安愚楽牧場
「すきや連」のメンバーである、@toriyama_wataru(鳥山ワタル)さんがツイッターで、和牛投資商法の「安愚楽牧場」の倒産について、あれこれツイートしておられます。
その中で、あるブログのことを「ごもっとも〜。けど、日本文化=和牛の発展のためとか、安全な食肉流通のためといった想いから出資した人もいるでしょうねぇ。」と評しておられたので、私も、そのブログを読んでみました。
そのブログは、金融関係の方が書いた、アグラについてのブログでした。
アグラを金融業として観た場合の怪しさを列記した上で、一見してお粗末な投資商品なのに被害額が大きすぎてショックを受けた、と書いておられました。
さらには、学生対象に「最低レベルの、お金の教育」をした方が良い、と結んでいました。
こういう事件が起こると、必ず、
・騙される方がアホだ。
・日本人って、なんで、こんなに金融の知識がないんだ?
と、おっしゃる方がいますが、まあ、そのブログも、そうした類でした。
要するに、こんなに怪しいのに、なんで、こんなに大勢ひっ架かったんだ?ガキ以下だ!というわけです。
それに対する、@toriyama_wataruさんのコメントが、
「ごもっとも〜。けど、日本文化=和牛の発展のためとか、安全な食肉流通のためといった想いから出資した人もいるでしょうねぇ。」だったのです。
私も、そういう面はあったと思っています。
たいてい会社のパンフレットには、素晴らしい経営理念が書いてありますが、たしかアグラ牧場も、「ふるさとを持たない都会人が、牛のオーナーになることで、地方の牧場を訪ねるようになり、そこに新たなふるさとを見つける」とか言っていたと思います。そう願って投資した人もいると思います。
純粋の金融商品なら、買う側も純粋にカネの話しとして考えるでしょうが、アグラは違いましたので、パンフに書いてある理念に共鳴した人もいたはずです。アグラが、本当に心底、その理念の下に運営されていたかは確認できないので、ここでは書きませんが、信じた人もいると思います。
食べ物というのは、そのように情緒的ベネフィットを誘うものです。金融商品にしてはいけないのに、してしまった為、金融の知識がない人が買ってしまったのではないか、と思います。
だからこそ、私が疑問に思いますのは・・・
そもそも食品産業を、あそこまで他人資本ばかりで経営して良いものなのか、という点です。
私は要規制と思っていましたし、そうして来なかった立法府について「何してたの?」と思っています。畜産関係の票をもらっていた議員さんが、畜産の世界でのアグラの評判について、ご存じなかったとは信じがたいです。
議席に胡坐をかいていた・・・のですかね。
座布団、取り上げて! 住吉君から。
追伸①
弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししています。汚染エサを与えていないことが確認されていますのでので、安心して国産牛を召し上がっていただくことができます。
追伸②
「ゆかたdeプレゼント」を実施しています。ゆかた姿で弊店に見えた方に、東北・茨城の冷酒1本(300ml)を差し上げます!(お座敷で、料理1人前を召し上がる方に限り)
弊店以外の台東区の御店でも、同様のプレゼントが。そちらは、8月13日(土)から28日(日)まで実施予定です。
追伸③
今月の昼時より「四分の三すき焼き」を始めました。
ご昼食セット(4.300円)の、お肉とご飯の分量を四分の三人前にできます。価格は3.800円です。満腹するまで食べたくはないが、おいしい肉を少し食べたい、という時に、どうぞ御利用を。
追伸④
地下1階カウンターレストラン「ちんや亭」でも、「ちんや」座敷と同等の、霜降り肉すき焼きを召し上がれるようにしました。
「旨い肉を食べたいが、記念日でもないし、座敷に上がるのは億劫だ」というお客様、あるいは御一人様のお客様、是非ご利用を。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて539連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。
Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。
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