味噌漬けすることを応援し隊
「ちんや」は、味噌漬けすることを応援したいと考えています。
はあ?「味噌漬けする」「ことを応援」だって?
そうです。そのために、精肉売店で「味噌漬け用の味噌」を売り出し、お客様がご自分で、肉の味噌漬けを漬けることができるようにします。
味噌漬けした肉は既に売っているのに、なんでまた、さらに「味噌漬け用の味噌」を売るのか、ですが、それは「味噌漬けを漬ける」という体験そのものを楽しんでいただきたいからです。
例えば、お子様の食育の一環で、味噌漬け体験をさせてみたら、どうでしょう。
お子様と料理を一緒に作るのも悪くはないですが、すぐ終わってしまいますよね。味噌漬けなら、時間がかかるわけなので、その間ずーっと楽しみにしていることができます。
お子さんの誕生日に味噌から取り出して食べたら、誕生日が二重に楽しくなると思います。
もちろん、大人の方にも挑戦していただきたいです。
舌が肥えた方の中には、店で売っている既成の味噌漬けの味を、少し変えてみたい、という人がいるかもしれません。味噌の配合の割りを変えて、自分の舌にジャストフィットする漬け方をするのも、一つの楽しみと思います。
また既製品と違う部位で作ってみたい、という方がいてもおかしくありません。
味噌漬けの最中に、脂身が酸化するとよろしくないので、味噌漬けには、霜降り肉より赤身肉が良く、主にモモなどが使われますが、フィレであっても、やはり赤身ですので良いかもしれません。既成品では、値段的にフィレは使えませんが、グルメな大人がチャレンジしてくれたら面白いことになります。
少し前の、阿部寛さんが主演したテレビドラマ「結婚できない男」では、主役の、高収入でイケメンなのに結婚できない男(=阿部寛さん)が、ひとり自宅で手巻き寿司を作るシーンがあって笑えましたが、手巻き寿司でなくて味噌漬けなら、もっと「結婚できない感」がリアルだったと思います。
勿論、一人でそういうことが可能なように、手引き書も付けて売ります。味噌本体より、その手引き書の方に価値があると言っても良いと思います。10月半ばには登場予定です。
自称「わが町のアベカン」の皆さん、一人で味噌漬けしてみませんか。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて575連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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