスコ社の株は暴落し、時価総額にして430億円が一日で下落したのですが、その位の衝撃力があったのは、イギリス・アイルランドが馬肉食を忌避する社会だからです。

私も今回初めて正確に知ったのですが、イギリス・アイルランド、それにアメリカ・イスラエルでは馬肉食はタブー視されているそうです。

特にアメリカでは厳しく忌避されていて、動物愛護団体が馬を食肉処理する会社に猛厚誼イヤ猛抗議を展開しているようです。

フランス人は食べるんですけどね。

最近はあまり見かけませんが、馬肉のユッケのような生肉料理「タルタルステーキ」が、以前はレストランのメニューに普通に載っていました。

結構チャレンジ精神があった子供時代の私も、「タルタルステーキ」を勇んで注文したことがあります。最近は食中毒防止の観点から「タルタル」を食べることは難しくなりましたから、今は「思い出の中だけのメニュー」ですね。

だいだい、なんで食べないの? と考えても無駄ですよね、たぶん。

イギリスはダービーの祖国だからかなあ、日本でも競馬関係の人は馬肉を食べないし・・・とか想像しますが、フランス人は馬に親しんでいないかというと、そうでもなく、以前フランスは騎兵隊が強い国として知られていました。ナポレオンが騎兵を使うのが上手だったからですね。

『坂の上の雲』の主役・秋山大将は騎兵隊の司令官でしたが、その留学先もフランスでした。

秋山大将は桜鍋を食べたんでしょうか・・・

ともあれ、実際問題として、食のタブーに問答は無用です。

アメリカ人の友達が来日して、何か食事を御馳走することになったら、馬肉は絶対に避けないといけません。

皆さんも御注意在れ。

追伸①

藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

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追伸②

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 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は336人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.078日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:01 AM
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