人材育成入門Part3
二条彪先生の「台東区若手経営者サポートセミナー」第四講を受けました。
今回のテーマは「人材採用・人材育成入門Part3」で、内容は主に「突発退職などの退職事情を改善する」でした。
突発退職が発生⇒手不足になる⇒緊急募集⇒良くない人材でも、やむなく採用してしまう⇒入社後に不始末をしでかす⇒懲戒突発退職が発生⇒手不足になる⇒・・・
が中小企業の、大きな課題であることは明らかです。
講師の二条先生自身も、前職の社長時代には、この悪循環に陥っておられた、だからこそセミナー受講生には、このことで失敗してほしくない、という強い気持ちが伝わってくる講習でした。それだけにヒジョーに耳が痛いです。
先生いわく、突発退職がまかり通るのは、そういう気風が、その会社に出来ているからで、その気風を造ったのは社長自身だ、ということです。「抜ければまた補充すればいいや」という社長の安易な発想が、全員に伝わってしまい、そういう気風になるのだ、と思うべきなのです。
かなり、耳が痛いです。
同じ飲食店でも、しっかりやっておられる所があります。「ちんや」の2軒隣りの「ときわ食堂」さんは、「通年いつでも採用」でなく「計画採用」です。
辞めちまった!⇒補充!
ではなく、年に一度だけ新卒の新人を入れます。
だから、その新人が定着しなかった場合、翌年まで補充は無し!です。だから辞めにくいです。
大企業では、それが普通ですが、小規模の店の場合、この手不足はとても痛いと想像できます。それでも、この方式を続けておられます。
片や、「ちんや」では、どうも皆が一年中、正月の手数の心配をしています。
今の手数では正月を乗り切れない!
という心配を一年中心配していて⇒急いで補充せねば!という循環になっています。
正月の忙しさなんて、たかだか1週間くらいのことなんですけどね、心配でしかたがないようです。この発想から抜けないと!
「入社後に不始末」は、御蔭様で弊店の場合は、今のところ無いのですが、今の調子を続けていると、いずれ事件に遭わないともかぎりません。
同席した受講生の皆さんの会社で、随分不祥事が起きているを知り、衝撃を受けました。弊店も気を引き締めないといけませんね。
桑原、桑原。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて606日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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