クリスマスケーキ
年始なのに、またまたクリスマスの話しです。
この日「人形町今半」のT社長の御自宅に、滅茶滅茶に破壊されたケーキが届いたそうです。宅配便の業者が乱暴で、「配達中に三回はぶつけたな」と言う状況だったそうな。
この件について、Tさんは「夕方取り替えに来たけど、宅急便でケーキを送るのは大変ですね。宅急便業者も大変です。」とコメントし、それで皆から称賛されました。
「尊敬しました!!普通だったら、こんな状態でこのやろうとか、どうなってるの?とか、ネガティブなこと書いちゃいそうですけど、業者さんも大変なのは確かですし、怒っても、もうそれは、なおりませんしね! 物事の捉え方について勉強させてもらいました(^^)」
「やはり飲食業としての学びですね」
という具合でした。
Tさんは自分が荷主で、しかも、おせち弁当という壊れやすいものを、ごく短期間に集中して出荷する立場なので、ケーキ配達業者の立場が容易に想像でき、それで自然に「大変ですね」というコメントが出来たのだと思います。
でも、そういう発想の無い方の場合、自然な反応は「馬鹿野郎」「ふざけんな」でしょう。
お子さんがケーキをとても楽しみにしていた場合、親としてカーっと来る可能性はありますね。「どうしてくれるんだ」と言いたくもなります。
「どうして」と騒いだって取り替えるしかないですけどね。
私はケーキとか、おせちとか、そういうヤヤコシい物は出荷しませんから、Tさんほど業者に同情的ではありませんが、それでも極端な繁忙期がある人の大変さは、分かるつもりです。
なにしろ、浅草で商売していますのでね。
ケーキ業界のクリスマスに匹敵し、チョコ業界のバレンタインに匹敵する、「浅草の正月」を毎年経験させていただいています。
今年は、大震災を受けてスタッフ数を最小限にしていましたので、本当に心配でした。
なんとか六日まで凌ぎ、今日で七日です。
ここまで観音様の御加護があったことに、心から感謝したいと思います。
メリー・クリスマス! いや、間違えた、
南無観世音菩薩。
追伸①
本日は大相撲東京場所の、初日の前日ですので、「呼び出し衆」の皆さんが、興業の宣伝のため「ちんや」を訪問されます。通称「触れ太鼓」です。大広間へお通しして、食事中のお客様にも見ていただきます。
追伸②
本日1/7に浅草7丁目の「待乳山聖天」で「大根祭り」が開催されます。
御本尊の聖天様にお供えされた大根が、フロふき大根に調理されて、御神酒と共に参詣客に振るまわれます。毎年1/7の恒例行事です。
また今回は、近くの聖天公園でフリーマーケットもあります。福島県や宮城県の被災地物産展が開催されますので、是非皆さん、お出かけ下さい。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて677日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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