うなぎゅう

ファーストフード・チェーンが「うなぎゅう」を発売してから何年経ちますでしょうか。

最初そのテレビCMを視た時私は、

日本の食文化を破壊する気か!

と憤ったものでした。

料理の種類ごとに専門店が分立していることが、日本の食文化の質を高めていると信じていたので、そう私は感じたのですが、その後も「うなぎゅう」は、毎年この時季に発売されています。つまり国民は受け入れているということ。

では、食べてみなくては・・・

と思って、ここ2~3年は毎年食べています。

文化の破壊云々という観点は置いて、果たして美味しいのか、という観点で。

そもそも似たような特性を持つ動物性の食材2点を、似た様な味付けで食べるのは宜しいのでしょうか。That is the question.

ところが実際に食してみますと「似たような特性」「似た様な味付け」ではないかもしれません。

牛肉はかなり薄くカットされていて、それを冷凍したり加熱したりしている内に脂っこさが抜けています。そして味付けも、鰻ほど甘くないです。

試みに、山椒が付いていますから、牛肉に振りかけてみて下さい。山椒は不要と感じることと思います。脂っこくも甘くもないからです。

結局、単なる2点の具材の「一緒盛り丼」が、この商品の正体であると把握できます。

来年からは、無理して食べるのは止めようかなと思いつつあります。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.534本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 1:40 PM
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